6月 062009
 

子供と声を出して読みたい『論語』百章―人の品格を磨くために
岩越豊雄,致知出版社,2007

本書は子供とその親向けに,論語を素読してもらうことを目的として書かれた本である.論語20篇499章から,子供にもわかりやすく,生活の指針となる100章が選ばれ,原文,読み下し文,現代語訳,解説が記されている.論語の解釈は必ずしも一通りではなく,読む人によって様々だ.実際,論語について書かれた本は多数あるが,現代語訳も解釈も各様だ.本書は,そのような過去になされた論語の解説も必要に応じて紹介されている.解説は平易で,理解しやすい.論語の入門書として,大変良くできていると思う.

まあ,とにかく,どの本でも良いから,まずは読んでみるしかない.どの章が心に響くかは人それぞれに違いないが,きっと心に染み入る言葉が見付かるだろう.

目次

  • 今なぜ『論語』なのか
  • 学而第1―「学」ということ
  • 為政第2―「徳」ということ
  • 八佾第3―「礼」ということ
  • 里仁第4―「仁」ということ
  • 公冶長第5―「剛」ということ
  • 雍也第6―「敬」ということ
  • 述而第7― 「譲」ということ
  • 泰伯第8―「任」ということ
  • 子罕第9―「命」ということ
  • 郷党第10―「行」ということ
  • 先進第11―堯曰第20―「言」ということ