11月 282008
 

先日,「品質や歩留りの改善にデータ解析を活用:SONAR研究会」と題して,YDC SONARというデータウェアハウス&解析ソフトのユーザミーティングであるSONAR研究会での特別講演について書いた.その中で,私がどういう観点で研究に取り組んでいるかを次のように表現した.

今回の研究会のキーワードは品質であるが,品質に関わる問題は,あらゆる製造業が抱えている.半導体,液晶,鉄鋼,製薬,化学等々,製品は全く異なるし,製造設備も全く異なる.しかし,データ解析を活用して品質・歩留りを向上させるという観点から眺めると,実は,課題と解決策は共通している.いや,同一だと言ってもいいだろう.このため,異業種の交流は非常に有意義だと思っている.そういう意味で,SONAR研究会というのも,1つの異業種交流の場であり,その役割を果たしていくならば,非常に有望だと感じた.

その後,特別講演に対するアンケート結果に対する自分なりの解釈を,「講演の難しさ,成功と性向:独り言モードで」と題して書いた.そこで,いろいろな場で講演をさせてもらい,数多くの共同研究に取り組んでいる動機を,次のように表現した.

私が各所で講演をさせてもらっているのは,第一に,プロセスデータ解析を実践する人を増やすためだ.そういう観点で,以前から,自分自身の活動を布教活動に喩えている.

産業界の垣根を越えて,様々な業界の技術者が切磋琢磨すれば,生産技術力,特に品質実現力の強化にデータ解析技術をもっと活用できるようになるはずだという思いは強い.上述のSONAR研究会で伝えたかったのも,先週,台湾の台北で開催された国際会議(2008 Taiwan/Korea/Japan Chemical Engineering Conference and the 55th Taiwan Institute of Chemical Engineers Annual Conference)での招待講演で伝えたかったのも,この点である.ちなみに,台北での国際会議では,「Practical Process Data Analysis to Meet Industrial Needs: Recent Advancement of Statistical Modeling and Process Analysis」という題目で講演を行った.

産業界の垣根を越えて技術開発に取り組むというのは,難しいことに思えるかもしれない.しかし,プロセスの見かけは異なっているとしても,課題と解決策が共有できると理解できれば,そのような取り組みに価値を見出せるはずである.実際,カナダのマックマスター大学を核とするコンソーシアム”McMaster Advanced Control Consortium (MACC)“は,そのような取り組みを実践し,大きな成果をあげている.コンソーシアムの概要については「McMaster Advanced Control Consortium (MACC)」に書いてあるので,そちらを参考にしていただきたい.

私がやろうとしていることの1つは,このコンソーシアムのような,産業界の垣根を越えた集団を構成し,産産学連携による技術開発を通して,社会に貢献することである.そして,もう1つは,教育を通して社会に貢献することである.これら自分がやりたいことをやるためのポジションとして,大学の教員というのは適切であると考えている.

11月 262008
 

紆余曲折の家族旅行計画

今年4月から,2009年夏秋冬に海外へ家族旅行に行く計画について検討してきたが,紆余曲折の末,遂に決定した.これまでの経緯は,このブログにも書いてきた通りだ.

最初は,ウォルト・ディズニー・ワールド,ケネディ・スペース・センター,キーウェストを10日間で巡るフロリダへの旅を計画.家族全員ノリノリだったが,長男5歳の「英語なんて嫌い!」&「長いこと車(と飛行機)に乗るのは嫌だ!」攻撃に敢えなく撃沈.

代わりに候補に浮上したのが,カナディアンロッキーとナイアガラ瀑布を巡るカナダの旅.トロントに宿泊して,ナイアガラ観光&シルクドソレイユ鑑賞,カルガリーに移動して,恐竜で有名なロイヤル・ティレル博物館見学,バンフやレイクルイーズあたりに宿泊して,エメラルド湖,オハラ湖,モレイン湖周辺でハイキング,ラフティング,フィッシング,ボート&コロンビア大氷原訪問を検討.しかし,旅程が複雑で,特典航空券が取れないため,仕方なく却下.ナイアガラ滝を諦め,カナディアンロッキーのみにしようかとも考えたが,子供にはやや退屈かもと判断.

