11月 142009
 

ノートパソコンで Windows 7 Ultimate x64 に移行中だ.Adobe CS3インストール時のエラーメッセージについては先に書いたとおりだが,ほとんどのソフトウェアは問題なくインストールできるようだ.

さて,私が常用するソフトウェアの中でインストールと設定に最も手間がかかるのが,TeX環境(pLaTeX2e)だ.前回インストールしたときには,「LaTeX2e美文書作成入門 改訂第4版」(奥村,技術評論社)を利用した.付属CD-ROMを用いれば,ド素人の私でも非常に簡単に,WinShellも含めたTeX環境が構築できる.もちろん,LaTeXの使い方そのものの説明も詳しいので,初心者にもこの本はお薦めできる.

当初,今回の64bit版Windows 7 Ultimateへの移行に際しても,「LaTeX2e美文書作成入門 改訂第4版」(奥村,技術評論社)を利用しようと考えていたのだが,2006年に出版されてから随分と経つため,収録されているソフトウェアが古いという問題がある.Winshell,Ghostscript,Ghostviewなど,どれもバージョンが相当古い.実は,一年ほど前の前回のインストールのときでさえ,CD-ROMからインストールした後に,いくつかのソフトウェアを自力でアップデートした.これは二度手間だ.

というわけで,ネットで簡単にTeX環境を構築できる方法を探してみた.すると,すぐに,超簡単にTeX環境を構築できるらしいインストーラを見付けることができた.阿部紀行氏が作成されたもので,モットーは「誰にでもインストール出来るTeX」とある.早速,阿部紀行氏のサイトから「TeXインストーラ3」をダウンロードして,インストールしてみた.

言われるがままにボタンをポチポチと押すだけで,必要なソフトウェアのインストールと設定がすべて終わった.勧められるがままに再起動した後,WinShellを起動して,例題をコンパイルし,DVI表示,PDF変換してみると,全く問題ない.いやぁ,世の中には凄い人がいるものだ.私以外にも,このインストーラに助けられている人は非常に多いことだろう.感謝感激だ.ありがとうございます.

11月 142009
 

ノートパソコンで Windows 7 Ultimate x64 に移行中だ.Adobe Creative Suite 3 をインストールしようとしたところ,「Windows Vista CD-ROM のファイル Adobe PDF.dll が必要です」というエラーメッセージが出た.調べてみると,Adobe CS3 が64bit非対応であることが原因らしい.

Adobe PDF プリンタは 64 bit オペレーティングシステムでサポートされていないため、「AdobePDF.dll」ファイルはインストールされません。そのため、インストーラがファイルを見つけることができず、エラーメッセージが表示されます。

見付けられないなら場所を教えてやればいいわけで,Adobe Creative Suite 3 のインストールディスクに収録されている \Adobe CS3\payloads\AdobeAcrobat8ja_JP\data1.cab\AdobePDF.dll を適当な場所にコピーして,その場所を指定してやる.これでOK.

ただ,そんなことをしなくても,後でアップデートするだけでよいらしい.

この問題を解決するには、Microsoft 社の更新プログラムを適用後、Acrobat を 8.1 にアップデートします

というか,サッサと Adobe Creative Suite 4 (CS4) を買えばいいだけの話ではある.しかし,今更 CS4 かよという気もする.来春には CS5 が登場するのではないかと...そんなわけで,CS3 で粘ってみる.

11月 142009
 

疑似科学と科学の哲学
伊勢田哲治,名古屋大学出版会,2002

読みやすくはなく,あまり面白くもなかった.先に読んだ「科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる」(戸田山和久,日本放送出版協会)において,科学哲学の入門書として次に読むべき本として推薦されていたため手にしたのだが,期待はずれだった.

本書「疑似科学と科学の哲学」は,どうしたら正統科学と疑似科学を区別できるかという観点から,科学哲学が説明されている.題材はキャッチ−だ.だからこそ手にしてみたわけだが,しかし,何が正統科学で何が疑似科学であるかは事前に著者が決めており,結論ありきのため,読んでいてもワクワク感がない.科学哲学の入門書を初めて読むなら,「科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる」(戸田山和久,日本放送出版協会)を勧める.

二冊目に本書を読んで得たのは,科学哲学でもベイズ主義が役立つということだ.昨今は工学分野でもベイジアンだらけだが,科学哲学にも利用できるというのは新鮮だった.わかりやすい説明だとは思わないが...「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン,新潮社)の後に読んだからバイアスが乗っているのかも.

目次

  • 科学の正しいやり方とは?
    創造科学論争を通して
  • 科学は昔から科学だったのか?
    占星術と天文学
  • 目に見えないものも存在するのか?
    超能力研究から
  • 科学と疑似科学と社会
    代替医療を題材に
  • 「程度」の問題
    信じやすさの心理学から確率・統計的思考法へ