12月 302008
 

クリスマスカードが届いた.エチオピアの男の子とケニアの女の子からだ.男の子は小学校高学年にあたり,しっかりしたグリーティングカードを送ってくれた.一方,女の子は幼稚園児で,家や車などの絵と共に,”Merry Christmas”と”A Happy New Year”を書いてくれた.いずれもワールド・ビジョン・ジャパンの「チャイルド・スポンサーシップ」というプログラムの一環だ.

子供達と一緒に,手紙を返すことにしよう.幸せであることに感謝しつつ.

12月 302008
 

本日29日を研究室に行く最終日にした.新年を迎えるにあたり,山積みの書類を片付ける.

そのために,「VAIO Type Zをマインマシンとする作業環境」に記載したナナオ製24インチワイド液晶モニターに加えて,キヤノン製ドキュメントスキャナー”CANON imageFORMULA DR-2510C”を導入した.各種資料を紙のまま保存するのをやめて,すべてハードディスクに入れてしまおうというわけだ.ただし,ハードディスクに保存するだけでは無意味で,必要なときに迅速に取り出せる必要がある.そのためには,文書内のキーワードで高速検索ができなければならない.そこで,PDFファイルに変換する際に,OCRソフトウェアで自動的にテキスト情報を付加しておく.今回導入した”CANON imageFORMULA DR-2510C”であれば,ボタン1つ押すだけで,スキャン,PDF化,OCR認識を自動的に実行してくれる.しかも,この一連の作業が非常に高速だ.両面印刷された資料でさえ,片面印刷の資料となんら変わることなく,ガンガンPDF化してくれる.実に快適だ.次々と山積みの資料をハードディスクに取り込む.

この機会にと,自分が保管しておく必要はないと思われる雑誌,報告書,資料などを一気に捨てることにした.積み上げた廃棄資料の山の高さは,なんと2m以上.おかげで,部屋が随分とスッキリした.

来年は,この状態を維持しよう.

12月 262008
 

クリスマスも終わり,いよいよ今年も残すところあと僅か.充実した一年に感謝します.

さて,クリスマスと言えば,我が家では毎年,クリスマスツリーを飾ります.高さは180cm程度で,主にアメリカ在住時に買い込んだオーナメントを飾ります.K Martとかで購入した激安オーナメントから,1個80US$程(当時は1USD=120JPY程)の高級オーナメント(手前のスノーマンとか)まで様々です.さらに,ホワイトハウス@ワシントンのみで販売されているオーナメントなどもあり,毎年,色々なことを思い出しながら飾ります.下半分は長男5歳と長女3歳の担当,上半分は私の担当です.

ちなみに,クリスマスツリーの横の壁に飾られている物体は,長男5歳が幼稚園で制作した作品です.大きな口のカバ.

思い出のオーナメントで飾られたクリスマスツリー
思い出のオーナメントで飾られたクリスマスツリー

今年のクリスマスケーキは,昨年に引き続き,栗のケーキにしました.ただ,昨年購入したマールブランシュのマロンケーキは洋酒が効いていたため,子供達には不評でした.そこで,今年は別のケーキ屋さんのクリスマスケーキです.中に,抹茶スポンジ,チーズケーキ,羊羹,チョコレートが入っているなど,なかなかユニークです.家族4人で食べるには大きいですが,とても美味しい.

有名ケーキ屋さんの栗のクリスマスケーキ
有名ケーキ屋さんの栗のクリスマスケーキ

子供達の楽しみは,もちろん,サンタさんからのプレゼント.

長男5歳へのプレゼントは,LEGO Creatorシリーズから,トリケラトプス,ステゴザウルス,マンモスなど8種類の恐竜が作れるレゴブロック.朝目覚めて,必死に袋を開けて,中身を確認した途端に,「やった−!」と叫んだ長男.朝ご飯も食べずに,トリケラトプスの作成に取りかかり,なんと夕方までかけて,自力で完成させたらしいです.

サンタクロースからのプレゼントはLEGO Creatorの恐竜
サンタクロースからのプレゼントはLEGO Creatorの恐竜

長女3歳へのプレゼントは,Eric Carle氏の有名な絵本「The Very Hungry Caterpillar」のグッズ.恐らく,長女は「The Very Hungry Caterpillar」よりも,「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」の方が好きだと思いますが,このプレゼントに大喜びでした.

サンタクロースからのプレゼントは「腹ぺこ青虫」グッズ
サンタクロースからのプレゼントは「腹ぺこ青虫」グッズ

おまけに,クリスマスと言えば,クリスマスイブが私の誕生日ですが,淡々と過ぎていきました.