続いて,エールフランスのマイルがあるため,スイスで大自然を満喫しつつ,フランスで芸術に浸るヨーロッパ旅行を計画.しかし,幼稚園児2人が十分に楽しめるとは思えず,アメリカやカナダに比べて,ヨーロッパは移動も大変なため,これも断念.子供が小学生高学年か中学生になったら,改めて,パリ&ヴェネチアに行くことにする.

そんなこんなで,今月になって,新しい候補として,ハワイが急浮上してきた.理由は,飛行機に乗る時間が比較的短いこと(子供視点),子供も存分に楽しめること(子供視点),ショッピングもできること(彼女視点),のんびりできそうなこと(私視点)だ.

フロリダ旅行の計画を立てるために,様々な出版社の旅行ガイドブックを5冊ほど読み込んだ.カナダ旅行の計画を立てるために,様々な出版社の旅行ガイドブックを5冊ほど読み込んだ.スイス&フランス旅行の計画を立てるために,様々な出版社の旅行ガイドブックを5冊ほど読み込んだ.そして,つい最近,ハワイ旅行の計画を立てるために,様々な出版社の旅行ガイドブックを5冊ほど読み込んだ.正直,もうヘトヘトという感じ.

ハワイ8泊10日に決定

「もう,これ以上考えるのは嫌だ!」ということで,2009年の家族旅行はハワイ8泊10日に決定した.

正直なところ,毎年,夏休みも取れていない状態なので,思い切って長期休暇を取ることにした.ガイドブックを見て,行きたいところ,やりたいことをリストアップし,それが全部できるように日数を決めた.候補に挙がったのは,ザッと以下の通りだ.

  1. イルカ&ウミガメに会いに行く.
  2. サンドバーに行く.
  3. シーライフパークで,イルカやエイと戯れる.
  4. ドール・プランテーションでパイナップルを満喫する.
  5. タンタラス&マノア滝へハイキングする.
  6. アトランティス・サブマリンで海中に潜る.
  7. サーク・ハワイのサーカスを見る.
  8. ビーチ.
  9. ショッピング.

ちなみに,決定したというのはどういう意味かというと,航空券を手配したということ.ホテルはこれから考える.

11月 232008
 

台湾桃園国際空港へ,そして台北市内へ

フィラデルフィアからデトロイトを経由して,成田空港に到着したのは午後3時頃.次のフライトは午後7時頃発で,台北に到着するのは午後10時を過ぎる.若干乗り継ぎが非効率的なのだが,スカイチーム便にすると,デトロイトか成田かどちらかで長時間待つしかなかった.デトロイトのラウンジは何度も利用しているので,今回は,成田空港で長時間待つことにした.

台北の台湾桃園国際空港には,台北市内と結ぶ鉄道はなく,バスかタクシーを使うことになる.今回は,国際会議に招待してくれた国立台湾大学(NTU)の教授が「学生が空港まで迎えに行くから」と申し出てくれたため,その学生の車でホテルまで連れて行ってもらった.

台湾桃園国際空港の税関を抜けてホールへ出ると,名前を書いたボードを持った人達が大勢いる.自分の名前もあるかもと思い,眺めてみたが,どうやらなさそうだ.さて,どうやって学生と面会したら良いものかと考えていると,「○○様,○○様,お連れ様がお待ちです.インフォメーションデスクまでお越し下さい.」と空港内アナウンスが流れた.「おー,その手できたか」と少し驚きつつ,インフォメーションデスクへと向かう.

空港まで迎えに来てくれた学生は,博士課程2年目で,2年前に研究室旅行でNTUを訪問した際には,修士課程学生として我々を迎えてくれた.空港からホテルまでの約1時間の車中では,台湾の大学生の生活などについて色々と話をした.途中,道を間違えるなどのトラブルもあり,結局,ホテルに着いたのは夜12時を少し過ぎた頃だった.

「父親の車です」と言って学生が乗せてくれたのは,トヨタのカムリだ.昔は,日本国内のカムリと北米仕様のカムリは全く別の車だったが,現在は北米仕様を日本国内でも販売しているのではなかっただろうか.日本ではマイナーな車種だが,海外ではトヨタの主力車種で,人気も高い.今回乗せてもらったカムリも,3000CCクラス,シートは当然革張りで電動式と,豪華仕様だ.台湾にも自動車メーカーが一社あるそうだが,日本やドイツをはじめ,輸入車の人気が高いという.高速道路や市街を走っている車を見ると,トヨタ車が多いような気がしたが,学生に人気があるのはマツダ車だという.決め手はデザインで,このあたりの感覚は日本と台湾とで共通しているのだろう.ちなみに,我が家の自家用車もマツダだ.

