6月 092007
 

IFAC (International Federation of Automatic Control) が主催する国際会議 DYCOPS 2007 (The 8th International Symposium on Dynamics and Control of Process Systems) が,6月6−8日の3日間,メキシコのカンクンで開催された.

その名の通り,プロセスシステムの動特性と制御に関する国際会議で,プロセスシステム工学の研究者や技術者が数多く集まる.3年に1回開催される国際会議で,前回はアメリカのボストン,次回はベルギーのルーベンでの開催が予定されている.

会議概要

DYCOPS 2007の参加者は計203人,発表論文は計170報である.これらの論文の内訳は,招待講演が8件,口頭発表が100件,ポスター発表が62件であった.また,投稿論文数は185件で,査読の結果,受理されたのは162(=170-8)件である.投稿論文を地域別に分類すると,アメリカが40%,ヨーロッパが40%,アジア,オーストラリア,アフリカが計20%だった.

地理的に遠いことも原因なのか,アジアからの参加者が少なく感じた.日本からは恐らく5名だろう.

Plenary/Keynote Lectures

現在どのようなテーマが注目されているかを知る上で,PlenaryやKeynoteを列挙しておくことは有用だろう.

Plenary

“CONTROL OPPORTUNITIES IN SYSTEMS BIOLOGY”
by Prof. Peter Wellstead, Research Professor of Systems Biology, Hamilton Institute

“ROBUST IDENTIFICATION OF PROCESS MODELS FROM PLANT DATA”
by Prof. Graham Goodwin, University of Newcastle, Australia

“An interim report on the addition of nonlinear model predictive control to industry’s advanced applications toolset”
by Dr. Don Bartusiak, ExxonMobil Chemical Engineering

Keynote

“COORDINATING MULTIPLE OPTIMIZATION-BASED CONTROLLERS: NEW OPPORTUNITIES AND CHALLENGES”
by Prof. James B. Rawlings, University of Wisconsin

“BAYESIAN METHODS FOR CONTROL LOOP MONITORING AND DIAGNOSIS”
by Prof. Biao Huang, University of Alberta

“ON-LINE ESTIMATION FOR PROCESS CONTROL AND OPTIMIZATION APPLICATIONS”
by Dr. Ing. Tor Steinar Schei, Cybernetica AS

“RECENT ADVANCES IN THE MODELLING AND CONTROL OF COOLING AND ANTISOLVENT CRYSTALLIZATION OF PHARMACEUTICALS”
by Zoltan K Nagy, Mitsuko Fujiwara and Richard D Braatz

“MODEL-BASED CONTROL OF SUBSURFACE FLOW”
by Professor Jan-Dirk Jansen, Delft University of Technology

“SIMULTANEOUS PROCESS AND CONTROL DESIGN OF DYNAMIC SYSTEMS UNDER UNCERTAINTY”
by Luis Alberto Ricardez Sandoval, Hector Marcelo Budman and Peter Lewis Douglas

“On the convergence of boundary control strategies designed using ODE approximations of diffusive PDE systems”
by Prof. Thomas Bewley, University of California, San Diego

“A FAST COMPUTATIONAL FRAMEWORK FOR LARGE-SCALE MOVING HORIZON ESTIMATION”
by V. Zavalla, C. Laird, L. Biegler

6月 082007
 

ME by Melia @ Cancun, Mexico」に書いた通り,今回の宿泊は”all inclusive”というプランで,朝食,昼食,夕食,朝から夜までのドリンクがすべて宿泊代金に含まれている.確かに,お得なプランではあるが,1週間も同じレストランで食事をすると,流石に飽きる.もう勘弁してという気になる.

そこで,ホテルの外に出て,食事をすることにした.

