4月 062006
 

Hotel Serrano@グラマド

今回参加したADCHEM(IFAC Symposium on Advanced Control of Chemical Processes)という国際会議は,Hotel Serranoというリゾートホテルで開催された.グラマドは日本の旅行ガイドブックに載っていないので自信はないが,どうやら観光地として有名そうなグラマドには,多くのホテルがある.Hotel Serranoは,グラマドの市街(シティセンター)に近い,丘の上に建つ5つ星のリゾートホテルだ.

広々として豪華なロビーには,南国情緒が漂っている.ただ,日本人が南国情緒を感じるだけで,ブラジルの人達にとって,グラマドは避暑地のような位置付けなのではないかと思う.

ホテルの敷地内には,いくつかの宿泊棟と会議場の他に,プールやテニスコートがある.敷地内は綺麗な花や草木で彩られ,頭上には澄んだ青空が広がり,リゾート気分を満喫できる.

客室も快適で申し分ない.冷蔵庫をはじめ,必要なものは全て揃っている.ただ,高速インターネット接続は有料(約1000円)だった.

これだけ充実したホテルで,ビュッフェ形式の朝食が付いて,宿泊料金は1泊12,000円ほど.やはりブラジルの物価は安いのだろう.アメリカ・カナダやヨーロッパなら,2万円しかねない.

ちなみに,近くのスーパーでは,缶ビールが1本80円ぐらいで売っていた.

五つ星のリゾートホテルHotel Serrano@Gramado,Brazil

Hotel Serrano@Gramado,Brazilの客室

安くて美味しいステーキ

土曜日の夕方にバスでホテルに到着した後,グラマド中心部のレストランに夕食を食べに出掛けた.ホテルのレセプションで,美味しくて高くはない店ということで紹介してもらったレストランだ.オープンカフェもあり,客も多い.

折角なのでオープンカフェのテーブルに着き,メニューを持ってきてもらう.まずは,ドリンクからだ.が,メニューはすべてポルトガル語で,何もわからない.店員も英語がわからない.カバンから旅行ガイドブックを取り出し,メニューに載っている単語を必死に探す.どうにかビールを識別することができたので,SKOLというビールを注文した.ガイドブックによると,ブラジルで最も庶民的なビールの1種らしい.

続いて,料理の注文に移る.当然ポルトガル語だけなのだが,メニューの中に,カルネCarneという単語がやたらと目に付く.どうやら牛肉のようだ.しかも,フィレとか書いてあるので,フィレステーキなのだろう.しかし,ここからが問題だ.同じフィレステーキが5種類以上もある.何が違うのか全く分からない.恐らく,付け合わせの野菜等が違うのだろうと予想し,とりあえずフィレステーキらしきものを注文した.

運ばれてきた料理は,なんとチーズがかかったフィレステーキだった.それに,ポテトチップスと生野菜とご飯.ブラジルでは,パンよりもご飯が普通なのだろうか.日本で食べるようなご飯ではなく,例のパサパサしたご飯だが,悪くない.それよりも何よりも,ステーキが分厚くて柔らかくて美味しい.それでも,1500円もしない.これはお得感がある.

ステーキを食べている間,ウェイターがやってきては,親指を立てて「ボン!ボン!」と言う.ポルトガル語では,おはようをボンディアという.そう,ボンとは"Good"のことだ.こちらも負けずに,親指を立てて「ボ−ン!」と答えると,ウェイターは満足そうにニッコリと笑った.

グラマド近辺は酪農や畜産業が盛んで,そのために安くて美味しい肉が豊富なようだ.

チーズのかかったフィレステーキ

サンドウィッチとコーヒーで昼食

日曜日は,会議が始まる夕方まで時間があったため,グラマド市内を観光した.

散々歩き回った後,お腹がペコペコになったところで,オープンカフェに立ち寄り,サンドウィッチとコーヒーを注文した.

やはりメニューはポルトガル語のみで,英語は通じない.それでも,何とか雰囲気は掴める.昨日食べたステーキが美味しかったので,ここでもカルネのサンドウィッチを注文した.これまたボリューム満点で,すっかりお腹が一杯になった.

ステーキサンドと一緒に,冷たいコーヒーを頼んだつもりだったのだが,運ばれてきたコーヒーは,コーヒーではあるが,ちょっと予想と違った.生クリームたっぷりで,いかにもデザートといった雰囲気で,しかも冷たくない.これは微妙だった.

グラマド(ブラジル)のカフェで昼食

カフェテリア形式のレストランに挑戦

オープンカフェの洒落たレストランも良いのだが,折角ブラジルまで来たのだから,ブラジルらしい,その土地の雰囲気を味わえる店にも行ってみたい.というわけで,地元の人達で混雑していそうなレストランに入ることにした.

店に入ると,みんな皿を持って店内を移動している.どうやら,カフェテリア形式のようだ.レジで支払いをしている人もいる.カフェテリア形式で間違いはなさそうなのだが,しばらく店内を見回してみても,その仕組みがよくわからない.