早朝に台湾桃園国際空港へ,そして帰国

スカイチーム便に限定したために,帰国便は台湾桃園国際空港8:20発のノースウェスト航空NW70便だ.前夜にオンラインチェックインは済ませておくものの,2時間前を目安に空港へ到着しておくのが無難なため,6:20頃に空港へ到着しようと思うと,台北駅を5:00過ぎに出る空港バスに乗るか,5:30頃にホテルからタクシーで空港に向かうかとなる.当然,圧倒的に安いのはバスで,ホテル近くの公館駅から台北駅までのMRTが20圓(約66円),台北駅から空港までのバスが100圓(約330円)で,合計400円ほどとなる.一方,タクシーだと1200圓(約4000円)程だから,ちょうど10倍になる.それでも,台北市街から台湾桃園国際空港まで40km程あることを考えると,タクシーでも十分に安い.

あまりに朝が早いので,タクシーにするのが当然と思われるが,折角だから,MRTとバスで空港まで行こうかなと考えていたところ,NTUの教授と学生が,車で空港まで送ると申し出てくれた.しかし,これは流石に申し訳ないので,丁重にお断りしたのだが,いや送るということで,大変有り難く,その申し出を受けることにした.

翌朝,学生はカムリで5:30にホテルまで来てくれ,すぐに台湾桃園国際空港へと向かう.途中,ここが好きな公園だとか,台湾の高速道路はどうなっているかとか,ラジオから流れてきた歌を歌っている日本人歌手は誰だとか,色々と雑談をしながら,6:10頃に空港に到着した.学生は親切にチェックインカウンターまで付き添ってくれて,そこでお礼を述べて別れた.

台北到着時に空港からホテルまで送ってくれることになっていたので,招待してくれた教授に加えて,その学生にも日本からプレゼントを用意して行ったのだが,結局,ホテルから会議場まで,会議場から故宮博物院まで,故宮博物院からホテルまでと,ずっと我々の運転手をしてもらうことになってしまったため,とても持参したプレゼントだけでは申し訳ない.空港での別れ際に,名刺をもらったので,帰国後,彼が好きだというJ-POPのCDでも送ろうと思っている.

ノースウェスト航空は台湾桃園国際空港の第2ターミナルから発着する.土産物店や免税店は充実しており,快適な国際空港だ.セキュリティチェックと出国手続きは簡単に済み,ゲートに向かう途中の土産物店や免税店をのぞきつつ,チェックイン時に招待状を作成してもらった中華航空のラウンジへと向かう.中華航空のラウンジを利用するのは初めてだが,凄くシンプルだ.デザインとは無縁,あるいは機能性重視という感じ.朝食を食べていないので,肉まんや餃子をいただいた.肉まんは数種類あり,どうやら豚肉の肉まんであっても,前足を使っているか,後足を使っているかなどで,異なるようだ.確かに味も違う.流石は台湾だ.奥深い.ついでに,ヌードルスタンドというのがあったので,牛肉麺も食べてみた.結構お腹が一杯になったところで,搭乗ゲートへと向かう.

11月 232008
 

台湾に来たら高級海鮮料理をと思っていたのだが,小籠包の食べ過ぎで,夕食時になってもそれほどお腹が空いていないし,講演の準備があるため,MRTに乗って遠くまで行きたいとも思わないし,そもそも一人で高級レストランに入るのは気が重いし,結局,ホテル周辺で食事を済ませることにした.大学が多いエリアのため,屋台も含めて,食事には困らないようだ.

どこかレストランっぽいところにしようかと思っていたのだが,ブラブラ歩いていると,凄い行列ができている屋台がいくつか目に留まった.これは食べないわけにはいかないだろうということで,行列に並ぶ.最初に並んだのは,ネギ焼き(?)の屋台.

凄い行列のネギ焼き屋台@台北,台湾
凄い行列のネギ焼き屋台@台北,台湾

看板の意味が分かるはずもなく,実際に食べるまでは何なのか分からない.一個40圓(約130円)であることは間違いないため,大きさを確認して,2個注文した.注文するときに何か尋ねられるのだが,これもサッパリ分からない.どうも調味料をかけるかどうかを聞いてくれているようなのだが,ポカンとアホ顔をしていると,諦めて,2個入りの袋を渡してくれた.

