5月 082005
 

4月16日(土)の独り言「私のしごと館@京都」で紹介した「私のしごと館」に行ってきた.建設費580億円,年間維持費21億円というだけのことはあって,非常に立派な施設だった.

この施設の売りでもある「しごと体験」のコーナーでは,宇宙ステーションの地上管制官と宇宙飛行士,美容師,消防士,ピアノ調律師,声優,時計や自転車の組立,雑誌編集など,実に様々な仕事を体験できるようになっている.小学生高学年か中学生以上というものが多いが,中には,マーケティングリサーチャーのように高校生以上というものまである.また,京都・大阪の伝統工芸である清水焼,京友禅,西陣織,桐箪笥,欄間などを実際に作成するコーナーもある.1コーナー60分が標準なので,3つか4つ体験すれば,結構楽しめる.

しかし,この1つの施設を維持するだけのために,毎年20億円もの雇用保険が消失するという事態には,やはり納得できないものがある.

私のしごと館の周囲には,徒歩圏内に綺麗な公園などもあるので,近くに住んでいる方なら,週末に一度遊びに行ってはどうでしょう.

端午の節句:兜飾り
私のしごと館

5月 082005
 

4月25日に起きたJR西日本宝塚線(福知山線)での脱線事故は,100名を超える死者を出す大惨事となった.この事故に何らかの形で巻き込まれてしまった方々は本当にお気の毒だ.としか言いようがない...

事故原因の究明が急がれる中,時間が経つにつれて明らかになってきたのは,JR西日本という会社全体の安全意識が極めて低かったということだ.1991年に起きた信楽高原鉄道の事故からは,何も教訓を学んでいなかったし,学ぶ気もなかったということが露呈した.恐らく,今回の事故からも何も学ばないのだろう.

事故発生以来,テレビや新聞では連日,この脱線事故が大々的に取り扱われている.この一連の報道を見ていて,非常に気になることがあった.

JR西日本の記者会見の場で,マスメディア各社の記者が質問する様子を何度かテレビで目にしたが,なぜ記者はあれほど横柄な態度で質問するのだろうか.一体,何様のつもりなのだろう.おおよそ,知性のある人間の態度だとは思えない.チンピラという形容が完璧に当てはまる.相手が何も文句を言える立場ではないことを知り,記者という立場を利用して,いじめを行っているだけではないのか.こういう輩は,学校でのいじめ問題を取材することになれば,今度は教師をいじめるのだろう.本当に質が悪い.

テレビの報道番組のコメント屋達は,口を揃えて,JR西日本の教育システムに欠陥があると指摘する.他人のことよりも,自分が出演しているテレビ局の社員教育がどうなっているのかを,まず問うべきではないのか.他人の非は全力で責めるが,自分たちの非については口を閉ざすか,見て見ぬ振り.これがマスメディアの姿勢だと見受けられる.非常に印象が悪い.

ライブドアの堀江氏がフジテレビジョンに対して強い影響力を持とうと画策したときには,彼らは「ジャーナリズムは尊いのだ」と口を揃えて言っていた.彼らの言っていることは正しい.確かにジャーナリズムは尊いものであり,民主主義には必要不可欠なものだ.しかし,現在のマスメディア各社が,ジャーナリズムの尊い使命を担うに相応しいか否かは全く別問題だ.

自省.これができる組織が一体それほどあるのだろうか.

5月 052005
 

端午の節句が近づいてきて,慌てて兜を飾った.しかし,低い所に飾ると,間違いなく子供に破壊されるので,出窓にひっそりと飾ってある.少し,兜が哀れな気もする.

5月5日,端午の節句には,その兜を机の上に置いて,近所の和菓子屋さんで買ってきた柏餅と一緒に並べてやった.兜と子供を並べると,この一年間で子供が随分と大きくなったことを改めて感じる.昨年は兜をかぶれたのだが,今年は無理だ.

端午の節句:兜飾り
端午の節句:兜飾りと柏餅

最近,子供のおもちゃについて検討している.きっかけは,祖父母が孫に三輪車を買ってやりたいと言ってくれたことだ.流石に三輪車はまだ早いと思ったので,足で地面を蹴って進むタイプの自動車をチェックしてみた.シンプルなものが良いと思って探したのだが,キャラクターものか,実車に似せたものしかない.それで,結局,アンパンマンの自動車になった.

未だに理由がわからないのだが,とにかく,子供は大喜びだ.「アンパンマン!」,「バイキンマン!」などと叫びつつ,キッチン,リビング,洋室,和室を問わず,狭い家の中を縦横無尽に爆走している.畳も床もボロボロになるし,いずれ襖(ふすま)に穴を空けるだろう.

自分で蹴って進むだけでは物足りないらしく,私に押せと言う.しかも,手抜きをして片手で押すと怒り出す.しっかりと両手で持って押してやらなければならない.さらに,自分で「Three, Two, One, Go!」とカウントダウンまでしてくれるので,それに合わせて押してやる必要がある.なかなか大変だ.

さて,正直なところ,足漕ぎ自動車はどれでも良かったのだが,私が悩んでいるのは,子供にどんなおもちゃを与えれば良いのかということだ.とりあえず,これまでに,レゴ(LEGO)のブロックとブリオ(BRIO)の汽車レールセットは購入した.この2つについては,今後も買い増していくつもりだ.問題は,それ以外のおもちゃである.

子供の発育を促し,良い影響を与えてくれる,本当に良いおもちゃとは何なのか.この問いへの回答を探そうと,いくつか本を読んだりした.その中では,相沢氏の「おもちゃの王様―世界中で愛され続ける定番ベストガイド」が参考になった.この本のおかげで,これまで知らなかったおもちゃを色々と知ることができ,また,「何これ?」と思っていたおもちゃの遊び方も知ることができた.

そこで気になったのが,スイスのおもちゃメーカー,ネフ(Naef Spiele AG)社の製品だ.名前だけは知っていたのだが,普通のおもちゃ屋さんではあまり見掛けないし,購入しようという気持ちは全然なかった.しかし,ネフの大ファンである相沢氏の本を読んで感化されてしまい,試しに1つ買ってみようという気になった.どれにするか散々迷った挙げ句,モザイク(Mosaic 36 pieces)というおもちゃを通販で購入した.

ネフ・モザイク(Naef Mosaic)
ネフ・モザイク(Naef Mosaic) その1

モザイクというのは,着色された立方体を平面上で並べ替えて幾何学模様を作り出す玩具ということになる.本に書かれていた通り,非常に綺麗なおもちゃだ.実際,子供も「きれいねぇ」と言ってくれた.まあ,私が「きれいねぇ」と言ったので,その言葉を繰り返しただけだが...

現時点で,子供は,幾何学模様を作り出すことに,このモザイクの意義を見出してはいない.親がウンウンとうなりながら並べていると,一緒に並べてくれるのだが,お世辞にも綺麗な並べ方とはいえない.むしろ,立方体を積木のように積み上げて,それを破壊することを楽しんでいる.もちろん,子供の好きなようにさせているが,幾何学模様を作り出す前に,塗装がボロボロになりはしないかと心配している.

このモザイクの価格は15,000円だ.その価値があるかどうか,今後の子供の様子を見守るとしよう.

ネフ・モザイク(Naef Mosaic)
ネフ・モザイク(Naef Mosaic) その2