3月 242010
 

23日に修士学位授与式,24日に卒業式がある.残念なことに,両日とも出張で不在となるため,研究室の修士課程修了生と学部卒業生にメールで挨拶文を送付した.ここに転載しておく.

まずは,修了・卒業おめでとうございます.修士課程の2年間あるいは4回生の1年間で,自分自身で実感できるほどに実力は向上しましたか.もちろん,研究者や技術者として,あるいは人間として一人前というわけにはいかないでしょうが,たとえ実感がなくても,頑張っただけのことはあります.短期的に成果が出た出なかったというレベルの話ではなく,因果応報の世に我々は生きているということです.

本年度は,

を通して,学生に私が言っておきたいことは伝えました.これ以上のことは私からは出てきませんが,特に就職する学生に向けて,自戒も込めて,いくつか想うことを述べておきます.

第一に,とにかく目の前にある仕事に全力を尽くして下さい.面白くないから手を抜くというのは恐らく最悪です.そんな中途半端な人物に大切な仕事は任せられないでしょう.自分がマネジメントする立場になったつもりで考え,行動して下さい.一途に努力する人に幸運の女神は微笑みます.同じ仕事をするにしても,嫌々ながら最低限度のことをするのと,その仕事を通していかに自分自身を成長させるか,その仕事にいかに付加価値を与えるかを考えながら全力で取り組むのとでは,たとえ同じ時間をかけたとしても結果は雲泥の差となるでしょう.繰り返しますが,因果応報の世に我々は生きています.自分を取り巻く環境は自分が作り出したものです.すべては自分の責任です.

第二に,この人生で自分が為すべきことは何か.これを自問自答して下さい.夢,理想,目的,どう呼んでも構いません.人生を無為に過ごすことのないようにと祈ります.

最後は私の勝手な願望です.諸君は極めて優秀であり,また極めて恵まれた環境で過ごしてきました.自分が受けている恩恵を自覚し,それに感謝すると共に,その恩に報いるためにも,自らの優秀さを存分に活かして,社会に何らかの形で貢献して下さい.そういう心意気を持って下さい.京都大学を卒業するような人材が私利私欲に走るようでは社会はおしまいです.

以上です.

最後になりますが,PSE研に来てくれたことに改めて感謝します.本当にありがとう.

はっきり言えるのは,大学院生だった頃の私に比べて,皆さんは遙かに優秀で実力があるということです.自信を持って研究室を去って下さい.

皆さんの人生が幸多きものでありますように.

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