6月 162009
 

アウシュヴィッツからビルケナウへの移動

メインの博物館になっている第一アウシュビッツ強制収容所(Auschwitz I)から,ビルケナウ(Birkenau)の第二アウシュビッツ強制収容所(Auschwitz II)までは無料のシャトルバスが利用できる.1時間に1本で,毎時30分にアウシュビッツからビルケナウへ,毎正時にビルケナウからアウシュビッツへ向けて出発する.所要時間は5分以内.距離にして3km程度だ.

無料シャトルバス@アウシュヴィッツ強制収容所
無料シャトルバス@アウシュヴィッツ強制収容所

ツアーやレンタカーを利用せず,路線バスを利用して自力で見学する場合は,バスのスケジュールにあわせて動く必要がある.ビルケナウの見学を20分程度で終わらせれば効率的だが,バラックの内部を見学し,死の門をくぐる引き込み線を歩き,ビルケナウについて知るためには,1時間はかかるだろう.今回は,12:30発のシャトルバスでアウシュビッツからビルケナウに向かい,14:00発のバスでアウシュビッツに戻った.さらに,14:10発の路線バスでクラクフに戻った.

第二アウシュビッツ強制収容所,ビルケナウを見学

シャトルバスを降りると,目の前に「死の門」がある.門は閉ざされていて,鉄道のレールだけが死の門をくぐって中へと繋がっている.列車に乗せられて,この死の門をくぐった囚人のほとんどは,二度と門から出てくることはなかった.

死の門と引き込み線@第二アウシュヴィッツ強制収容所(ビルケナウ)
死の門と引き込み線@第二アウシュヴィッツ強制収容所(ビルケナウ)

第二アウシュビッツ強制収容所,ビルケナウの中へ足を踏み入れると,眼前に広大な野原が広がる.真っ直ぐに伸びた鉄道レールの左右に囚人を収容したバラックが建ち並んでいる.左側のバラックは煉瓦造り,右側のバラックは木造だ.

囚人用のバラック@第二アウシュヴィッツ強制収容所(ビルケナウ)
囚人用のバラック@第二アウシュヴィッツ強制収容所(ビルケナウ)

いくつかのバラックでは,内部を隅々まで見学することができる.バラック内部にあるのは,蚕棚のような囚人の寝床だけだ.囚人はここにビッシリと詰め込まれていたのだろう.

バラック内部の様子@第二アウシュヴィッツ強制収容所(ビルケナウ)
バラック内部の様子@第二アウシュヴィッツ強制収容所(ビルケナウ)

バラックの中を見学しつつ,広大な第二アウシュビッツ強制収容所の敷地を歩いていると,本当に泣きたくなってくる.その重苦しい感情を,美しい緑の草花と青い空が慰めてくれる.

もしポーランドを訪れる機会があるなら,是非,アウシュビッツ強制収容所に足を運んで欲しいと思う.百聞は一見に如かず.

アウシュヴィッツ強制収容所からクラクフへの帰途

14:00発のバスでビルケナウからアウシュビッツに戻り,すぐに14:10発の路線バスに乗り込んで,クラクフに向かう.往路と同様,90分程度と想像していたが,とんでもない渋滞に巻き込まれた.どうも,往路と復路ではルートが異なるようだ.道路工事のために,かなり長い区間で片側通行になっていたのが原因だ.

アウシュヴィッツからクラクフへの道で大渋滞@ポーランド
アウシュヴィッツからクラクフへの道で大渋滞@ポーランド

対向車線はもっと酷く,軽く100台以上が列をなしていた.すべての車が通過するのには一体何時間かかることか...

結局,クラクフのPKSバスターミナルに到着したのは,16:30頃で,なんと2時間半もかかった.この渋滞が行きではなくて良かった.

  2 Responses to “アウシュヴィッツ強制収容所見学(後半)”

  1. ChaseYourDream様
    第二アウシュビッツ収容所ビルケナウの写真転載のお願い

    私は夏頃、アンネフランクに関わる書籍を発行予定ですが、
    その中のページに上述の写真を何卒転載許可いただきたく
    連絡させていただきました。しっかり撮影された写真です。
    お願いできるのであれば、詳細を記しますが、いかがで
    しょうか。

    フリー編集者 福住一義

  2. 福住様

    ここに掲載している以外にも多数の写真があります.
    掲載されている写真は解像度も落としていますので,
    オリジナルのファイルを送付させていただきます.

    メールにて連絡します.

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