9月 232008
 

出雲大社を参拝した.先々週に訪れた伊勢神宮と共に,日本を代表する神社であるが,圧倒的に人が少ない.そして,圧倒的に注連縄が大きい.神楽殿の注連縄は,太さ(外周)がなんと8mとか.

出雲大社の祭神は大国主大神(大国主命)で,縁結びの神様として知られている.また,大黒様でもある.大国主命が天照大神に出雲の国を譲るに際して,その見返りに建造されたとされるのが出雲大社で,実に由緒ある社だ.

大国主命と言えば,因幡の白兎を助けた話でも有名だ.銅鳥居の手前には,因幡の白兎のエピソードをモチーフにした像がある.

大国主命と因幡の白兎@出雲大社
大国主命と因幡の白兎@出雲大社

銅鳥居と拝殿@出雲大社
銅鳥居と拝殿@出雲大社

伊勢神宮を参拝しよう(実践編): 特別参宮など」で書いたとおり,伊勢神宮では,20年に一度,式年遷宮が執り行われ,正殿を始め御垣内の建物すべてが建て替えられ,さらに殿内の装束や神宝も新調される.これと同様に,出雲大社でも約70年に一度,大遷宮が執り行われる.今年から5年間は,ちょうど大遷宮の時期にあたり,既に大国主大神は本殿から拝殿に移されている.

出雲大社の本殿は,大社造りといわれる日本最古の神社建築様式で建てられており,とにかく高いという印象を受ける.建立当時の建物は高さ48mであったと言い伝えられているが,途方もない高さだ.

大社造りの本殿@出雲大社
大社造りの本殿@出雲大社

本殿の真後ろには,小さな素鵞社(そがのやしろ)がある.素鵞社の祭神は,大国主命の父神である素戔嗚尊(須佐之男命)だ.こちらもお参りしたのだが,個人的には,伊勢神宮もその他の神社も含めて,この素鵞社が一番良かった.素朴で小さな目立たない社なのだけれども.

素戔嗚尊(須佐之男命)を祭る素鵞社@出雲大社
素戔嗚尊(須佐之男命)を祭る素鵞社@出雲大社

出雲大社を参拝した後は,須佐神社へと向かう.


9月 232008
 

9月20−21日の一泊二日で,島根県に出掛けた.昨年の鳥取砂丘に続き,2年連続で中国山陰エリアへの旅行になる.これまで全く訪れたことのなかった地域だが,途方もない人混みに疲弊させられることもなく,海の幸,山の幸に恵まれ,温泉もあり,のんびりと旅行するには良いエリアだと思う.

今回の旅の目的は,歴史ある玉造温泉でのんびりして,日本海や宍道湖の海鮮料理,出雲そば,松江の和菓子など美味しいものを食べて,出雲大社と須佐神社に参拝するといったところだ.

まず,京都の自宅から日御碕を目指す.日御碕は大山隠岐国立公園にある島根半島最西端の岬で,その先にある経島がウミネコの繁殖地として知られている.そうは言っても,実は観光が目的ではなく,海鮮丼を食べるのが目的だ.

中国自動車道を経由して島根県に入り,自動車道で松江,玉造温泉を通過し,出雲大社の近くを通って,さらに北西へと進む.海岸沿いの道路を日御碕に向かって進むと,砂浜に突如として岩山が現れた.

古事記にある国譲りの舞台@稲佐浜
古事記にある国譲りの舞台@稲佐浜

「この岩山って,神様が力比べをしたってやつ?」というわけで,駐車場に車を止め,岩山を見物する.快晴の暑い日で,長男5歳と長女2歳は海に入って大はしゃぎだ.この砂浜は稲佐浜といい,天照大神の使者である武御雷神と大国主命の息子である武御名方命が力比べをした地とされる.この力比べには武御雷神が勝ち,大国主命が自身を祭る壮大な御殿(これが出雲大社になる)の建立を条件に,国(出雲)を譲ることに同意したというのが古事記にある話だ.建立当時の出雲大社は,高さ48mもある恐ろしく巨大な御殿だったと言い伝えられている.今でもかなり大きいが.

散々水遊びをした後,日御碕に向かう.ちょうど昼前になり,駐車場に車を止めて,海鮮丼を食べに行く.「花房」の日本海丼と「まの商店」のヒラマサの海鮮丼というのがガイドブックに紹介されていたので,どちらかにしようと思っていたところ,駐車場のすぐ横が「まの商店」だったので,ヒラマサの海鮮丼を食べることにした.

