1月 212010
 

大学院教育高度化のための予算が付いたので,オーディエンス・レスポンス・システム(ARS)(オーディエンス・レスポンス・アナライザーともいう)を導入した.先月,「クリッカー(レスポンスアナライザー)の比較」と題して,導入計画があることを述べたが,いくつかの製品のデモを見せていただき,最終的に,KEEPAD JAPANのTurningPoint ARSを選択した.機能的に凄いわけではないが,価格が安い.より高機能なARS製品もあるのだが,私の用途では,コスト的に見合わないと判断した.

そもそもオーディエンス・レスポンス・アナライザーとは,受講生に対してリアルタイムにアンケート調査ができるシステムだ.例えば,講演会や講義で,予め受講生に小さな端末(クリッカーという)を配布しておく.クリッカーにはいくつかのボタンがある.講演者はパソコンと液晶プロジェクターを使ってプレゼンするわけだが,そのパソコンにコントローラを導入しておく.講演者が質問し,受講生が端末のボタンを押して答える.その結果がリアルタイムにパソコンで集計されて,液晶プロジェクターで表示されるわけだ.なかなか面白い.

TurningPoint ARSの本格運用は来年度からだが,自分が担当する大学院の講義「プロセスデータ解析学」で試用してみた.本年度最後の講義であったため,これまでに講義で扱った内容の重要ポイントを4択クイズ形式にまとめ,全25問を学生に示し,1問40秒のカウントダウンを設定して,クリッカーで解答してもらった.スライドに問題を出して,40秒のカウントダウン中にクリッカーで解答してもらい,集計結果をスライドに表示させた後,問題についての解説をする.それを全25問.学生にとっては,一方的に説明を聞くだけでなく,また黙々と問題を解くだけでもなく,他の学生とも繋がって講義に参加している気になれるため,反応は良かった.

オーディエンス・レスポンス・システム(ARS)の導入は大正解だと思われる.次の問題は,私以外の教員がどれだけ使うかだ.