3月 252008
 

ザ・シークレット
ロンダ・バーン,角川書店,2007

本書のいう秘密(ザ・シークレット)とは,いわゆる「引き寄せの法則」のことだ.あなたが考えたことが,引き寄せられ,現実化する.今のあなたは,過去にあなたが考えたことの結果であり,それ以外の何物でもない.自分を取り巻く環境も,人々も,お金を含めた所有物も,自分自身も,何もかも,例外なく.そして,将来のあなたは,今あなたが考えていることで決まる.

この引き寄せの法則を上手に使って,素晴らしい人生を送りましょう.あなたにはそれができるのです.というのが本書のメッセージだ.そして,この秘密を活用して実際に幸せに生きている様々な人達の言葉を引用しつつ,引き寄せの法則を使うための秘訣を具体的に教えてくれる.

  • 思考は磁石のようなもので,その思いにはある特定の周波数があります.あなたが思考やイメージを描くと,それが宇宙に放射されて,同じ周波数を持った事象を引き寄せます.
  • あなたが思っていることが現実となります.
  • 「引き寄せの法則」は自然の法則です.引力の法則と同じように,誰にでも平等に働きます.
  • あなたの思考があなたの発する周波数を決めます.そして,あなたの気持ちが,あなたの発している周波数を知らせてくれるのです.あなたの気分が悪いときはもっと悪いものを引き寄せる周波数と同調しています.気分が爽快な時はさらに良いものを引き寄せます.
  • 愛はあなたが放射することのできる最高の波動です.愛を強く感じれば感じるほど,また,愛を発すれば発するほど,あなたはより大きな力を利用することができるようになります.
  • 創造のプロセスが「お願いする」,「信じる」,「受け取る」といった3つの簡単な方法で,容易にあなたの願いを実現してくれます.
  • あなたの欲しいものを宇宙にお願いすることで,あなたは自分の欲しいものを明確にする絶好の機会を得ます.頭の中でそれが明確になれば,それで既にお願いしたことになります.
  • 信じるということは,お願いしたことを既に受け取ったように行動したり,話したり,思考したりすることです.あなたがそれを既に手に入れたという周波数を放射すると「引き寄せの法則」が働いて,必要な人々,出来事,状況を動かしてあなたが入手できるようにしてくれます.
  • 受け取るということは,願望が実現したときに感じる爽快な気分を感じることです.受け取ったという爽快な気分になったとき,あなたは欲しいものと同調できる周波数を発しています.
  • 既に所有しているものに対して感謝しましょう.そうすればより多くの良いものが引き寄せられてきます.
  • あなたが欲しいものに前もって感謝すれば,あなたの願望は爆発的に強められて,より力強いシグナルが宇宙に送り出されます.
  • お金を引き寄せるには,豊かさに焦点を合わせて下さい.お金が不足していることにこだわると,お金はやってきません.
  • 自分自身を愛と尊敬を以て扱って下さい.そうすれば,あなたを愛し,尊敬してくれる人々を引き寄せます.
  • 「完璧な健康体に焦点を合わせる」ことは周りで何が起きていようと,誰にでも心の中でできることです.
  • あなたが抵抗するものをあなたは引き寄せます.それはあなたが強い感情を伴って,それに焦点を合わせているからです.
  • この世の全てのものを賞賛し祝福して下さい.そうすると,否定的なことや不協和音が消滅し,あなたは最高の波動と同調します.最高の波動,それは愛です.
  • 全てのものはエネルギーです.あなたはエネルギーの磁石で,自分の欲しいもの全てに電気を送り出し,自分に向かわせ,また,あなた自身も電気を帯びて,欲しいものへと向かいます.
  • 宇宙は思考から出現します.私達は自分の運命の創造主であるだけでなく,宇宙の運命の創造主でもあります.
  • あなたの望みを実現する近道は,あなたが望んでいるものは既に与えられているのだと,絶対的な既成事実と見なすことです.
  • あなたがしなければならないことは,今,心地良い気持ちになることだけです.
  • あなたは「秘密」を既に学びました.そして,それをどう使うかはあなた次第です.あなたが何を選ぼうとそれが正しいのです.その力はすべてあなたのものです.

本書に書かれているとおり,「引き寄せの法則」そのものは新しく発見されたものではない.昔から知られていたが,広く一般には知れ渡っていなかっただけだ.ともかく,そういう法則があり,その法則を利用する力が我々にはあるのだから,存分に活用すれば良いのではないだろうか.

本書の後半で,すべてのものはエネルギーであり,ある周波数で振動しており,どの周波数と同調するかが重要なのだと書かれている.また,宇宙は思考から生まれ,我々が現実と思っているものは我々の思考を顕在化したものであると書かれている.これらはいずれも,「ハトホルの書」に書かれている内容である.その類似性に驚かされた.全く関係ないものと思って手にしていたのだが...