ヒラマサの海鮮丼@まの商店
ヒラマサの海鮮丼@まの商店

ヒラマサというのは魚の名前だが,白身のあっさりした味だった.鰻重のたれのように甘めの特製タレをかけていただく.美味しかったが,海鮮丼と一緒に出された吸い物の魚がさらに美味しかった.

親2人がヒラマサの海鮮丼,長男と長女はイカ玉子丼とわかめうどんを食べて,日御碕を後にした.次に向かうのは出雲大社だ.

今回の出雲・玉造温泉・松江旅行の総走行距離は796km(ハイオク約61L)だった.

9月 232008
 

7月に長男が「ナエトル」(ポケモンに出てくるキャラクター)を選んだのに続き,9月は長女が誕生日ケーキのデザインを選ぶ番だ.キティーちゃん,マイメロ,プリキュアなど色々な候補が挙がる中で,長男は「○○ちゃん,ゴーオンジャーがいい?」と,よくわからないまま「うん」と答える妹に誘導尋問を試みている.

最終的に,3歳になる長女が選んだのは,またしてもアンパンマン.「○○ちゃん,アンパンマンだ〜いすき!」とのことだ.

長女のバースデーケーキはアンパンマン
長女のバースデーケーキはアンパンマン

以下,これまでの実績を示しておこう.

9月 232008
 

9月17日(水)〜19日(金)に鹿児島県霧島市で開催された計測自動制御学会(SICE)制御部門主催の第37回制御理論シンポジウムに参加してきた.会場は霧島いわさきホテルで,スタッフのサービスも行き届いており,非常に良いところだった.

制御理論シンポジウムは,国内の制御理論研究者が一堂に会し,宿泊施設に泊まり込んで,じっくりと語り合うことを目的とした会議だそうだ.一応,制御関連の研究も手掛けている私だが,決して理論研究家ではないので,これまで制御理論シンポジウムに参加したことはなかった.ところが,私が一緒に技術開発に取り組んでいる産業界の方々から,「依頼されて制御理論シンポジウムに講演に行ったんですけど・・・」という話を少なからず聞いたので,百聞は一見にしかずということで参加を決めた.制御技術部会がジョイントで行う特別企画に参加するという目的もあった.

ちなみに,「依頼されて制御理論シンポジウムに講演に行ったんですけど・・・」の「・・・」の部分を単刀直入に,かつ独断と偏見で要約すると,「話が噛み合わない」ということだ.俗に言う理論と現実のギャップという奴なのだろう.産業界側からすると,「現実に困っている問題は様々あり,それを制御理論研究者に説明するのだが,興味を持ってもらえない.どうして,制御理論研究者は蛸壺から出てこないんですかね.」ということになる.もちろん,ここまでハッキリ言う人はおらず,皆さん私と違って大人なので,マイルドな言い方をされるのだが...

現実には,制御理論研究者でも,共同研究などで産業応用に取り組んでいる人は多い.ただ,一般的にシーズ志向であるため,自分の研究が直接的に適用できるような対象には興味があるが,そうではない問題(ニーズ)には興味がないという人もいるのだろう.また,制御対象が数式で与えられた状態から議論を開始する研究スタイルが身に染みているため,怪しげな制御対象を扱う気概がないという人もいるのだと思う.それが悪いとは思わない.研究者や教育者を志したからには,何か成し遂げたいものが心の中にあるだろう.それが成し遂げられるなら,それ以上に望むことなど何もない.だが,研究に閉塞感を感じるようなら,勇気を出して,外海に踏み出してみたらどうだろう.

さて,今回の霧島滞在中に,台風13号が直撃した.一時は予定通りに帰れないのではないかと心配したが,無事に京都まで戻ることができた.土曜日から家族旅行の予定をしていたため,本当に有り難かった.感謝したい.

それと,夜の親睦会で,プレミアム焼酎として知られる「魔王」や「佐藤」を飲ませていただいた.流石,地元,鹿児島.ありがとうございました.会議全体の印象としては,目的通りに,参加者が親睦を深めることができる工夫が随所に為されており,良い会議だと感じた.運営に携わられた先生方に感謝したい.