12月 252008
 

技術者のためのマネジメント入門―生きたMOTのすべて
伊丹敬之(編), 森健一(編),日本経済新聞出版社,2006

計9人の著者が一章ずつを執筆している.このような寄せ書き形式の本は,統一感がなくなりがちだが,本書は比較的うまくまとめられている.著者全員が東京理科大学MOTの教員であることが奏功しているのだろう.様々な観点からMOTを見ることができるという点に,本書の価値がある.エピローグの座談会も良い企画で,特に小川棟梁を招いたのが秀逸.

ただ,誤字等が目立つのはいただけない.あと,個人の好き嫌いの問題だが,はじめの哲学の話は説教じみていて,好きでない.短気な人は,ここで挫折してしまうのは勿体ないので,第I部から読み始めると良いと思う.なお,私が哲学嫌いというわけではない.むしろ,哲学については色々と本を読んできたために,心気臭く感じたのだろう.

目次

  • 技術経営(MOT)とは何か
  • 技術経営の哲学
  • 戦略が技術を育て,技術が戦略をドライブする
  • 技術を活かすマーケティング
  • イノベーションを推進する組織
  • プロジェクトを動かす
  • 新事業を創る,コンセプトを創る
  • 技術を市場に翻訳する,市場を技術に翻訳する
  • 起業家から経営者へ
  • 技術が生み出すビジネスモデル
  • 古くて新しいMOT

MOT初学者が読むテキストとしては,本書「技術者のためのマネジメント入門―生きたMOTのすべて」よりも,「MOT[技術経営]入門」を推奨する.また,「技術経営入門 改訂版」は,体系的に学習するのには適していないという意味で,テキストというよりは用語集だろう.以上が3冊を読んでの感想.あと10冊ほど読む予定なので,このコメントは随時修正していく.

12月 222008
 

プロセス制御技術者を100名育成するという目標を掲げて設置された「SICEプロセス制御専門家養成塾」(略称:SICEプロセス塾)が3年目を迎えた.本年度で修了生が100名に達し,ミッションコンプリートとなる.計測自動制御学会が主催するこのプロセス塾については,「SICEプロセス制御専門家養成塾(プロセス塾)」と題して,2007年3月にその概要をまとめてある.

先週,12月17日に開催された第3回スクーリングに参加した.初年度から最終年度まで毎回「プロセスデータからのモデリング」の講義を担当して感じるのは,バックグラウンドも業種もレベルも,そして目的も異なる人達を対象とした講義の難しさだ.それでも,今回受講された約40名の方々の受講レポートを拝見する限り,伝えたいことは伝わったように思える.このプロセス塾が契機となり,そこで学んだ内容を実務で活用してもらえたら,講師としては最高に幸せだ.引き受けた甲斐がある.

もう1つ,考えさせられることがある.「プロセスデータからのモデリング」には直接関係なさそうだが,プロセス制御技術者なら知っておくべき技術として,SICEプロセス塾では毎回,「制御性能監視」について講義してきた.3年目の今回も興味を持たれた方が多く,制御性能監視について初めて聞いたという受講者も少なくないようだった.この結果を突きつけられて痛感したのは,技術を周知することの難しさだ.実は,制御性能監視については,日本学術振興会プロセスシステム工学第143委員会ワークショップNo.25にて,産学が連携して技術開発に取り組んだ.そこでの成果は,学術論文や国内外の学会で発表すると共に,学会誌や商業誌に解説記事も寄稿し,さらに最終報告書と開発したソフトウェアLoopDiagをインターネットでも公開してきた.加えて,計測自動制御学会論文賞を受賞するなど,ワークショップNo.25のメンバーは成果の流布にそれなりに尽力してきた.それでも,制御性能監視について初めて聞いたという方が少なくないのが現実だ.本当に,技術や研究成果を周知するのは難しいと感じる.

現在活動中のワークショップNo.27「プロセス制御技術」の成果についても,どのように社会に還元していくかを考えておく必要がある.

12月 222008
 

2008年10月末に購入した「SSD搭載SONY VAIO Type Z」は,現在までのところ,快調に動作している.これまでに使用してきたPanasonic Let’s note Wシリーズよりも大きくて重く,最初こそ「デカッ!オモッ!」と感じたが,これまでと同じ鞄に入ることもあり,既に慣れて,違和感はなくなった.むしろ,Core 2 Duo P9500 (2.53GHz),4GBメモリ,RAID 0構成SSDドライブ256GBの性能を発揮した快速感が良い.