熱々のネギ焼き(?)を袋から出し,ブラブラと歩きながら食べる.なかなか美味しいのだが,薄味派の私にとっては,ちょっと辛過ぎる.ビールを飲みながら食べるのが良さそうだ.

アツアツのネギ焼き@公館駅近くの屋台,台北
アツアツのネギ焼き@公館駅近くの屋台,台北

ネギ焼き(?)の他に行列ができていた店としては,1個10圓(約33円)の回転焼きと,正体不明のおかずがあった.ネギ焼き(?)で既にお腹一杯で,これは食べなかったので,正体不明のままだ.まあ,屋台の行列よりも,地平線まで続きそうな原チャリの数に圧倒されてしまうが...

行列のできていた謎の屋台@台北,台湾
行列のできていた謎の屋台@台北,台湾

行列のできていた回転焼き@台北,台湾
行列のできていた回転焼き@台北,台湾

11月 232008
 

国立故宮博物院

台湾観光の目玉と言えば,もちろん,国立故宮博物院だろう.中国北京の紫禁城にあった宝物を残らず持ってきたというのだから,そのコレクションは凄いに決まっている.中国数千年の歴史の中で,歴代皇帝が収集した宝物が揃っているというわけだ.逆に,北京の紫禁城は建物そのものが凄く圧倒されるのだが,見るべき宝物はほとんどない.

数年前に一度,国立故宮博物院を訪問したことがあるので,今回は2回目だ.2007年にリニューアルされたので,もう一度見に行こうと思ったわけだ.

滞在中のホテル「立徳飯店(Leader Hotel)」のすぐ近くにあるMRT公館駅から電車に乗り,MRT士林駅に向かう.11駅で30圓(約100円).真っ直ぐ南から北に向かうため,乗り換える必要はない.

MRT士林駅から国立故宮博物院までは,路線バスを利用した.国立故宮博物院には多くの観光客が訪れるため,見様見真似で路線バスに乗っても何とかなる.運賃は15圓(約50円)と途方もなく安い.タクシーを含めて,台湾の交通機関は本当に安い.

今回は,一人で訪問したこともあり,オーディオガイドを借りて,じっくりと見学した.2007年のリニューアルに伴い,展示が時代順に変更されたため,石器や土器の時代から,銅器,磁器の時代へと順に流れを追うことができる.なお,あまりに有名な白菜や豚角煮などは,別の部屋に展示され,多くの観光客を集めていた.

国立故宮博物院@台北,台湾
国立故宮博物院@台北,台湾

鼎泰豊の小龍包

台湾の食事と言えば,もちろん,鼎泰豊の小龍包だろう.前回,2年前に研究室旅行で台北を訪れた際も,二度,鼎泰豊の本店で小龍包などを食べた.今回は,国立故宮博物院の見学で十分にお腹を空かして,路線バスとMRTを乗り継ぎ,鼎泰豊の本店までやって来た.

完全に食事時間を外していたので,店内はガラガラだ.一人でも気兼ねしなくて良い.いつものように,3階へと案内される.

とりあえず,小籠包を注文すると,「10個入りですが,半分にもできますよ」と店の女性が教えてくれた.半分にできるとは初耳だったが,10個は食べられる気もするしと迷っていると,「後で追加もできますから」と教えてくれた.それならということで,小籠包を半分と,さらに牛肉麺を注文した.敢えて鼎泰豊で牛肉麺を食べる必要もなかったのだが,お腹も空いているし,どこかで食べようとは思っていたので,とりあえず注文してみた.

鼎泰豊の牛肉麺@台北,台湾
鼎泰豊の牛肉麺@台北,台湾

牛肉麺には醤油味と塩味があって,今回は醤油味を注文した.なかなか美味しい.

もちろん,小籠包も非常に美味しい.結局,半分の5個では満足できず,もう1つ注文してしまった.合計15個だ.流石に食べ過ぎ...

鼎泰豊の小龍包@台北,台湾
鼎泰豊の小龍包@台北,台湾

11月 222008
 

現在,台北に滞在中だ.AIChE Annual Meetingに参加するため,水曜日の早朝までフィラデルフィアに滞在し,デトロイトと成田を経由して,木曜日の夜に台北に到着した.日本,韓国,台湾の3カ国で共催する化学工学の国際会議に参加するのが目的だ.通常,国際会議のはしごはしないのだが,今回は,基調講演を依頼されたので,喜んでその招待を受けた.

