5月 052007
 

子どもの教育
ルドルフ・シュタイナー,筑摩書房,2003

本書を読んでの感想は,第一に,やはりシュタイナー自身が書いたものを読まないとダメだということ.

ラヒマ・ボールドウィン著「親だからできる赤ちゃんからのシュタイナー教育―子どもの魂の、夢見るような深みから」や,松井るり子著「幸せな子ども―可愛がるほどいい子になる育て方」,「七歳までは夢の中―親だからできる幼児期のシュタイナー教育」や,京田辺シュタイナー学校の「小学生と思春期のためのシュタイナー教育―7歳から18歳、12年間一貫教育」など,いずれも素晴らしい本だと思う.でも,こんな教育の仕方もありますよ,ということではなく,その底流にある考え方を正確に知るには,シュタイナー自身の著作を読むのが一番だ.

本書は,シュタイナー自身の手による教育の入門書である.「霊学の観点からの子どもの教育」に始まり,「人知学的な教育の特質」,「感覚の教育」,「教育と芸術」,「教育と道徳」,「教育のためのお祈り」と続く.その後に,訳者である高橋氏による解説「生きる意志と子どもの教育」がある.いずれも非常に示唆に富む内容で,教育者はもちろん,子供を持つ親には是非一読を勧めたい.

ただ,「霊学の・・・」とあるように,スピリチュアル(霊的)な部分を大切に考えるシュタイナーの思想なので,前述のようなシュタイナー教育の本を読んだ上で,その教育観に共感できたら読むといいのかもしれない.

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