9月 202009
 

2009年9月16-18日,広島大学東広島キャンパスにて,化学工学会第41回秋季大会が開催された.化学工学専攻に所属する私にとって,化学工学会は母体であるため,その秋季大会(9月開催)と年会(3月開催)には毎年参加するようにしている.研究室としても,できるだけ学生に発表してもらえるようにしている.

今回の秋季大会での特別講演は,実に広島らしく,「ロータリーエンジンとマツダ」という題目で,マツダ株式会社取締役専務執行役員の羽山氏が講演をされた.プロジェクトXでも紹介されたが,マツダが自動車業界で生き残るのに果たしたロータリーエンジンの役割やロータリーエンジンの仕組み,今後の展望についての話であった.アテンザユーザーとしては,アテンザはロータリーではないけれども,やはり聞いておかないと.

さて,本題の秋季大会そのものについて.講演プログラムを一瞥してすぐに気になるのは,そのアンバランスさだ.みなさん忙しいので,できれば自分が関与するセッションは中日の2日目に割り当てたい.さらに,できれば1日目と2日目ですべてを終わらせてしまいたい.その結果,1日目と2日目にセッションが集中し,初日午後には30ものセッションがパラレルで開催されているのに対して,最終日3日目の午前には,セッション数は18にまで減っている.セッション数にバラツキがあるのは構わないが,同一分野のセッションが同一時間帯に開催されると,聴きたい講演を聴けなくなる.それが問題だろう.分散させれば解決できる.プログラム編成の評価関数は何か.言い換えると,誰のための学会か.それが問題だ.

もう1つ.秋季大会では,優秀論文賞などの受賞者による受賞記念講演が開催されるのだが,分野など全く無関係に,1つのセッションにまとめている.各分野のセッションは別の会場で開催されているわけだから,そちらに参加すれば,受賞記念講演は聴けない.受賞記念講演に行けば,当該分野のセッションを聴けない.もう何年もこの状態なのだが,これで良いということなのだろうか.不思議で仕方がない.