このVAIO Type Zは,単なるモバイル用マシンではなく,メインマシンとしても利用している.だからこそ,このハイスペック機を選択したわけだ.高速性はもちろんだが,今回のVAIO Type Z導入に際しては,液晶ディスプレイ作業領域の拡大も狙った.3Dゲームとかに興味はないが,NVIDIAのビデオカードを搭載しているVAIO Type Zの能力が活きる.

Panasonic Let’s note W5利用時は,SHARP製17インチ液晶モニターを利用し,SXGA (1280×1024)で表示していた.VAIO Type Z導入後,新たに,ナナオ製24インチワイド液晶モニター”EIZO FlexScan HD2452W”を購入し,解像度は1920×1200に設定している.画面に表示できる情報が単純に2倍近くに増えたことになる.快適だ.

大学でメインマシンとして使用する際には,上記の他,USB接続キーボードとBluetooth接続マウスを利用している.つまり,VAIO Type Z本体に触れることはない.

12月 172008
 

研究室のアクティビティをさらに高めるために,「PSEセミナー(プロセスシステム工学セミナー)」を公式かつ定期的な行事として新規に設定してはどうだろうか.研究室で手掛けている研究に関連する理論や産業応用などをテーマに,その分野で活躍している大学研究者や企業技術者に講演してもらおうという企画だ.

例えば,3ヶ月に1回開催するとしよう.今年度のデータ解析&制御グループを例とすれば,直接的コントローラ調整,ベイジアンネットワーク,粒子フィルタ,機会制約最適化などの基礎理論の講義,それらの産業応用事例の紹介などが挙げられる.さらに,年1〜2回は研究室卒業生に来てもらうのも良いだろう.在学生にとっては,研究室卒業生の活躍を直接聞くことができるという観点から有意義なはずであり,一方,卒業生や企業にとっても,リクルートに役立つという意味合いもあり,悪い提案ではないはずだ.講演会1回あたりの費用(旅費,謝金,懇親会費?)を最大10万円程度と見積もっても,年間50万円あれば十分足りる.これだけの投資で,刺激を受け,研究を加速させられるなら,安いものではないだろうか.

来年度から,主催しようか?

卒業生および在学生の皆さん,どう思う?

12月 132008
 

MOT[技術経営]入門
延岡健太郎,日本経済新聞出版社,2006

なぜ技術経営が必要なのか,なぜ技術経営が難しいのか,技術経営において何を考慮すべきか,技術経営を成功させるためには何が重要なのか,そういうことがまとめられている.分析ツールの紹介や説明は皆無であり,MOTのコンセプトを伝えることに徹している.また,具体的な事例として,シャープ,トヨタ自動車,キーエンスなどの優良企業の強みを解説することで,読者がイメージを持てるようになっている.

難しい話は全くなく,ツールの羅列でもなく,著者が考えるMOTの核心が具体例と共に述べられているので,これから技術経営を学ぼうとする初学者が読むのには非常に良い書籍だと思う.ただし,著者の思想を色濃く反映しているため,必ずしも標準的というわけではないかもしれない.

概要を知りたい人は,本書の序章と終章だけでも読んでみたら良いだろう.

目次

  • MOT(Management of Technology)とは
  • MOTの役割と視点
  • 組織能力の役割
  • 製品アーキテクチャ
  • コア技術戦略
  • プラットフォーム戦略
  • イノベーションの理論と本質
  • 組織構造のデザイン
  • 組織プロセスのマネジメント
  • プロジェクト知識のマネジメント
  • 顧客価値創造の事業システム
  • 事業システムのデザインとマネジメント
  • 企業間ネットワークとマネジメント
  • 付加価値創造のための組織能力構築に向けたMOTの実践
12月 082008
 

最適会

2008年12月6日(土)夕刻,最適会が開催された.在学生とスタッフに加えて,卒業生も10人近く全国各地から参加してくれて,大変有意義な時間を共有することができた.

今年3月,当時の修士課程2年学生(現在社会人1年目)が中心となり,プロセスシステム工学研究室同窓生の縦横の繋がりを強化するためのネットワークを立ち上げるべく,精力的に活動してくれた.その結果,4月1日に,アルムナイネットワーク「Alumni-7-Network」が始動した.コミュニティサイトを活用して世代を超えた情報交換が行われると共に,研究室からクオータリーレポートが配送されるなど,立ち上がりは順調だ.

この同窓生ネットワークの目的は「研究室の同窓生ネットワーク構築」に,活動開始を祝して贈った言葉は「プロセスシステム工学研究室同窓生ネットワーク」にメモしてある.

