6月 032009
 

読本『仮名大学』 『大学』を素読する
伊與田覺,致知出版社,2007

「大学」とは,四書(「大学」,「論語」,「孟子」,「中庸」)の最初に読むべき入門書とされる.本書は,「大学」を素読するためにCD-ROMが付属している.しかも,安岡正篤氏に師事し,後生の精神的教育に尽力した伊與田氏の筆による書き下し文からなる.濃い本だ.

素読の重要性については,本書の「まえがき」に次のように記されている.

古典を学ぶ上に於て大切なことは「素読」です.素読は天明に通ずる先覚の書を,自分の目と口と耳とそして皮膚を同時に働かせて吸収するのです.これを読書百遍で繰り返し繰り返し続けることによって,自ら自分の血となり肉となるのです.それが時あって外に滲み出ると風韻となり,そういう人格を風格ともいうのです.

先に「大学・中庸」(金谷治(翻訳),岩波書店)を読んだところではあるが,CD-ROM付属というのに興味をひかれ,入手してみた.バスや電車での移動中には本を読み,歩いているときに「読本『仮名大学』 『大学』を素読する」をiPODで聴いている.

長男5歳と長女3歳にさわりを聴かせてみたところ,「これ,お坊さんのやつ?」という反応だった.確かに,お経のように聞こえるな...

目次

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