5月 052007
 

講義で,好き好んで後方の席に座る学生がいる.その理由は色々と考えられるだろう.

  • その講義には興味がないから,興味のある学生のために,前方の席を譲ってあげる.
  • その講義時間は寝る予定だから,興味のある学生のために,前方の席を譲ってあげる.
  • 自分は眼が良いから,眼の悪い学生のために,前方の席を譲ってあげる.

学生同士の友情だね.いいねぇ...

ただ,どんな講義でも後方に座ってボケーッとしているようなら,大学なんて辞めてしまえ.自分の人生において,今大学に来ていることは,どういう意味を持っているんだ?そんなことも考えられないなら,大学生としても三流以下だろう.

「教室の後方に座る学生はテストの成績は悪い一方,講義への評価は厳しい」という調査結果に関する記事を見掛けた(下記参照).そりゃそうだろうなと思う.自分を甘やかしたところで,何も得るものはないぞ.サッサと目を覚ませ!

一方,多くの大学教員には,講義室の後方に座る学生を批判する資格はないんじゃないかと思う.学会に参加したことがあるなら,想像がつくだろう.会場の後方でコソコソしている研究者(大学教員)がいかに多いことか.寝ているか,内職しているか,上の空か...いずれにせよ,そんなことでは,学生を叱責する資格があるはずもない.他人に厳しく自分に甘い典型じゃないか.

それに,学生は授業料を払って大学に来ているが,大学教員は研究費で会議に参加しているのだろう.尚更,質が悪い.

先日のSICEセミナー「制御のためのシステム同定」では,かぶりつきで講義を聴き,何度も質問していたので,講師の先生はやりづらかったと思う.実際,一緒にご飯を食べに行った際にそう仰っていた.でもまあ,それくらいの真剣勝負でやらないとダメだ.

後ろに座る学生、教員に厳しく自分に甘く 産能大調べ

教室の後方に座る学生はテストの成績は悪い一方、講義への評価は厳しかった――。産業能率大(神奈川県伊勢原市)の松村有二・情報マネジメント学部教授が約140人の学生を対象に調べたところ、そんな傾向が明らかになった。自由に座席を選べる講義では、前に座る学生ほど勉強に取り組む姿勢も前向きのようだ。

調査は、05年9月〜06年1月の松村教授の「調査の基礎」の受講生を対象にした。学生にはICカードを渡し、着席時に座席の端末に載せることで、誰がどこに座ったかがわかる。定員298人の教室を使い、11回の講義で各学生の着席パターンを記録。期末試験と講義の最後に行った授業評価アンケート(10項目)の結果を、前方(32人)、中央(81人)、後方(30人)の3グループに分けて分析した。

試験では、前方の平均点が51.2点だったのに対し、後方は30.9点と、20点以上開いた。一方、授業評価では、「配布資料の役立ち具合」「教員の熱意」「理解度」など全項目で前方より後方の方が厳しい評価をした。後方グループには、教員に厳しく、自分に甘い姿勢がうかがえる。

後ろだとスクリーンが見づらいから成績が悪いのか、それとも成績が悪いから後ろに行くのか。分析はこれからだ。調査は今年度いっぱい計3カ年続けるという。

分かりやすい講義をするために調査を始めた松村教授は「(後ろに座るのは)自分が教員から見えづらいよう、少しでも長い距離を取りたいのかもしれない。でも、見え方は同じなんですがね」と話している。

(asahi.com)

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