宿泊しているホテルは,立徳飯店(Leader Hotel)といい,国立台湾大学(National Taiwan University, NTU)のキャンパスに隣接している.MRTの公館駅から徒歩2分程という便利な立地だ.NTUの教授が手配してくれた.

立徳飯店(Leader Hotel)@台北,台湾
立徳飯店(Leader Hotel)の客室@台北,台湾

立徳飯店(Leader Hotel)の客室は予想以上に広く,無料の有線LANが利用できるワーキングデスクもあり,実に快適だ.冷蔵庫など必要な設備も一通り揃っている.客室内を見て回り,驚いたのが,シャワールームだ.バスタブはなく,シャワーだけなのだが,そのシャワーが凄いことになっている.一体,何カ所からお湯を出すつもりなのかという感じ.

シャワールームはガラスの扉で区切られている.それでも,部屋からシャワールームが直接見えるわけではないので,ベルリン滞在時に利用した,バスルームが完全ガラス張りのホテル”Park Inn Berlin Alexanderplatz”ほどのインパクトはない.

立徳飯店(Leader Hotel)@台北,台湾
立徳飯店(Leader Hotel)のシャワー@台北,台湾

NTUに隣接しているほか,このエリアには複数の大学があるため,ホテルの周囲には飲食店や屋台も多く,夜遅くまで賑やかだ.遠くの夜市に出掛けなくても,台北の夜を楽しめる.

11月 202008
 

Caribou Cafe (French)

場所: 12th street & Walnut street
電話: 215-625-9535

店名はカフェだが,きちんと食事もできるフレンチレストラン.フランス料理に対して日本人は偏見(高級とか)を持っている気がするが,カフェという名前からも分かるとおり,入りやすい普通の店.ドリンクメニューの半分がワインリスト,もう半分がビールリストで,アメリカのビールはもちろん,ドイツ,ベルギー,チェコなど輸入ビールの品揃えが豊富.スープまたはサラダ,メイン(鳥,牛,魚から選択),デザートのプリフィクスコースが29ドルでお得かも.もちろん,量はアメリカンサイズで,デザートも甘い.

メインのステーキ料理@Caribou Cafe
メインのステーキ料理@Caribou Cafe

McCormick and Schmicks (Seafood)

場所: Broad street & Market street
電話: 215-568-6888

City Hallのすぐ南にあるシーフードレストラン.魚料理はもちろん美味しいが,デザートのクリームブリュレが有名だとか.何を頼むか迷ったので,Sea bass(白身魚),Salmon(サケ),Crab cake(カニのコロッケ)を取り合わせたものを注文した.ラズベリーとブルーベリーがのったクリームブリュレ付き.3種類の料理がいただけるのは,飽きなくていい.クリームブリュレも美味しいけど,やはり大きい.

魚料理3種とリゾット@McCormick and Schmicks
魚料理3種とリゾット@McCormick and Schmicks

クリームブリュレ@McCormick and Schmicks
クリームブリュレ@McCormick and Schmicks

Maggiano’s (Italian)

場所: 1201 Filbert street
電話: 215-568-6888

12th street沿いで,Reading terminal Marketの向かい側.いつも混雑しており,予約なしなら30分以上待ちは覚悟する必要がある.バーでアルコールを飲みながら待っている人も多い.メニューは豊富で,メイン料理の他に,パスタが充実している.嬉しいのは,ハーフサイズが用意されていること.フルサイズだと凄く量が多い.また,Family(4人以上のグループ)向けメニューがあり,前菜,サラダ,メイン,パスタ,デザートから各2種類ずつを選べる.5人で注文したが,途方もなく量が多かった.とても食べきれず,箱に入れてもらってホテルに持ち帰った.人気店だけあって,美味しい.

実は,このとき,レストランに服を忘れてしまった.外は無茶苦茶寒いので,上着を忘れることはないのだが,中が暑かったので席で脱いだ服をそのまま忘れてしまった.翌朝に気がついて,開店前に店に取りに行くと,受付のところできちんと保管しておいてくれた.「もう,忘れちゃダメよ!」と釘を刺されつつ,感謝して退散.

