2月 222007
 

この3月で修士課程を修了する学生および卒業する4回生の研究発表会が開催されている.修士の学生は国際会議も経験しており,もう慣れたものだ.研究室にいる間に身に付けた実力を発揮すれば,何も問題はない.一方,研究発表が初めての4回生には不安が残る.

私から学生へのアドバイスは,「学会発表と論文執筆に関するアドバイス」にまとめられている.ここには,

について書いてある.ただ,こういうのはテクニックに過ぎない.

単に小手先のテクニックを知りたいのでなく,人前で話すための心構えを理解し,素晴らしい話し手になりたいと願うのであれば,デール・カーネギーの「話し方入門」を読むといい.学会発表だけでなく,人生のあらゆる場面において,人に話をするときに,必ずや役に立つことだろう.

とは言うものの,目前に発表を控えた学生に本を読めといってもどうしようもない.今更あがいてもダメだが,発表中に意識して欲しいことを厳選して書いておこう.

      
  1. ゆっくり,大きな声で話す!
    緊張すると,早口になりがちです.必ず意識して下さい.
  2.   

  3. 体の正面は聴衆の方向に向ける!
    ポインターで指すときなどスライドを見るのは当然ですが,聴衆に尻を向けるのは失格です.常に前向きで.
  4.   

  5. アイコンタクト!
    聴衆を見て下さい.聴衆を見ながら話して下さい.難しいでしょうが,少なくとも,スライドごとに1回は聴衆を見て下さい.偉い先生の顔を見るのが辛ければ,後方の学生の顔でも構いませんから.
  6.   

  7. 質疑応答では,相手の話を最後まで聞く!
    途中で割り込まないようにして下さい.

この内容を発表直前にメールで配信した.

みんな非常に上手に発表してくれたのだが,質疑応答での玉砕が目立った.まあ,初めての研究発表だから,質疑応答をそつなくこなすのは難しいだろう.ただ,研究指導した教員としては,「もっと上手にアピールしろよ!」と苦々しく思ってしまうものだ.

この発表会を通して,研究発表,特に質疑応答の難しさを痛感したことだろう.質疑応答がダメだと,良い研究をしていても,それが伝わらない.つまり,頑張っていても,まるで評価してもらえない.これからどのような道へ進むにしても,学会で,社内で,クライアントへ,顧客へ,上司へ,様々な場面でプレゼンすることになるだろう.是非とも高いプレゼン能力を身に付けておいて欲しい.

私のように,口先だけで生きていくようになってもらっても困るが...

最後に一つだけ.「質疑応答では相手の話を最後まで聞く!途中で割り込まないようにして下さい.」とアドバイスしているにもかかわらず,某教授に食いついたK君.かぶせるなって.

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