12月 032009
 

権威を馬鹿にした報いで,運命はこの私を権威者にした

一般相対性理論を作り出し,その新たな重力に関する理論によって,過去数世紀にわたって科学界を支配してきたニュートン力学が特殊な状況で成り立つ近似に過ぎない(と言っても地球上では十分に高い精度である)ことを示したアインシュタインだが,後に,こう嘆いたという.

既成概念に縛られず,相対性理論で科学界に革命を起こしたが,宇宙は永遠であるという宇宙観に縛られていたがために,宇宙は変化するというビッグバンモデルを頭ごなしに否定してしまったためだ.

ある分野で,その道の権威になれないようでは全く大したことがないが,その道の権威になってしまうようであっても,やはりダメだということか.年老いてなお健全であることは難しい.