”ME by Melia”のすぐ近くには”Plaza la Isla”というショッピングモールがあり,そこに雰囲気の良い本格的なメキシコ料理のレストランがあるというので行ってみた.店名は”La Casa de las Margaritas”だ.日本人観光客もよく訪れるのか,日本語のメニューも用意されていた.ただし,日本語のメニューを見ても,よくわからない.むしろ,英語メニューの方がわかりやすい.”La Casa de las Margaritas”の店内は広場を模した作りになっていて,その中央で生演奏が行われる.店員は民族衣装に身を包み,確かに雰囲気は良い.

La Casa de las Margaritas @ カンクン, メキシコの店内
La Casa de las Margaritas @ カンクン, メキシコの店内

まず,みんなで”starter”をいくつか注文しようということになったのだが,大部分がウェートレスのお姉さんの推薦に従った選択になった.結果的にそれで良かったようで,どれも辛すぎることなく,日本人にも合う味付けで,美味しかった.

メインディッシュは各自が注文したが,私が選んだのは”Margaritas えび”だ.ウェートレスのお姉さんが,そう呼んでいた.店に来た日本人客から教えてもらったのだと思うが,ところどころ日本語になっている.”Margaritas えび”を注文すると,テーブル脇でフランベし,香辛料で味付けをしてくれる.今回は,ウェートレスのお姉さんに「こっちに来い」と言われて,一緒にフランベをした.もちろん,初体験.

これでお腹一杯になり,最後に,コーヒーを注文することにした.メキシカンコーヒー,マヤコーヒーなど,色々と種類があるようだったが,「マヤ」という名前に惹かれて,マヤコーヒーに決めた.しばらくして,テーブル脇にグラスや何やらが続々と運ばれてきた.しかも,炎もある.コーヒーを頼んだはずなのだが...

マヤコーヒー @ La Casa de las Margaritas, Cancun, Mexico
マヤコーヒー @ La Casa de las Margaritas, Cancun, Mexico

一体何が始まるんだと一同が見守る中,まず,グラスの縁に塩が塗られた.まるで,ソルティードックか何かを注文したかのようだ.そして,そのグラスが炎の中に入れられ,塩が溶かされる.

続いて,熱せられたグラスに何かが注がれて,グラスから火花(?)が散る.

マヤコーヒー @ La Casa de las Margaritas, Cancun, Mexico
マヤコーヒー @ La Casa de las Margaritas, Cancun, Mexico

一体,何が何だかわからないが,パフォーマンスとして十分に興味深い.このパフォーマンスを見られただけでも,マヤコーヒーを注文する価値があると思える.

グラスにコーヒーとクリームがたっぷりと注がれた後,続いて,青白い炎に包まれたカルーア(?)がグラスに注がれる.

マヤコーヒー @ La Casa de las Margaritas, Cancun, Mexico
マヤコーヒー @ La Casa de las Margaritas, Cancun, Mexico

まったく,ただのコーヒーではない.マヤコーヒー,恐るべし.というか,マヤコーヒーって一体何なのだろうか.古代人はこんな凝ったことをしてコーヒーを飲んでいたのか.そんなわけはないだろう...

マヤコーヒー @ La Casa de las Margaritas, Cancun, Mexico
マヤコーヒー @ La Casa de las Margaritas, Cancun, Mexico

いよいよ最後,テーブルにグラスが置かれるのだが,そのときには,スプーンが燃えていた.とにかく,炎だらけのマヤコーヒー.メキシコに行ったら,一度は試してみよう.

さて,気になるお値段だが,チップ込みで1人56ドル(US$)だった.7000円ぐらいか.決して安くはないが,雰囲気も味も,そしてサービスも良いので,近くに滞在するなら行く価値はあるだろう.

6月 042007
 

ヒューストンのホテルを早朝に発ち,昼前にカンクン@メキシコに到着した.暑い.物凄く暑い.