入口付近でボーッと突っ立っていると,ウェイトレスらしき女性がやってきて,にこやかに仕組みを説明してくれた.

ポルトガル語で.

誠に残念ながら,まるでわからない.こちらが困ったような顔をしていると,「こっちにおいで」というジェスチャーで,店の奥に連れて行ってくれた.そこには,ドリンク類があり,どうやら好きなのを選べということらしい.午後にも会議があるので,とりあえずミネラルウォーターを選んでおく.

続いて,大皿を手に取り,メインディッシュの場所へ.他の客達の動きを観察したところ,肉やソーセージは好きなものを好きな量だけ切り分けてくれるようだ.これなら,指差しで何とかなる.野菜やご飯は自分で好きなだけ取ればよいので問題ない.お皿が山盛りになったところで,秤の置いてある机に向かう.そこで計量してもらうと,紙に何やら数字を記入してくれた.恐らく,お皿の重さか料金なのだろう.

調子に乗って,肉やソーセージを頼みすぎたが,美味しく,安かった.ボン!

指差しながら手に入れた昼食@グラマド(ブラジル)

レストランの外観@グラマド(ブラジル)

3種のフォンデュ(チーズ,ミート,チョコレート)

欧州からの移民が開拓したというグラマドは,街全体にヨーロッパの雰囲気が漂っている.もちろん,食べ物も例外ではない.グラマド市内を散策したり,食事をしたりして,ブラジルに来ていることを実感することと言えば,ポルトガル語ばかりで英語が通じないことぐらいのものだ.

グラマドには,チーズフォンデュのレストランも多い.グルッと中心部を回れば,徒歩圏内に4,5軒はチーズフォンデュの店が見付かる.

ブラジルらしいかと尋ねられると,決してそうではないだろうが,グラマドらしい料理ということで,最後の夜にチーズフォンデュを食べることにした.ホテルのレセプションで美味しいフォンデュ屋さんを紹介してもらい,そこへ向かう.

フォンデュのレストラン@グラマド(ブラジル)

グラマドの夜は遅い.夕方6時半頃にレストランに着くと,開店はしているものの,客はほとんどいない.店内はシーンと静まりかえっている.どこでも好きなところに座ったらいいという雰囲気なので,奥の方のテーブルに座り,メニューを受け取る.フォンデュを食べに来ているのだから,何も迷うことはない.フォンデュを指差せばOKだ.

というのは大間違いで,なぜか非常に多くの種類のフォンデュがある.一体,何のフォンデュだ?

このレストランに来る前に,いくつかのフォンデュ店のメニューを見て,下調べをしておいた.その結果,チーズフォンデュ,ミートフォンデュ,チョコレートフォンデュの3種類が食べられるようなセットメニューがあったので,そのようなものを注文したいと思っていた.ところが,どれか分からない.

誠意を持ってポルトガル語で説明をしてくれる店員と,長い間やりとりをして,まず,チーズフォンデュ,ミートフォンデュ,チョコレートフォンデュの単品メニューがどれかを確認した.さらに,どれぐらいの時間が経っただろうか.何とか,3種類のフォンデュを食べられそうなセットメニューが分かった.実は,最初にそれではないかと思っていたのだが,3種類も食べられるにしては,値段が異常なほど安かったので,間違っているかもしれないと思い,店員に確認を試みたのだ.3種類のフォンデュをすべて食べることができて,単品よりも安いというのは,意味がわからない.

実際に料理が運ばれてくるまでは不安だったが,無事に3種類のフォンデュを食べることができた.最初のチーズフォンデュは,スイスで食べたものと非常に似ていて,流石に移民が開拓した街だけのことはあると思った.続いてのミートフォンデュは,オイルに牛肉と鶏肉を浸けるフォンデュだが,ソースが10種類以上もあり,これまた本場さながらだ.最後のチョコレートフォンデュは,初めて体験するフォンデュだったが,フルーツとチョコレートの組み合わせが良く,デザートして非常に良い出来映えだ.チョコレートだけに,流石にたくさん食べるのは厳しいが...

ボリュームは物凄かった.チーズフォンデュだけ,あるいはミートフォンデュだけでも,十分に晩ご飯になる.それが3種類も来るのだから,食べきれるはずもない.本当にお腹が一杯になるまで食べて,もう降参という感じだった.

チョコレートフォンデュを食べ終えて,コーヒーを飲みながらチェックを待っていたところ,店員がワインを1ボトル持ってきてくれた.ラベルには店の写真が描かれており,赤のハウスワインのようだ.はるばる日本から来た我々にプレゼントしてくれると言う.厚意に甘え,有り難く頂戴した.

「ボン!」と「オブリガード!」を連呼して,レストランを後にした.フォンデュを食べ過ぎた身体には,ホテルまでの急な上り坂がきつかった.

チーズフォンデュ

ミートフォンデュ

チョコレートフォンデュ

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