12月 132006
 

馬鹿がいると本当に迷惑なんだ.研究費を不正に使用した輩のせいで,その他の研究者がどれだけ迷惑を被ることか.詳しくは下記ニュース参照.

記事によると,不正防止のための専門部署と統括責任者を置き,不正防止対応計画を作成し,業者と研究者の癒着を防ぎ,カラ出張ができないように研究者の出張計画の実施状況をつかむなど,色々と研究機関は要求されるらしい.不正を防ぐことは当然必要だが,こんなことに費やす人と金と時間は全くの無駄ではないか.

現状でも,当該年度(4月から翌年3月まで)の研究費が実際には夏以降しか使えないとか,インターネット販売とかを利用すれば安く購入できるのに高い業者からしか購入できない(商品や航空券)とか,年度末に1円単位で予算消化するために買い物に奔走するとか,色々とくだらないルールで雁字搦めになっているのに,さらに不便になってしまう.しまいには,空出張を防ぐために,出張時にJRの駅とか空港で証明書をもらってこいとか言われそうだ.馬鹿げた冗談のように聞こえるかもしれないが,本当に言われそうだから,大学は怖い.その大学でしか通用しないであろうローカルルールなんて嫌になるほどある.実際,違う大学の人達と話をすると,唖然とすることがある.

この記事で最も驚いたのは連座制だ.ある馬鹿が不正をすると,その機関(大学とか)の研究者全員が研究費をもらえなくなるというのだ.そんなのありかよ.高校野球じゃあるまいし.その馬鹿に全額返済させた上で,例えば5年間は研究費支給を停止し,悪質さによっては詐欺罪で告訴するということでよいのじゃないか.なぜ関係ない研究者が被害に遭わなければならないんだ?

所属全研究者に「連座制」適用 研究費不正対策で文科省

早稲田大学での研究費不正受給問題などを受け、文部科学省の有識者検討会は13日、不正防止に向けた研究費管理の指針案をまとめた。大学などの研究機関に対し、研究者個人ではなく組織による管理態勢の整備を来秋までに求めるほか、不正を起こしたのに対策が進まない機関には、所属する全研究者に対して研究費支給を停止する「連座制」を適用するなど、厳しい姿勢で臨む。

指針は、文科省が所管し、公募と審査を経て支給する競争的研究費(06年度3584億円)が主な対象。

各機関に研究費管理の専門部署と統括責任者を置き、研究費の使用ルールと運用実態の食い違いをチェックする「不正防止対応計画」づくりを求める。不正の温床となる業者と研究者の癒着を防ぎ、カラ出張ができないように研究者の出張計画の実施状況をつかむ仕組みや、不正の告発を受ける窓口の設置、内部監査の充実も要請する。

対策の進みぐあいを文科省が定期的に調査し、不正を起こしたのに「改善命令」に従わない機関には、研究費管理に必要な事務予算を減らしたり機関名を公表したりする。また、当事者以外への研究費配分も一定期間停止する連座制の「罰則」も設ける。

指針案は一般の意見を募ったうえで来年2〜3月に正式決定し、全国の大学、国や民間の研究機関、NPO法人など2千以上の機関に通知して、08年度の研究費の募集が始まる来秋までに態勢を整備するよう要請する。

(asahi.com)

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