6月 212008
 

成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート」においては,技術的楽観論への批判が記されている.環境,エネルギー,資源,食料などの問題を解決するためと称して,様々な研究が行われているわけだが,この批判に耳を傾けておく必要はあるだろう.象徴的な箇所を引用しておく.

ここで技術の分析について長々と論ずる必要を感じたのは,世界モデルの結論に対する反論として,最も一般的でしかも最も危険なものは,技術的楽観論であることを知っているからである.技術は,問題の兆候を除去することはできるが,本質的な原因に作用することはできない.すべての問題に対する究極的な解決策として技術を信奉することは,最も基本的な問題−−有限なシステムにおける成長の問題−−から目をそらし,解決策として有効な行動をとることを妨げることになってしまう.

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