12月 152006
 

タブレットPCを用いたセミナー

統計的プロセス管理セミナー@オムロン」の続き.

このセミナーで,JoeがタブレットPCを使っていた.キーボードのないピュアタブレットと言われるやつだ.これまで,タブレットPCを使おうとかあまり考えていなかったのだが,Joeのプレゼンを見ていて,自分の講義で使おうと思った.講義でもパワーポイントを使うことが少なくないが,詳しい補足説明をしようとすると,どうしてもホワイトボードか黒板を併用することになる.ところが,スクリーンがホワイトボードを隠してしまっているとか,部屋の照明を明るくしたり暗くしたりしないといけないとか,色々と面倒なことがおこる.タブレットPCを使えば,そんな問題は一気に解決だ.

Joeによると,そのタブレットPCは2〜3年前に大学(テキサス大学オースティン校)から支給されたものだそうだ.講義でタブレットPCを使いたいと手を挙げた教授全員に配布されたらしい.当時の価格で3000ドルぐらいだったそうだ.

今回のセミナーは,パワーポイントを使用しての講演だったわけだが,パワーポイントの画面上にペンで書き込んだ内容はスライドを移動しても消えずに残っている.これは,例えば学生の発表用スライドをチェックをするようなときにも便利だ.

というわけで,購入を決意.

タブレットPCの現状

とりあえず,どんな機種があるのかを調べてみた.普通のノート型PCに比べると,タブレットPCの種類は非常に少ない.FujitsuやHPが主なところだろうか.価格は20万円前後.常に携帯しようとは考えていないし,画面が小さいと使いにくそうなので,12インチ程度の液晶を搭載しているもので,キーボードもあった方が何かと便利だろうから,ピュアタブレットではなく,コンバーチブル型タブレットで探す.遅くてイライラさせられるのは嫌なので,それなりのスペックを求めると,富士通のFMV-T8220ぐらいが候補かなというところ.ただ,標準メモリは256MBだ.こんなのでアプリが動くのだろうか.当然,増設しないといけない.価格を安く見せ掛けるためだけの小細工はやめて,最初から最低でも512MBは積んでおいて欲しい.そうすれば,増設も楽になるのだから.

タブレットPCを使用した講義というのは,実際にどれぐらい普及しているのだろうか,また,どんな感じで行われているだろうのか.気になったので,ちょっと調べてみた.

新しいところでは,例えば,アメリカのバージニア工科大学が新入生全員にタブレットPCを配布するそうだ.授業での使用も必須にするということだから凄い.日本の主要大学なら,新しい技術について行くのが嫌な人達が「そんなのを使うのは嫌だ〜!」と自己主張を始めて,それで計画が潰れるような気がする.

富士通製タブレットPCを授業で導入へ、米バージニア工科大学

バージニア工科大学は2006年秋、工学部の新入生にタブレットPCを配布し、授業での使用も必須にすると発表した。 バージニア工科大学によると、Fujitsu Computer SystemsおよびMicrosoftとのパートナーシップの一環として、工学部(とくに低学年次)の授業を改革する目的で「Fujitsu LifeBook T4000」を導入するという。これにより、同校は、タブレットPC必須の授業を初めて設置する工業大学の1校となる。 LifeBookの機能は、一般に「コンバーチブル」タブレットと呼ばれるものだ。画面を回転させると、従来のキーボードつきラップトップから、スタイラスによる書き込みが可能なフラットタブレットに変化する。LifeBookには、学生同士の共同作業や、学生と教師の間での電子データの受け渡しを容易にする工夫がなされており、ノート取りや設計作業に利用できる。(以下略)

国内でも大規模に導入しているところがあるのかもしれないが,それとは別に,専用の教室を用意したという青山学院大学の記事を見掛けた.2004年の記事なので,今頃は,タブレットPCが通常の教室にプロジェクターとともに導入されて黒板代わりになっているのかな.

黒板に書くだけ、パワポを読み上げるだけの講義はもう不要 タブレットPC導入を始めた青山学院大学

青山学院大学において、04年秋の講義からタブレットPCを60台配置した教室の利用が開始される。机を円形に配置し、教員が中央に立って行われる世界で初めての新しい試み。その導入に至る経緯と理由を取材した。(以下略)

大学に限らず,IT化の目覚ましい小学校,中学校,高等学校でも当然利用されている.調べている中で,「タブレットPC教育利用研究会」なんというのも見付けた.大学も講義の質をどう高めていくかが問題になっているわけだから,内容をどうするかという議論と並行して,どういうツールをどのように使うべきかも考えないといけないね.

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