11月 182008
 

朝食を食べながら,USA TODAY紙を読んでいたところ,大統領選に勝利したオバマ氏が今日シカゴでマケイン氏に会うとか,オバマ氏が経済政策についてメディアのインタビューに答えたとか,アメリカ軍のイラク撤退についてイラク政府と合意したとかいうニュースに混じって,”Today’s debate: Education”に目がとまった.ディベートのテーマは,学校週4日制だ.

日本では,完全週5日制にしただけで議論沸騰といった状況になっているのだが,なんとアメリカでは,既に週4日制を導入している学校がある.まだごく一部の特殊な事例らしいが,その動きは広まっているらしい.

“Four is not enough”と主張する側の意見は”Shortened weeks threaten student success, burden working parents.”とまとめられている.つまり,教育時間が減ることで,生徒の学力に悪影響を及ぼすという点が1つ.もう1つは,週3日も子供が学校に行かないとなると,共働き世帯の負担が大きくなるという点.アメリカでは,子供だけを家に残すことは法律で禁じられており,両親がいないのであれば,デイケアを頼まなければならない.つまり,アメリカには,日本のように鍵っ子なんていないのだ.さらに,実例を挙げて,週4日制を導入した地域の学校の生徒のテスト成績が,その地域のある州の平均を下回っていることを指摘している.また,マサチューセッツでの事例として,逆に教育時間を25%増加した学校では,数学,英語,科学で成績の向上が見られたとしている.

逆に,”We like the 4-day week”と主張する側の意見は”New schedule saves our schools money and improves attendance.”とまとめられている.まず初めに「コスト」が挙げられるところからして納得いかないのだが,実は,そもそも週4日制が導入されたのは,skyrocketingな燃料費高騰で,スクールバスを走らせることができなくなったという経済的理由による.当然,スクールバスを走らせられなくなるのは,田舎の学校であり,貧乏な地区の学校である.金持ち地区はその程度では影響されない.ここにも,格差社会アメリカの姿を垣間見ることができる.