2月 282005
 

図書館で,「ちょっと気になる!他人の給料」という本を見付けたので,ザッと目を通してみた.46種類の業界について,東証一部上場企業の中から知名度の高そうな代表的な企業を5〜10社選択し,平均年収のランキングを示している.その他に,初任給や財務データも示されている.まあ,データ自体は四季報等で簡単に入手できるものばかりなので,この本にそれほど価値があるわけではない.しかし,業界間や業界内の給料格差を一目で把握できてしまうというのは,なかなか面白い.

さて,とにかく最初に言っておきたいことがある.それは,46種類もの業界について記載されているにもかかわらず,化学産業(石油やエンジも含めて)が全く無視されていることだ.20年以上増収増益という驚異的な実績を残している花王のデータもない.財閥系化学会社のデータも当然ない.化学産業って,それほどまでにマイナーな存在なのだと痛感させられた...

平均年収の比較とは言っても,平均年齢がバラバラなので,そのまま比較することに大きな意味はない.そのことを理解した上で,いくつかのデータを紹介しよう.

まず,記載されている約280社の中で,平均年収トップはフジテレビの1497万円だ.テレビ業界は軒並み1300万円を超えており,改めて給料の高さを認識した.三井物産の1201万円を筆頭に,商事業界の平均年収も軒並み1000万円を超えて高額だ.続いて,野村HDの1194万円を筆頭とする投資業界.さらに,東京三菱の1189万円を筆頭とする銀行業界と続く.日本経済をガタガタにした諸悪の根源である銀行は,不良債権を抱え,税金を投入してもらい,給与カットなどをしても,まだまだ高水準だということがわかる.

その他,有名な企業では,トヨタ自動車が805万円,セブンイレブンが616万円,JALが999万円,伊勢丹が686万円,任天堂が831万円,吉本興業が652万円,ソニーが887万円など.

驚いたのは,ファーストフード業界だ.トップのマクドナルドが1055万円であるのに対して,2位のモスフードが544万円と,なんと2倍近い格差がある.マクドナルド,恐るべし.ちなみに,記載されていた企業の中で最下位はキャンドゥの301万円.ただし,キャンドゥの平均年齢は27歳と非常に若いことを付け加えておく.


補足(2005年12月4日)

業界別給料事情について独り言に書いたところ,読者から間違った認識をしているとの指摘をもらった.例えば,野村HDなどの持ち株会社の場合,傘下の企業を含めた全従業員の平均年収ではなく,企業群を統括する持ち株会社に在籍する極めて少数の従業員の平均年収となっているため,見かけ上非常に高い数字になるということだ.なるほど,その通りだ.そこまで考えていなかった.

この独り言を読んで,瞬時にそこまで考えられるというのは凄いと思う.ちなみに,指摘してくれたのは大学生で,投資銀行に就職するそうだ.納得.

2月 272005
 

下記のニュースには驚かされた.様々な生命保険会社の営業員が勧誘に来るが,以前,明治安田生命の営業員が「外資系は保険金支払いが遅かったり,審査が厳しかったりしますが,日本の生保は速やかに保険金を支払うので安心です.」とか言っていた記憶がある.思いっきり嘘だったというわけだ.しかも,契約から5年未満のものに画一的に詐欺無効を適用するなんて,無茶苦茶にも程がある.ここまでしないと生き延びられないほど,財務が劣悪なのか.ともかく,大切な保険を安心して任せられるような会社ではないということだけは明白となった.


[ニュース]明治安田生命に業務停止2週間 生保で過去最長の処分

金融庁は25日、大手生保の明治安田生命保険に対し、個人保険の販売を3月4日から2週間停止させる行政処分を出した。生保としては過去最長の業務停止期間となる。明治安田は本来支払うべき保険金を、契約者が病歴などでうそをついたなどとして支払わなかった。営業職員の一部は契約者に病歴を申告しないよう勧めており、金融庁は保険業法に違反する悪質な行為と認定した。

