4月 162005
 

「私のしごと館」という豪華施設が京都にある.ところが,京都府民でさえも,そのことを知らない人が多いのではないだろうか.私も最近知ったばかりで,まだ訪れたことはない.独立行政法人である雇用・能力開発機構が建設した「私のしごと館」は,宇宙飛行士も含む,約40種の職業が疑似体験できるコーナーが売りらしい.厚労省育成支援課は「職業に関する様々な情報が1か所で得られるのは全国でここだけ」と,その存在意義を主張している.

この「私のしごと館」に関するニュースを見掛けた.それによると,土地代を含めて建設に要した費用が約580億円,人件費6億円超を含む年間維持費が約21億円にもなる「私のしごと館」の収入は,年間わずか1億円余りだという.収入の約20倍にもなる赤字を垂れ流しているわけだ.ちなみに,職員の平均年収は915万円だ.施設のみならず,こちらもゴージャスだ.

公共施設は黒字でなければならないなどと馬鹿げたことを言うつもりはない.しかし,我々が支払っている雇用保険のうち約20億円が毎年消え失せているわけだ.この1つの施設を維持するだけのために.果たして,それだけの価値があるのだろうか.

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