12月 132008
 

MOT[技術経営]入門
延岡健太郎,日本経済新聞出版社,2006

なぜ技術経営が必要なのか,なぜ技術経営が難しいのか,技術経営において何を考慮すべきか,技術経営を成功させるためには何が重要なのか,そういうことがまとめられている.分析ツールの紹介や説明は皆無であり,MOTのコンセプトを伝えることに徹している.また,具体的な事例として,シャープ,トヨタ自動車,キーエンスなどの優良企業の強みを解説することで,読者がイメージを持てるようになっている.

難しい話は全くなく,ツールの羅列でもなく,著者が考えるMOTの核心が具体例と共に述べられているので,これから技術経営を学ぼうとする初学者が読むのには非常に良い書籍だと思う.ただし,著者の思想を色濃く反映しているため,必ずしも標準的というわけではないかもしれない.

概要を知りたい人は,本書の序章と終章だけでも読んでみたら良いだろう.

目次

  • MOT(Management of Technology)とは
  • MOTの役割と視点
  • 組織能力の役割
  • 製品アーキテクチャ
  • コア技術戦略
  • プラットフォーム戦略
  • イノベーションの理論と本質
  • 組織構造のデザイン
  • 組織プロセスのマネジメント
  • プロジェクト知識のマネジメント
  • 顧客価値創造の事業システム
  • 事業システムのデザインとマネジメント
  • 企業間ネットワークとマネジメント
  • 付加価値創造のための組織能力構築に向けたMOTの実践

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