今回問題となったのは、病歴の告知義務で悪質な違反行為があったなどとして保険金支払いを拒否する「詐欺無効」。明治安田では、01年4月から04年9月末までに、213件に適用。03年度だけでも119件に上る。これに対し、契約件数が明治安田の約1.4倍ある日本生命は03年度で6件、明治安田と同規模の第一生命は同2件にとどまる。ほかの社も年間数件程度だ。明治安田は、契約から5年未満のものに画一的に詐欺無効を適用する「行き過ぎた運用」(同社)があり、他社より突出した数字となった。

2月 262005
 

最近,ニッポン放送株をめぐるライブドアとフジテレビジョンの買収合戦がニュース等でよく取り上げられている.いずれの株式も保有しておらず,基本的に他人事なので,あまり詳しい事情を知らないのだが,現時点での私見を述べておく.

まず,そもそもの問題は,フジサンケイグループの経営陣が間抜けだったということだ.自分達のグループのことぐらい,ちょっとは頭を使って考えておけということだ.新興のライブドアが大株主に名乗りを上げてから騒いでいるようでは情けない.

次に,洒落にならない大問題は,フジテレビジョンに対する新株予約権発行だ.流石に,これは酷すぎるだろう.今回の買収合戦で鍵を握るとされる村上ファンドが非難するのも当然だ.フジテレビジョン以外の株主にしてみたら,株券を紙屑にされてしまうようなものだ.まあ,世の中にはライブドア嫌いな人達が多いようだから,そういう人達はフジサンケイグループの反則技を歓迎しているかもしれない.しかし,本来,こんなことを許してはいけない.

ともかく,3月末にはすべての片が付く.行方を見守るとしよう.

2月 212005
 

昨日の独り言で,新車購入について書いた.しかし,割高か割安かは別問題として,輸入車は絶対的に高い.候補に挙げている車で1800〜2000ccクラスを購入しようとすると,車両本体価格が250〜300万円となる.自分の用途では,どう考えても2000cc超の排気量は必要ないので,そのクラスの国産車を見渡すと,200万円程度で買えそうだ.

ともかく,200万円を超えるような買い物の費用をどうやって捻出するかが問題だ.私の場合,新車購入用積立貯金をしている.毎月給料天引きで3万円.1年間で36万円.7年間だと,36x7=252万円となる.7〜9年ごとに車を買い換えることにしているので,ちょうど良い具合に貯まる計算になる.

ただ,本当に300万円もするような車を買うかどうかは,まだまだ検討の余地がある.車を購入する費用は,純粋に,後に何も残らない出費だからだ.例えば,慎ましく200万円の車を買うことにすると,差額の100万円が手元に残る.この100万円+αを頭金にして,フルローンで賃貸用マンションを購入するとしよう.仮に1000万円強の物件だったとして,現在の金利レベルだと,20〜30年のローンを組んで,キャッシュフローはトントンと言ったところだろう.つまり,ローン返済と家賃収入が概ね釣り合うぐらいとなる.キャッシュフローがプラスであれば,何も負担にはならないので,しばらく放置できる.きちんとしていれば,いずれローン残高は減り,キャッシュフローを産むマンションは財産となる.家賃収入を得続けてもよいし,売却益を得てもよいのだが,その頃には,当初の100万円が数倍になっている可能性がある.これが本当なら,我慢した100万円で,いつのまにかプレミアムカーが買えることになる.もちろん,このような投資にはリスクがある.リスクを取りたくないなら,大人しく定期預金でもしたら良い.10年後には100万円が110万円ぐらいには増えているかもしれない.

リスク許容度は人によって違うし,好みの問題もある.ただ,言えることは,お金を使ってしまったら,それだけ将来の可能性は潰れるということだ.これは間違いない.もちろん,使わない=貯金では意味がない.

ところで,新車購入用積立貯金の他に,最近始めた貯金がある.海外旅行用積立貯金だ.ずーっと言い続けているのだが,いつかエジプトに行って,ピラミッドや神殿を見てみたい.折角だから,10日間ぐらいは滞在して,家族4人(現在は3人)でエジプトやトルコを満喫してみたい.あまり小さな子供を連れて行っても,記憶に残らなさそうだから,小学校高学年ぐらいが良いのではないかと思っている.まあ,大雑把に言って,今から10年後だ.そこで,毎月1万円ずつ積み立てることにした.1年間で12万円.10年間だと120万円となる.これだけあれば,日本が崩壊していない限り,家族4人でエジプト旅行ができるだろう.それまでに,北米や欧州には何回か旅行するだろうが,エジプトは別格だ.