そして12月6日,普段顔を合わせる機会がない卒業生同士,卒業生と在学生,そしてスタッフが顔を合わせてじっくり話そうということで,プロセスシステム工学研究室の忘年会も兼ねて,「最適会」が開催された.会の名称は微妙だが,まあ,研究室の特徴をよく捉えているので良しとしよう.ちなみに,「最適会」をネットで検索すると,同名の会が存在することがわかる.しかし,検索結果のほとんどは,「最適解」を「最適会」と間違えたものだ.うちの研究室の学生・卒業生なら,こういうケアレスミスはしないだろう.すれば,ボコボコにされるから.

とにかく,集まってくれた卒業生に心から感謝したい.ありがとう!

卒業生から見た研究室

最適会に参加してくれた卒業生の所属は,アビームコンサルティング,三菱化学,三菱重工,日立製作所,P&G,JPモルガン,,,と様々だ.卒業後何年も経ち,もはや中堅となっている卒業生から,卒業後1年未満の新人まで,経歴は様々だが,研究室を離れて,自分たちとは全く異なる環境で学生時代を過ごした人達と一緒に仕事をする中で,出身研究室を客観的に見られるようになってきている.

もちろん,プロセスシステム工学研究室には良い点も悪い点もあるだろう.しかし,総合的には,非常に良い研究室だと判断してもらっているようだ.つまり,プロセスシステム工学研究室を卒業して良かったと.何が良かったかといえば,今回話題になったのは下記2点だ.

  1. レポートを書く能力を徹底的に身に付けさせられること
  2. 海外の国際会議で発表する機会を与えられること

いずれも,私が率いる研究グループ(あるいは研究室)の方針として,重視することを宣言しているものだ.詳しくは,これまでにも色々と書いてきたので,それらを参考にして欲しい.

文章を書く能力

最適会に参加してくれた卒業生も含めて,多くの卒業生が異口同音に報告してくれるのは,「論理的に考え,きちっとした文章を書く能力が身に付いて非常に良かった」ということだ.さらに,「全く意味の分からない報告書しか書けない奴が多い.だからお前は一体何が言いたいのかと...」となる.口の悪い卒業生に至っては,「周りはアホばっかりです」ということになる.

創造性などが一朝一夕に身に付くとは思えないが,訓練すれば,きっちりした報告書を書けるようになる.面倒でも決して手を抜かないことだ.その努力によって,自分を差別化できるようになる.それが自分の社会での価値を生み出す.

最適会では,私の添削について,卒業生2人が感想を述べてくれた.1人は修士課程修了後5年経ち,国際的に活躍しているが,4回生で研究室に配属されて初めて添削されたときのことが強烈に印象に残っており,そのときの資料を今でも持っているという.もう1人は今年就職したばかりだが,やはり報告書を書く能力は実務で活きているという.その2人が後輩である在学生に語ってくれたのは,「自分が書いたレポートを真っ赤にされて,なぜここまでボコボコに直されるのかと思うかもしれないけど,腹が立つかもしれないけど,なぜ赤ペンが入ったのかをちゃんと考えれば,力がつく.絶対やれよ.」ということだ.有り難い話だ.

これから研究室を選ぶ学生諸氏は,こういう目に見えないところで研究室間格差,教員間格差が非常に大きいことを肝に銘じておくべきだろう.強打によるキーボード破壊速度に加えて,私の赤インク消費速度が世界トップクラスであることは間違いない.

国際会議で発表する機会

これも卒業生には好評だ.グローバル化とか,英語力が必要とか,口先だけで分かった気になっていても意味がない.国際会議に参加して,自分で研究発表をして,質疑応答でボコボコにされて,世界には凄い奴らがウヨウヨいることを肌で感じて,自分の能力の未熟さを痛感してこそ,本気で取り組むようになる.外資系企業への就職を目指すような人にも,狭い島国に閉じこもっていたいという人にも,このような経験を早い段階で積むメリットは大きい.

12月 082008
 

会議室で,飛行機で,ラウンジで,新幹線で,電車で,待合室で...実に様々な場所でノートパソコンを広げる機会があるが,何をしているかといえば,テキスト入力がほとんど.テキスト入力だけなら,パソコンなんて全く不要.

今日,ふと手にしたパンフレットに掲載されていたのが,キングジムのデジタルメモ「ポメラ」だ.ニュースと分断された生活を送っているので,こんなものが発売されていることすら知らなかったのだが,非常に気に入った.文庫本サイズの本体に,折りたたみ式のキーボードと液晶画面を装備.約2秒で起動し,乾電池で20時間連続使用ができる.ATOKを採用し,まさにテキスト入力のためのツールだ.

遅ればせながら,速攻で注文しようと思ったら,どこもかも売り切れ...

トホホ...