3月 162010
 

人生論
デール・カーネギー(Dale Carnegie),山口博(訳),香山晶(訳),創元社,2002

私が心から推奨する書籍であり,研究室課題図書に指定して学生に必ず読むようにと言っている書籍の1つが「人を動かす」(デール・カーネギー,創元社)である.私が担当した大学院講義「研究・技術・自分のマネジメント」で学生に読んで書評を書くように指示したところ,感銘を受けたとして,大学院生から圧倒的な支持を得た本でもある.

本書「人生論」は,デール・カーネギーの主著である「人を動かす」と「道は開ける」からの抜粋である.当然ながら素晴らしい本であるが,やはり抜粋であるだけに,どうせなら原著を読むことを薦めたい.

この10日間ほど,このブログで毎日1つずつ箴言を引用してきたが,いずれも「人生論」に書かれている言葉である.もちろん,「人を動かす」や「道は開ける」にも書かれている.いずれも噛みしめる値打ちのある言葉だが,こういう一日一言を見聞きして,どこまで心に残るかは疑問である.しっかりと自分のものにするためには,実感が伴う必要があると思う.そういう観点で,本書「人生論」を含め,デール・カーネギーの「人を動かす」や「道は開ける」はエピソードが実に豊富であり,箴言を実感を持って受け入れることができるようになっている.人を納得させる文章の書き方としても極めて勉強になる.

目次

  • 平和と幸福をもたらす七つの方法
  • 人を動かす原則
  • 人を説得する原則
  • 人を変える原則
3月 162010
 

人を批評したり,非難したり,小言をいったりすることは,どんな馬鹿者でもできる.そして,馬鹿者にかぎって,それをしたがるものだ.理解と,寛容は,すぐれた品性と克己心をそなえた人にして初めて持ちうる徳である.(デール・カーネギー)