前菜の1つ,貝料理@Maggiano's
前菜の1つ,貝料理@Maggiano’s

山盛りのアイスクリームとケーキ@Maggiano's
山盛りのアイスクリームとケーキ@Maggiano’s

Lolita (Mexican)

場所: 106 south 13th street
電話: 215-546-7100

地元で人気のメキシコ料理レストラン.最近数年間連続で受賞している.常連はみんな,ワインや洋酒を持ち込んでいる.メキシコ料理だけに辛い料理が多いようだが,どれも美味しい.お薦め.ただし,お酒を持参するのを忘れないように.

11月 182008
 

朝食を食べながら,USA TODAY紙を読んでいたところ,大統領選に勝利したオバマ氏が今日シカゴでマケイン氏に会うとか,オバマ氏が経済政策についてメディアのインタビューに答えたとか,アメリカ軍のイラク撤退についてイラク政府と合意したとかいうニュースに混じって,”Today’s debate: Education”に目がとまった.ディベートのテーマは,学校週4日制だ.

日本では,完全週5日制にしただけで議論沸騰といった状況になっているのだが,なんとアメリカでは,既に週4日制を導入している学校がある.まだごく一部の特殊な事例らしいが,その動きは広まっているらしい.

“Four is not enough”と主張する側の意見は”Shortened weeks threaten student success, burden working parents.”とまとめられている.つまり,教育時間が減ることで,生徒の学力に悪影響を及ぼすという点が1つ.もう1つは,週3日も子供が学校に行かないとなると,共働き世帯の負担が大きくなるという点.アメリカでは,子供だけを家に残すことは法律で禁じられており,両親がいないのであれば,デイケアを頼まなければならない.つまり,アメリカには,日本のように鍵っ子なんていないのだ.さらに,実例を挙げて,週4日制を導入した地域の学校の生徒のテスト成績が,その地域のある州の平均を下回っていることを指摘している.また,マサチューセッツでの事例として,逆に教育時間を25%増加した学校では,数学,英語,科学で成績の向上が見られたとしている.

逆に,”We like the 4-day week”と主張する側の意見は”New schedule saves our schools money and improves attendance.”とまとめられている.まず初めに「コスト」が挙げられるところからして納得いかないのだが,実は,そもそも週4日制が導入されたのは,skyrocketingな燃料費高騰で,スクールバスを走らせることができなくなったという経済的理由による.当然,スクールバスを走らせられなくなるのは,田舎の学校であり,貧乏な地区の学校である.金持ち地区はその程度では影響されない.ここにも,格差社会アメリカの姿を垣間見ることができる.

11月 172008
 

インディペンデンス国立歴史公園の散策を終え,SEPTAバス38番に乗って,フィラデルフィア美術館に向かう.運賃は2ドル.観光客にはPHLASH(フラッシュ)が便利だとガイドブックには書かれていたが,朝早いため,まだ運行していないようだ.フィラデルフィア美術館のバス停で降り,東側(ダウンタウン側)の入口に向かって歩くと,映画でお馴染みのロッキー・バルボアの彫像がある.ボクシング・グローブをはめて,両腕を高らかに挙げた姿だ.ロッキー・バルボア像は人気で,一緒に記念撮影する観光客も多い.

フィラデルフィア美術館の前にあるロッキー像
フィラデルフィア美術館の前にあるロッキー像

美術館の入口までは,大きな階段を上る.子供達とロッキーが駆け上がった階段なのだろう.こちらでも,階段を駆け上がる人,階段の上で両腕を挙げる人と様々だ.10時開館ということだったが,館内に入ると,既に行列ができていた.20人ほどだったか.大したことはない.

フィラデルフィア美術館
フィラデルフィア美術館

フィラデルフィア美術館の入館料は,大人12ドルだが,日曜日は”pay what you wish all day”ということで,好きなだけ寄付をする.もちろん,払わなくても構わない.私は,5ドルのオーディオツアー(self-guided audio tour)を申込み,5ドルの寄付と合わせて,合計10ドル支払った.

受付で,「日本語のオーディオツアーはあるか」と尋ねると,「ちょっと待って,確認する」ということになった.日本語のオーディオツアーを申し込む人なんて,ほとんどいないのだろう.しかし,大きな美術館では,主要作品を見逃さず,かつ作品を満喫するためには,オーディオツアーが非常に役に立つ.美術の教科書に登場するような有名な絵画や彫刻であっても,私のような無知な奴は,作品名と作者名を知っているのが関の山で,作品が書かれた背景や作品の特徴などは知るよしもないからだ.

