12月 102009
 

本日,大学で消防訓練があった.ちょうど担当している講義の時間だったので,学生も含めて全員避難した.実際にやったことがあるかどうかは,イザというとき,決定的な差になるはずなので,こういう訓練は必要だと思う.その一方で,毎回,「えっ,そんなことでいいの?」と感じることもある.今回もそうだった.

消防訓練は午後に予定されていた.昼の休憩時間,館内アナウンスが流れる.

「本日は消防訓練を予定しています.○○に駐車している車は至急撤去して下さい.」

現実に爆発や火事が起こったら,事前に撤去を要請することはできないだろうと推察される.そうであるなら,普段から撤去を要請しないといけないような場所に駐輪や駐車ができないような措置を講じることこそ先決だろう.

避難後,消防署の方が,今回は計画訓練だったので計画通りに動けばよかったが,本当に災害が起こったときにも今回と同様に動けるかどうかが問題であり,また動けるようでなければならないと言っておられた.まさにその通りだ.

まだ小学校・中学校に通っていたころ,同じ学年だった男の子が亡くなった.旅行先での心臓発作か何かそのようなものだったと記憶しているが,居合わせた親は必死で対応したにもかかわらず,どうしようもなかったそうだ.その出来事が強烈に印象に残っている.自分の家族に何かあったときに,適切に人工呼吸ができなかったから,あるいは心臓マッサージができなかったから,それで助けられるものが助けられなくなったとしたら,悔やんでも悔やみきれないだろう.だから,そういう訓練は受けている.

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