8月 282008
 

9月に伊勢に行く予定です.予習の成果を簡潔にまとめておきます.伊勢エビや松坂牛など食事については改めて.

どのようにして伊勢神宮が誕生したか

垂仁天皇(紀元前69年-70年)の皇女である倭姫命(やまとひめのみこと)は,天照大御神(あまてらすおおみかみ)を鎮座する地を求めて諸国を巡行した後,伊勢に入りました.その地で,「この美しい伊勢の国にとどまろう」という天照大御神からの神託を受けて,倭姫命が伊勢神宮を創建したそうです.

伊勢神宮の中心は,天照大御神を祭神とする皇大神宮(こうたいじんぐう)と豊受大御神(とようけおおみかみ)を祭神とする豊受大神宮(とようけだいじんぐう)です.豊受大御神は,天照大御神のお告げによって,丹波国から迎えられたとされています.

2つの正宮

伊勢神宮とは,2の正宮,14の別宮,43の摂社,24の末社,42の所管社からなる計125社神社の総称です.その中心が,天照大御神を祭神とする皇大神宮と豊受大御神を祭神とする豊受大神宮の2つの正宮です.皇大神宮は内宮(ないくう),豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれ,外宮を参拝してから内宮を参拝するという順路が古来からのならわしです.

伊勢神宮に参拝するのであれば,外宮と内宮は外せません.

ここだけは参拝しておこう

皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)の両正宮に加えて,非常に重要なのが,内宮別宮である荒祭宮(あらまつりのみや)と外宮別宮である多賀宮(たかのみや)です.

荒祭宮は,天照大御神の荒魂を祀る別宮であり,内宮別宮の最高位とされています.一方,多賀宮は,豊受大御神の荒魂を祀る別宮であり,外宮別宮の最高位とされています.

ちなみに,荒魂とは,神の荒々しい側面,荒ぶる魂を意味します.荒魂に対するのは和魂で,こちらは神の優しく平和的な側面を表します.

この荒祭宮と多賀宮に加えて,内宮別宮である月讀宮(つきよみのみや)も重要です.月讀宮の祭神は,天照大御神の弟神である月讀尊(つきよみのみこと)です.伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉国から戻って禊祓をした際に,左目から生まれたのが天照大御神,右目から生まれたのが月讀尊,鼻から生まれたのが須佐之男命(すさのおのみこと)であり,この三柱の神々は日本神話において最も重要です.天照大御神が太陽を象徴しているのに対して,月讀尊は月を象徴しています.

月讀宮は,月讀尊の荒魂を祭神とする月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや),伊弉諾尊を祭神とする伊佐奈岐宮(いざなぎのみや),伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祭神とする伊佐奈弥宮(いざなみのみや)の3社と並んで建てられています.ちなみに,参拝は,月讀宮→月讀荒御魂宮→伊佐奈岐宮→伊佐奈弥宮の順が正しいとされています.

重要な正宮と別宮およびそれらの参拝順序については,伊勢神宮の公式ウェブサイトでも紹介されています.

上述の正宮と別宮については,江原啓之氏が「神紀行1 伊勢・熊野・奈良」という本でも,スピリチュアルな聖域として紹介されています.この本では,伊勢神宮内宮の近くにある猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)も推奨されています.ただし,日本において最高位に位置する伊勢神宮は,それなりの服装,それなりの心構えでお参りしなければいけないと書いてありました.くだらない個人的なお願い事などしてはいけないそうです.ご参考まで.


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