「SICE、実践育成塾設立−ノウハウ伝授しプロセス制御の専門家養成」というニュースが,asahi.comの日刊工業新聞ニュースに掲載された.

http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200610120012.html

減少しつつあるプロセス制御の専門家を養成することを目的として,計測自動制御学会が設立した塾だ.受講条件がユニークで,プロセス制御の現場(企画,設計,実装,保守など)で10年以上の実績があることとされている.つまり,バリバリ活躍している中堅以上の制御エンジニアを対象とした塾ということだ.そんなエンジニアに,企業を退職した高度な経験と知識,見識を持つ技術者がノウハウを伝授するそうだ.確かに,講師陣には産学界の大御所がズラリと並んでいる.だが,そんな講師陣の末席に,なぜか私も入れていただいている.いやぁ,恐縮しまくりだ.ちなみに,私は定年までまだ30年近くある.

講座は,プロセス制御,PID制御,プラント計装,プロセスモデリング,モデル予測制御の5科目で,そのうち「プロセスモデリング」を私を含む2人の大学教員が担当する.

なお,記事にも書かれてあるとおり,このプロセス制御技術者実践育成塾では,教育だけでなく人脈の構築を非常に重視している.企業の垣根を越えて人脈を構築し,プロセス制御技術者のプレゼンスを高めようという意図がある.プロセス制御技術がきちんとしていなければ,まともな製品は製造できないので,2007年問題という言われ方もする技術伝承の問題解決も含めて,プロセス制御の重要性が認知され,この企画が成功すれば良いなと思う.

関連記事

  • 川島隆太教授の講演「脳科学と社会」
  • プロセス設計は絶滅危惧種!?
  • SICEプロセス制御専門家養成塾(プロセス塾)
  • ロボットと未来社会
  • 実践的なモデル予測制御とは?
  • 現場監督者セミナーでカルチャーショックを受けた
  • MATLAB EXPOでの技術者教育に関する講演
  • 講演の難しさ,成功と性向:独り言モードで
  • 品質や歩留りの改善にデータ解析を活用:SONAR研究会
  • 技術は成長の限界を取り除くか
  • コメントする