2月 202005
 

今乗っているのは,カリーナEDという昔々のトヨタ車だ.新車で購入した翌年には生産中止となった不人気車でもある.当時,購入を検討していたのは,プリメーラ,セフィーロ,チェイサー,アコードなど.要するに,今では全然人気のない4ドアセダンだったわけだが,カリーナEDの特徴は,その車高の低さと車内の狭さだ.喩えて言うなら,2ドアクーペに無理矢理ドアを4枚取り付けたという感じ.

そんな愛車も,昨年11月に7年目の車検を迎えた.次の車検を迎える頃には,走行距離は10万kmを超えるだろう.そろそろ買い換えの時期かも知れない.と,のんびり構えていたのだが,子供ができてからというもの,この車の古さと狭さが明らかな欠点に思えるようになってきた.

まず,チャイルドシートを載せることが想定されていない昔の車だから,対応するチャイルドシートがほとんどない.子供の命に関わることなので,真剣にチャイルドシートについて調査し,少数の候補を決めたのだが,いざ店に行って車種適合表を確認すると,カリーナEDに対応しているチャイルドシートはほとんどなく,対応しているものを買うしかなかった.さらに,車高が低く,しかも車内は非常に狭いので,子供をチャイルドシートに乗せたり,チャイルドシートから降ろしたりするのが大変だ.狭い駐車場内では本当に困ってしまう.

そんなわけで,今年中にも新車を購入しようかと思い始めている.

世はミニバン花盛りだが,今住んでいるマンションの駐車場は立体駐車場で,マニュアルによると車高制限が1550mmである.このため,背が高い車は買えない.そんな駐車場にアルファードが駐まっているのには驚くが...本当にルーフがスレスレで,見ていてヒヤヒヤする.よく買う決意をしたものだ.その他に駐まっている車と言えば,SLKクラス,Eクラス,Aクラスなどメルセデスが多い.遊びに来た友人が,ここって日本車禁止?と尋ねるほどだ.もちろん禁止ではなく,セルシオとかもある.それにしても,お金持ちが多い.

さて,どんな車を買うかだが,今乗っている車の反動で,車内が広い車でないと買う気がしない.後部座席に大人が余裕を持って座れるような車がいいが,駐車場の事情で,車高は1600mm以下には抑えておきたい.それに,デパートに行くときに立体駐車場を使えないのも何かと不便だ.あと,あまり大きいと運転が大変だし,そもそも大きな車は必要ないので,Cセグメントがターゲットだ.

そうすると候補は絞られてくる.6速ATと剛性が魅力のゴルフV,抜群に格好良いと思うフランス大衆車の307とメガーヌ,それにアストラ.実はステーションワゴンが欲しいと思っているので,307SWやBreak,メガーヌツーリングワゴンが非常に気になっているのだが,弱点はATと故障.ちょっと怖い.ゴルフVにワゴンが出れば本命かもしれないが,出す予定はないそうだ.トゥーランはちょっと違う感じ.アストラワゴンも良さそうだが,こちらはディーラーネットワークが心許ない.国産ならレガシィやアテンザといったところ.307SWのパノラミックサンルーフが凄く気になっていたら,メガーヌツーリングワゴンにも,ラフェスタにも,さらにエアウェイブ(フィット派生ワゴン)にも搭載されるようで,大流行だ.

だが,実は,最も気になっているのはディーゼルだ.日本では,トラックだけでなく,個人ユーザでも汚い黒煙を撒き散らして平気な輩が多かったため,ディーゼル車は汚くて最悪というイメージが定着してしまっている.しかし,そういう汚い車や汚い排気ガスを撒き散らして平気な輩は放置するとして,欧州でディーゼル車が圧倒的支持を受けているように,ディーゼル車は決して悪いものではない.VWなんかは,地球環境を救うのはハイブリッド車ではなくディーゼル車だと言う.

まあ,のんびりと考えることにしよう.考えているうちが楽しいのだから.