今回,カンクンでの滞在に利用するホテルは”ME by Melia”だ.2006年にオープンしたホテルだったと思う.カンクンのホテルゾーンには,リゾートホテルがこれでもかというほどあるので,好みに応じて選ぶことになる.今回は,参加する学会が”ME by Melia”で開催されるため,利便性を重視して,ここに決めた.リゾートを満喫するのに最適な選択かどうかはわからない.

ME by Melia @ Cancun, Mexico の外観
ME by Melia @ Cancun, Mexico の外観

ホテル到着後,すぐにチェックインして案内されたのは,1階の部屋だった.1階とは言っても,ロビーフロアが0階なので,日本人の感覚で言うと,2階になる.部屋は機能的で広々としており,カーテンを開けると,窓越しに真っ青なカリブ海が見える.窓を空けると,吹き込む風が心地良い.だが,とても暑い.単に暑いだけでなくて,蒸し暑い.天気予報によると,日中の気温は35℃を超え,湿度は80%以上にもなるそうだ.

あまりの蒸し暑さに,エアコンをONにする.ところが,風が吹き出している気配がない.ボタンをパチパチと押してみるが,まるで反応しない.エアコンなしでは辛いので,電話の”Everything is possible”ボタンを押して,スタッフにエアコンが故障していることを伝える.妙な名前のボタンだが,24時間宿泊客の要望に応えるシステムなのだそうだ.

しばらくして,おじさんが部屋に来てくれた.スペイン語で何か言ってくれるのだが,まるで理解できず,エアコンの操作パネルを指さして,エアコンが動かないと告げる.そのおじさんは,やはりパチパチとボタンを押して,エアコンが動かないことを確認すると,「ちょっと待っていて」と言い残して,去っていった.

ついてないなぁと思いながら,部屋でボーッと待っていると,おじさんが脚立を持って戻ってきた.そして,エアコンの吹き出し口近くの天井のパネルを外し,ガサゴソと作業を始めた.別のおじさんも駆けつけてくれて,二人がかりで作業するものの,結局エアコンは復旧せず.部屋を換えてもらうようにと言い残して,おじさん二人は去っていった.

仕方なく,フロントのスタッフに事情を話し,部屋を変更してもらう.スーツも靴も,全部スーツケースから出して,クローゼットなどに綺麗に収納したのに,すべてやり直しだ.新しい部屋は3階になった.前の部屋のほぼ真上だが,少し高いので見晴らしが良い.部屋の中身はほとんど同じで,キングサイズのベッド,ソファー,テーブルと椅子などが配置されている.

シングルルームの内部と窓から見えるカリブ海 @ ME by Melia, Cancun
シングルルームの内部と窓から見えるカリブ海 @ ME by Melia, Cancun

荷物を整理し直して,一段落したところで,プールとビーチを見に行く.砂浜に綺麗な青色のカリブ海が続く.沖の方は,暗い青色をしている.結局,今日は泳がなかったが,また時間があるときに泳ぎに行こう.

ME by Melia, Cancun のビーチ
ME by Melia, Cancun のビーチ

今回の宿泊は,”all inclusive”というプランで,朝食,昼食,夕食,朝から夜までのドリンクがすべて宿泊代金に含まれている.もちろん,プールサイドでのドリンクも料金に含まれている.そこで,ビーチを見渡せる日陰の椅子に腰を下ろし,コロナ・ビールを注文する.出てきたのは缶のCoronaだ.アメリカなどでCoronaを注文するといつも瓶が出てくるので,缶もあるんだと少し驚いた.お腹が空いていたので,食事は別料金になるのだが,タコスも注文した.上品なタコスだが,予想以上に美味しかった.暑いので,ビールをおかわりする.

プールサイドでビールとタコス @ ME by Melia, Cancun
プールサイドでビールとタコス @ ME by Melia, Cancun

”ME by Melia”のすぐ近くには,”Plaza la Isla”というショッピングモールがある.お土産物屋やスーパーマーケットなど様々な店があり,結構便利だ.

