11月 052007
 

Music and the Spoken Word

ソルトレイクシティ(Salt Lake City)の日曜日の朝といえば,テレビ番組”Music and the Spoken Word“でもお馴染みの,モルモン・タバナクル聖歌隊(Mormon Tabernacle Choir)によるコンサートだ.

モルモン・タバナクル聖歌隊(Mormon Tabernacle Choir)は,1847年8月22日,末日聖徒イエスキリスト教会(通称,モルモン教)の最初の開拓団がソルトレイクに来てから,わずか29日後に,小さな聖歌隊として生まれた.現在は360名のボランティア(全員教会員)で構成されている.

Music and the Spoken Word“の最初のラジオ放送は,1929年7月15日に遡る.それ以来,延々と放送され続け,今朝の放送が4078回目だった.現在では,世界中の2000を超えるラジオやテレビで放送されている.

モルモン・タバナクル聖歌隊(Mormon Tabernacle Choir)による”Music and the Spoken Word“は,毎週日曜日の午前9:30-10:00に放送され,コンサートは”Temple Square”の大聖堂(Tabernacle)で行われる.

大聖堂(Tabernacle)@Temple Square, ソルトレイクシティ
大聖堂(Tabernacle)@Temple Square, ソルトレイクシティ

大聖堂(Tabernacle)へ

ホテルで朝食を済ませて,8時過ぎにTemple Squareへと出掛けた.わずか1ブロックしか離れていないため,すぐにTemple Squareの入口に到着する.

Temple Squareの中に入ると,大勢の教会員の方々が,親切に案内をして下さる.日本も含めて,世界中どこへ行ってもそうだが,信仰心の厚い人達は,本当に良い人達だと感じる.優しいし,暖かい.

大聖堂(Tabernacle)の開場は8:30だが,熱心な人達は開場前に来て,入口の前で行列を作っている.私は,大きな神殿(Salt Lake Temple)や集会場(Assembly Hall)を眺めながら待つことにした.

しばらくして扉が開かれ,大聖堂(Tabernacle)の中に入ると,まず目に飛び込んでくるのが,世界最大級のパイプオルガンだ.なんと,パイプの数は1万本を超える.普通の教会などで見掛けるパイプオルガンのパイプ数は数千本程度であることからも,その大きさがうかがえる.

大聖堂(Tabernacle)内部にも数多くの教会員がいて,親切に案内してもらえる.プログラムを手渡してくれた女性が,「どちらの席がいいですか.1階でも2階でも構いませんよ.もし音響的に一番良い席が希望であれば,2階中央の前の席がいいですよ.」と教えてくれた.「それでは,2階席に行きます.」と答えて,階段を上がる.幸い,2階席ど真ん中の座席にまだ空きがあったので,そこに座らせてもらう.

既にリハーサルが行われており,オーケストラ,聖歌隊,そしてテレビ局のスタッフが本番前の準備をしていた.本番開始まで約1時間.リハーサルを聴きながら,のんびりと待つ.

Temple Square入口@ソルトレイクシティ
Temple Square入口@ソルトレイクシティ

モルモン・タバナクル聖歌隊のコンサート

聖歌隊コンサートとなっているが,パイプオルガン付きのフルオーケストラだ.

普通のコンサートでもそうだが,モルモン・タバナクル聖歌隊(Mormon Tabernacle Choir)によるコンサートはラジオやテレビで生放送されるわけだから,当然,音を立ててはいけない.本番開始前に,携帯電話等の電源は切ること,本番中はカメラやビデオを使ってはいけないことなどが説明される.それだけではない.”IF you would like to cough, it’s time to cough.”というアナウンスで,ゴホゴホと,みんな一斉に咳払いをする.

9:20頃には,1階の端を除いて,ほとんど満員になった.一旦退席していたオーケストラや聖歌隊も戻ってきて,本番開始を待つ.

9:29:00.既に入口はすべて閉ざされ,観客は静かに開演を待っている.

9:29:55.パイプオルガンの静かな音だけが流れる中,カウントダウンが始まる.5,4,3,2,1.

9:30:00.”From the crossroads…”というアナウンサーのナレーションと共に,コンサートが始まる.

今回のコンサートプログラムは以下の通り.

Conductor: Mack Wilberg

Organist: John Longhurst

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GLORY

MY SONG IN THE NIGHT

GOD OF OUR FATHERS

THERE IS SUNSHINE IN MY SOUL TODAY

ROCK-A MY SOUL IN THE BOSOM OF ABRAHAM

ETERNAL FATHER, STRONG TO SAVE

モルモン・タバナクル聖歌隊(Mormon Tabernacle Choir)@ソルトレイクシティ
モルモン・タバナクル聖歌隊(Mormon Tabernacle Choir)@ソルトレイクシティ

Music and the Spoken Word“では,コンサートの途中で,言葉が語られる.タイトルの通りということだ.2007年11月4日の言葉は以下の通り.ほとんど省略しているが...

“The Element of Happiness”

by Lloyd D. Newell

A perennial question echoes down the centuries: Whence happiness?

So what are the elements of happiness that we can treasure? They’re available to everyone: a strong commitment to family, friendship, spirituality, and the sense that life has meaning beyond the here-and-now. Hope is essential -

Maybe happiness is simpler than we sometimes think. Maybe instead of trying to catch the butterfly, we can just enjoy her visit for a while.

コンサートに参加したい人へのアドバイス

実際にコンサートに参加した経験をふまえて,アドバイスをまとめておく.なお,詳細は,モルモン・タバナクル聖歌隊(Mormon Tabernacle Choir)のウェブサイトで確認して下さい.

  • 特別な日(クリスマスとか)に開催されるコンサートを除いて,無料.
  • 日曜日の教会には,それなりにまともな服装で行くのが常識.ジーンズでも入れてもらえるが,みっともない.男性ならネクタイを着用している人も少なくないので,襟付きのシャツにスラックスぐらいがよい.
  • 9:15までに会場に入れば大丈夫だが,席を選びたいなら,8:50頃までには会場に行く.
  • 鞄を持っていってもよいが,入場する際に,中身をチェックされる.
  • 本番中はビデオやカメラでの撮影は禁止されているが,本番前後は自由に撮影してもよい.
  • Temple Squareでは教会員の方々が気さくに声をかけてくれる.きちんと挨拶すること.

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