3月 282010
 

ノーベル賞までもらって国際政治に絶大な影響力を持ったIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書も,今ではボロクソに言われて,トンデモ本の代表みたいになっている.IPCCも擬似科学者集団の烙印を押されたかのようだ.それもこれも,デタラメだらけの報告書を,あたかも科学的根拠に基づき,厳密な査読プロセスを経てまとめられたかのように偽装したためだ.これって,擬似科学の定義そのものでは...

2035年にヒマラヤ氷河が消失して下流域で重大な水不足が起こるという第4次報告書の記述は,無根拠で,政治的なでっち上げとされ,この記述が報告書に記載された過程は情報ロンダリングと糾弾されている.いわゆるグレーシャーゲート事件だ.このグレーシャーゲートを含むIPCCによる情報ロンダリングはIPCCゲートと呼ばれている.

地球環境問題という重大な事柄を扱っているだけに,こういう不適切なことはして欲しくない.氷河が溶けているかどうかに関係なく,環境を守ろうという気持ちは大切なのに,そういう気持ちすら萎えさせてしまいかねない.

研究・技術に携わる者としては,IPCCを反面教師としたい.

ところで,いつもとぼけているかのように振る舞っている鳩山首相はどうするのだろうか.普天間の問題を抱えて,CO2どころではないか.そう言えば,最近,鳩山首相がORの研究者で論文も出していたというので,各種学会で彼のネタを聞くことが多い.