6月 032007
 

スカイチームを利用するという条件で,関西国際空港からカンクン@メキシコまで行くフライトを調べた結果,デトロイトとヒューストンを経由するルートを選択することにした.実際には,選択したのではなくて,それしかなかった.デトロイトからヒューストンに向かうフライトは1日に数本あり,普通に検索して出てくるのは,乗り換え時間が90分強のものだ.しかし,これまでの経験から,90分だとデトロイトで乗り換えに失敗する(自分自身は何とかなっても荷物がついてこない,つまりロストバゲッジになる)可能性が高い.そこで,わざと1本遅らせることにした.

結果的に,この判断は正解だった.出国当日,関西国際空港からデトロイトへ向かうノースウェスト航空便の出発時刻が,機材到着の遅れのために40分遅くなった.デトロイト発のフライトを1本遅らせていなかったら,乗り継ぎに失敗していた可能性が高い.

この慎重な判断により,デトロイトでは余裕を持って乗り継ぎをすることができた.モニターで確認したところ,デトロイトからヒューストンへ向かうノースウェスト航空便は時間通り出発予定だ.

と,ここまでは順調だった.ところが,デトロイト空港で飛行機がゲートから離れたところで,止まって動かない.機長による機内アナウンスでは,嵐(雷雨)が来ているので,しばらく待つとのこと.トホホ....でも,まあ,嵐の中を飛んで欲しくもない.

結局,嵐が収まって飛行機が離陸できたのは,予定より2時間以上遅れてのことだった.ヒューストン空港に到着したのは午後7:40頃.随分と遅くなってしまった.しかし,無理矢理,カンクン@メキシコまで行く予定にしておかなくて良かった.間違いなく,ヒューストンからカンクンへ向かうコンチネンタル航空便に乗り遅れていただろう.

話は変わるが,それにしても,ノースウェスト航空の機内サービスもレベルが落ちたものだ.アルコールは有料だし,間食もほとんど出ないし,相変わらず座席にモニターはないし,それに,関空からはデトロイトにしか行けないし...ノースウェスト航空を積極的に選択する理由は何も見当たらない.

6月 012007
 

1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法
金森重樹,ダイヤモンド社,2005

本書で推奨され,実践されているのは,価値>価格である賃貸マンションをフルローンで一棟買いしていく不動産投資法だ.価値>価格であるため,自己資金が少なくても銀行融資で物件を購入することができ,かつ,何棟でも購入することができる.こうしてレバレッジを効かせて,一気に資産を拡大させるという方法だ.もちろん,借金も拡大する.そこで,不動産を持つ場所などが重要になる.

ちなみに,タイトルとは異なり,著者が意図しているのは,1年で10億つくる方法ではなくて,10年以上かけて数億つくる方法だ.

それはともかくとして,不動産投資についての考え方がきちんと示されているので,不動産投資に興味があるなら,読んでおいて損はないだろう.読んだ上で判断すればいい.自宅購入を考えている人にも参考になる.

6月 012007
 

由兵衛で鱧しゃぶコースを食べた翌日ですが,「ぎをん や満文 青木庵」に行ってきました.

四条通りから花見小路に入ってすぐ,一力さんの南側にあるお店です.花見小路は観光客らで混雑していますが,路地にはいると人影もなく,店の前を通り過ぎてしまいそうなくらい,控えめな店です.

実は,「ぎをん や満文 青木庵」はお気に入りの店で,時々行きます.京野菜に加え,鱧など季節のものが美味しくいただけ,絶好のロケーションでありながら,価格は控えめです.今回も5000円のコース(ドリンクは別)をお願いしました.3人で訪れましたが,私以外はこの店は初めてで,坪庭を眺められる個室で風情を味わいつつ,美味しい料理をいただき,満足でした.

ぎをん や満文 青木庵

店名:ぎをん や満文 青木庵
料理:京料理
場所:京都市東山区祇園町南側(一力南)
電話:075-533-3811