折角,世界を代表する食通の街リヨンに来ているのに,ケチケチとした食事をするのは勿体ない.というわけで,リヨン滞在中の夕食は毎回40ユーロ以上だった.ちなみに,朝食は滞在したホテルで,昼食は会議場で食べた.
Le Merciere
リヨンの新市街に,Rue Merciere(メルシエール通り)というレストランやブションが軒を連ねる通りがある.今回のリヨン滞在では,メルシエール通り沿いのレストラン2軒で食事をした.そのうちの1つが”Le Merciere”だ.
“Le Merciere”はメルシエール通りの中央あたりにあり,店の中央をパッサージュ(小道)が通るという面白い構造のレストランで,リヨンの郷土料理がメニューの中心のようだ.「ようだ」というのは,見てもメニューがよく分からないから.
学会参加者と共に夕食に訪れ,アラカルトで注文した.私が注文したのは,「兎肉のテリーヌ」と「フォアグラ」.いずれも本来なら前菜なのだが,野菜もあり,量も結構多いので,これで満腹になる.兎肉はあっさりしており,フォアグラは濃厚.当然ながら,美味しい.その後,デザートとコーヒーをいただいた.食事と共に白と赤のワインもいただいて,1人50ユーロだった.
うさぎ肉のテリーヌ@Le Merciere,リヨン
Le Bistrot De Lyon
学会最終日の夕食に訪れたのが,Rue Merciere(メルシエール通り)のちょうど入口に位置する”Le Bistrot De Lyon”.別の学会参加者が宿泊したホテルの人が,”Le Merciere”と”Le Bistrot De Lyon”がお薦めだと紹介してくれたそうだ.
ここでは,「フォアグラのパテ」に始まり,肉料理,チーズ盛り合わせ,デザートと続く選択式のコース料理(menu)をいただいた.やはり,白と赤のワインをいただいて,1人40ユーロだった.こちらも美味しかった.
フォアグラのパテ@Le Bistrot De Lyon,リヨン
いずれのレストランでも,店外の席を選択した.開放感があり,美味しい食事とワインをいただきながら,楽しい時間を過ごすことができた.また,”Le Merciere”でも”Le Bistrot De Lyon”でも英語が通じたので,注文に困ることもない.どちらも,お薦めできる.