7月 122008
 

プレゼンテーション評価

今週初め,国際会議のためソウルへ向かう直前に,「見栄えの良い発表をするための要点」と題したメールを研究室学生宛に送付した.その内容は,「発表会を目前に控えた4回生へ」にも示してある.

金曜日にプロセス設計発表会が開催され,4回生はその真価を試されるときを迎えた.発表会を終えて,率直な感想を述べると,プロセスシステム工学研究室の4回生の発表は非常に良かった.学部生であれだけの発表ができれば素晴らしい.ただし,1つだけ気になった点を敢えて指摘しておこう.約1名なのだが,レーザーポインターの焦点が定まらず,グルグルと振り回しすぎだった.緊張から来るものだが,減点対象だ.

繰り返しになるが,「見栄えの良い発表をするための要点」に加えて,「学会発表と論文執筆に関するアドバイス」に従えば,立派なプレゼンテーションができるようになるだろう.精進して欲しい.

シミュレーション結果への態度

今年のプロセス設計発表会を聞いて,最も気になったことを1つだけ指摘しておきたい.それは,質問に対して,「計算結果がこうなりました」という返答のみで満足している学生がいたという事実だ.

ハッキリ言うが,これは,最低な回答の代表例だ.

計算結果を鵜呑みにして終わりなら,HYSYSやASPEN PLUSといった優秀なプロセスシミュレータを使用するプロセス設計なんて,数日もあれば終わらせることができるだろう.「計算結果がこうなりました」のみで,自力で考察できないようでは,何のために,これまで化学工学の勉強をしてきたのか分からない.教員としては,トホホ...と嘆くしかない事態だ.幸い,プロセスシステム工学研究室4回生に該当者はいなかったが.

自分の知識を総動員して,計算結果を検証することが非常に重要なのだ.常に,計算結果が妥当かどうか,自分の直観に反しないかどうかを確認しないといけない.この作業ができるようになっていないと,折角の知識や経験が何の役にも立たないと言うことになりかねない.

くれぐれも注意して欲しい.

7月 122008
 

IFAC World Congressには木曜日までしか出席しなかったのだが,帰国当日である木曜日の午前中に,UEML/Ontology関連のセッションに基調講演を聴きに行った.

その会場にも,オレンジ色のユニフォーム(Tシャツ)を来た学生がいたのだが,私が彼女の近くに座ると,

「講演者の方ですか?」

と日本語で話しかけてきた.

「いえ,違います.」

と日本語で答えると,続いて,

「○○さん,このセッションの内容はどのようなものですか.私はよくわからないので.」

と質問してきた.名前は私のネームプレートを見たわけだが,英語ならともかく,セッション内容の質問を日本語でするというのは尋常ではない.その語学力に,かなりビビッてしまった.韓国語と英語だけでなく,日本語もペラペラとは凄い.

ところが,その数十秒後,私は度肝を抜かれた.

オレンジTシャツの彼女が,開始間際にセッション会場に入ってきた中国人に,

「4番目の講演者ですか?」

と中国語で尋ね,備え付けのPCにファイルを入れろとか話したのだ.もちろん,私は中国語がまるで分からないので,会話内容は推測だ.しかし,中国語で遣り取りしていたのは確実だ.

学生で4カ国語ペラペラって,普通いないのではないだろうか.ラテン語が語源の似たような言語ならともかく,バラバラの4カ国語だ...

7月 122008
 

IFAC World Congressに参加するため,3泊4日の日程で,韓国ソウルに滞在した.帰国前日の夜,現在は韓国のサムスン電子で働いている研究室卒業生にソウルまで来てもらい,一緒に焼き肉を食べた.

ここ数週間,平均睡眠時間3時間台と,寝不足に弱い私にとっては激しい日々が続いていたので,このときくらいは韓国を満喫しようと,焼き肉をリクエストした.実は,その卒業生は,2006年に国際会議のため韓国釜山に滞在した際,大活躍してくれた学生だ.ホテルに到着したら,予約が勝手にキャンセルされていたなど,そのときの顛末は「韓国釜山へ」に書いてある.

焼き肉は大変美味しく,かつ非常に面白かった.その店で学んだことは,炭火焼き肉で炭が炎を吹き出したら,野菜を投入して消火しろということだ.店の人が実践してくれた.

大満足だった.現在,その学生(修士課程修了後に就職)の2報目の論文が”Journal of Process Control”誌で印刷中のため,別刷りが来たら郵送すると約束して別れた.