幸い,日本語のオーディオツアーがあったので,それを借りる.英語のオーディオツアーを借りたいところだが,私の英語力では,美術用語はさっぱり分からない.なお,保証のために,受付で身分証明書を人質に取られるのだが,運転免許証などは持っていなかったため,クレジットカードを差し出した.

流石,全米第3位の美術館だけあって,見所も多い.インパクトがあったのは,日本の茶室.茶室の建物全体が,庭も含めて,そのまま再現されていた.もちろん,博物館としての巨大さと展示物の凄さでは,アメリカ国内ならメトロポリタン美術館(ニューヨーク),国外なら古代ギリシャの「ゼウスの大祭壇」や古代バビロニアの「イシュタール門」をそのまま奪ってきたペルガモン博物館(ベルリン)などの方が迫力があるだろう.

ルノワールの作品@フィラデルフィア美術館
ルノワールの作品@フィラデルフィア美術館

ヨーロッパ美術では,プーサンの「ヴィーナス誕生」,ゴッホの「ひまわり」,モネの「エプト川岸のポプラ」,セザンヌの「大水浴」などがズラリと並ぶ.目を引いたのは,ルーベンスの作品.作品名は忘れてしまったが,神話を題材にしたもので,手を鎖で繋がれた男性が鷹に肝臓を食いちぎられている絵だ.迫力が凄い.

プーサンの「ヴィーナス誕生」は有名なのだそうだが,同じ「ヴィーナス誕生」なら,ウフィッツ美術館(フィレンツェ)が所蔵するボッティチェリの作品が好きだ.

また,セザンヌの「大水浴」も時代を代表する傑作なのだそうだが,私如きでは,その良さがよく分からない.同じ「大水浴」なら,隣の部屋に飾られている,ルノワールの「大水浴」が好きだ.

ルノワールの作品@フィラデルフィア美術館
ルノワールの作品@フィラデルフィア美術館

さて,日本語オーディオツアーだが,”Director’s Delights Audio Tour”という名称で,34件の解説が収録されている.先に書いた日本の茶室,ルーベンス,ゴッホ,モネ,セザンヌなども網羅されている.これはお勧めだ.

フィラデルフィア美術館を一通り見終わると,既に12時を過ぎていた.入口の行列はさらに伸び,外まで続いている.帰りは,美術館から市庁舎までまっすぐ続く広い道を歩いて戻ることにした.

フィラデルフィア美術館から市中心部を臨む
フィラデルフィア美術館から市中心部を臨む

11月 172008
 

フィラデルフィアと言えば,アメリカ合衆国誕生の地である.この街で独立宣言が採択され,最初の国会も開催された.アメリカ人にとっては,非常に意味深い街のはずだ.日本人の私にとっては,かなりどうでも良いのだが,折角フィラデルフィアに来たので,一通り見ておくことにした.いつものように,朝早くから,ひたすら歩く.歩く.歩く.

ホテルで見付けた”Guided Walking Tour of Historic Philadelphia”というパンフレットに,インディペンデンス国立歴史公園の地図と経路が書かれていたので,その通りに自分で歩いてみることにした.21カ所を75分で歩いて回るツアーだと書かれている.インディペンデンス・ビジターセンターから出発し,歴史的な建物を見て回る.5カ所目がリバティベルセンターで,ここには独立宣言採択に際して高らかに鳴らされた自由の鐘が保管されている.この自由の鐘には,大きな亀裂が入っているため,もはや音を聴くことはできない.

自由の象徴リバティベル@フィラデルフィア
自由の象徴リバティベル@フィラデルフィア

リバティベルセンターの次は独立記念館だ.ここで,トーマス・ジェファーソンによって起草された独立宣言が採択された.独立記念館の内部を見学するためには,無料のチケットを入手しなければならない.入口のところで,そう警備員に教えてもらったが,まだ時間が早過ぎたので,建物の外側をブラブラと見学することにした.それでも,厳重なセキュリティを通らなければならない.持っている鞄の中身まで検査される.

独立宣言が採択された独立記念館@フィラデルフィア
独立宣言が採択された独立記念館@フィラデルフィア

その後もいくつかの歴史的建造物を眺め,9:40頃に個人ツアー終了.これでフィラデルフィアの東側は踏破した.次の目標は,フィラデルフィア美術館だ.