2月 202009
 

MBA戦略立案トレーニング
原田勉,東洋経済新報社,2003

「ビジネススクールの経営戦略コースさながらの分析ツール解説とケース演習」とのことだ.もちろん実際にビジネススクールに通ったことはないが,MBA,MOT,論理的思考関連の書籍を読んでいると,欧米のMBAやMOTのコースでは,講義はそこそこにして,とにかくケース演習をこれでもかというほど繰り返すと書いてある.確かに,本を読んだり,講義を聴いたりするだけでは,実践力は身に付かない.実際に,自分で考えること,ツールを使用することが重要だ.MBAやMOTのコースが目指すのは,その分野の研究者を養成することではなく,実際に作業できる人を量産することが目的であるから,演習が中心になるのは当然だろう.

本書で取り上げられているのは,わずかに5テーマのみ.各テーマに分析ツールが対応しており,順に,ポートフォリオ分析(PPMマトリクス),4C分析(顧客価値の分析),ビジネスシステム分析,戦略グループ・マップと業界構造分析,SWOT分析となっている.簡単な解説の後,テーマ毎に1つ例題があり,さらに演習問題が付いている.例題で分析のコツや手順を把握してから,自分で演習問題を解きなさいということだ.この演習問題をキチッとこなせば,力が付くことだろう.

文字も大きくて,分かりやすく書かれているので,非常に読みやすいし,実際すぐに読める.時間がかかるのは,演習だ.

目次

  • 資源分配としての経営戦略を考える − ポートフォリオ分析
  • 事業コンセプトをデザインする
  • 自社の強みと弱みを分析する − ビジネスシステム分析
  • 外部環境を分析する − 戦略グループ・マップ,業界構造分析
  • 戦略オプションを立案・選択する − SWOT分析

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