5月 062010
 

この週末に,新規購入した飼育ケース「コバエシャッター(大)」昆虫マット「【ガス抜き済み】新タイプビートルマット」で,カブトムシやクワガタムシの幼虫11匹の飼育環境を作る予定だ.

今回の飼育環境構築作業で,そのまま,幼虫→蛹化(サナギ)→羽化→成虫(カブトムシとクワガタムシ)まで進めたいので,飼育環境の作り方を予習しておく.

そもそも,手持ちの12匹が何の幼虫か見当もついていないため,成虫(カブトムシとクワガタムシ)が登場したら,その時点で,仕切り方などを検討するつもりだ.その後,二度目の飼育環境整備を実施して,産卵→卵→孵化→幼虫と一巡させることを目指す.

カブトムシの幼虫飼育・蛹化・羽化の基本

カブトムシの大きさは幼虫の大きさで決まるので,大きなカブトムシを育てたいなら,幼虫をできるだけ良い環境で飼育する.カブトムシの幼虫は,3令以降であれば共食いをほとんどしないため,クワガタムシのように個別に飼育する必要はない.丈夫で死亡率が低く,栄養のあるエサと十分な空間さえあれば,ほとんどが無事に成虫になる.

幼虫は春になると周りの土を糞で固めて蛹室を作る.クワガタムシのようにケース壁面に沿って蛹室を作るとは限らないが,飼育ケースに黒い紙を巻いておくと,壁面に蛹室を作る可能性が高くなる.やがて幼虫は,皮膚がシワシワになって前蛹となる.蛹室を作り終えてから十数日経過すると,蛹化が始まる.蛹化直後の蛹はまだ白く柔らかいが,1日ほどでオレンジ色に色づき,体が固まる。

蛹になってから3〜4週間経過すると,体が黒くなり,やがて羽化が始まる.羽化直後の成虫の上翅は白く下翅も伸びたままだが,数時間経過すると上翅がオレンジ色に変わってくる.体が完全に固まり,蛹室から出てくるまでには1週間程度かかり,それまではエサを取らずに蛹室内でじっとしている.羽化して間もない成虫は弱く十分に動けないので,しばらくはそっとしておく.触らない.羽化後10日間程度はエサを無理に食べさせる必要はない.

飼育ケースの選択

コバエ対策が施されている(通気穴が小さい)飼育ケースを選ぶとメンテナンスがお手軽になる.未対策の安価な飼育ケースでも,ケースとフタの間に新聞紙を挟むなどすれば問題ない.見栄えを重視するなら,新聞紙の代わりに市販のコバエ対策用インナーカバーを用いる.

飼育ケース(大)で幼虫5〜6匹の飼育が目安.一匹だけならペットボトル,大量に飼育するなら衣装ケースなども利用できる.


昆虫飼育ケース コバエシャッター

昆虫マットの選択

カブトムシ専用の昆虫マットを使用する.園芸用の腐葉土は農薬など有害物質が含まれている怖れがある.

昆虫マット=幼虫のエサ.大きなカブトムシが欲しいなら,優れた昆虫マットを選ぶ.

クヌギ・コナラなどの広葉樹を使用しているものを選ぶ.針葉樹が混じっているものはダメ.

色が比較的に黒いもの(しっかり発酵させたもの)を選ぶ.

粒子ができるだけ細かいものを選ぶ.初令幼虫は体が小さく,目の粗いマットは食べられないため,細かい土状のマットが望ましい.大きくなれば大きい木屑や枝葉も食べるため,柔らかい朽木に食い入っていくこともある.クワガタも飼育しているのであれば,その残りマットを使用してもよい.

昆虫マット10L(市販されている標準的な袋のサイズ)で幼虫5匹を飼育するのが目安.


「ガス抜き済み」新タイプビートルマット

飼育ケースに昆虫マットを敷く

幼虫が蛹化する(サナギになる)ときに蛹室(ようしつ)を作れるように,底から10cm程度(以上)をしっかりと固める.

国産のカブトムシは縦向きに蛹室を作るため,幼虫が十分な大きさの蛹室を作れるように,飼育ケースの底から10cm程度(以上)を固める.蛹室の大きさが足りないと蛹化不全で死ぬこともある.

昆虫マットで飼育する場合には,昆虫マットを固めに詰めるだけでよいが,詰め方がゆるいと蛹室が作れないことがあるので注意する.腐葉土で飼育する場合には,黒土を入れて固める.

その上に朽木を置き,昆虫マットに埋めると効果的.

昆虫マットからフタまで5cm程度は空けておく.

昆虫マットを湿らせておく必要があるが,ビチョビチョに濡らしてしまうと,ダニや線虫の大量発生の原因となる.「湿ってるかなぁ」くらいでよく,手でギュッと握って団子状となり,つついてみるとと簡単にほぐれるくらいを目安にする.手で握って水が出てくるようでは加水しすぎ.


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幼虫を入れる

昆虫マットの上に置くだけ.昆虫マットの状態が劣悪でなければ,勝手に潜っていく.

昆虫マットのメンテナンス

昆虫マットが乾燥しないように,時々,霧吹きで加水する.ビチョビチョに濡らさない.昆虫マットの表面が乾燥していても,内部は湿度を保っているため,表面を軽く湿らす程度でよい.

昆虫マットの量が減るか,表面にフンが目立つようになったら,昆虫マットを交換する.

昆虫マットを一度に全部交換すると,環境が激変してしまうため,ふるいを用いて昆虫マットとフンを分けて,昆虫マットを再利用するのもよい.

9〜11月頃は幼虫が最も成長する時期であり,大量のエサを消費するので,1〜2ヵ月に1回程度,昆虫マットを交換する.11〜3月上旬頃までの気温の低い時期には,幼虫は冬眠してほとんどエサを食べないため,フンだらけになっていなければ,昆虫マットを交換する必要はない.

3月頃に最後の昆虫マット交換を行い,蛹化対策(幼虫がサナギになるための蛹室をつくるのを妨げない)のため,底から約10cmまではしっかりと固める.

飼育ケースの保管場所

暗くて静かなところがよい.直射日光を当てないこと.

室内,室外のどちらでもよい.

暖かい方が大きく育ち,早く羽化する.


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クワガタムシの幼虫飼育・蛹化・羽化: カブトムシとの違い

上述した飼育方法は,国産のカブトムシに関するものだ.手持ちの11匹が何の幼虫かは知らないが,クワガタムシかもしれない.

飼育方法に大きな違いがあるわけではなさそうだが,カブトムシに比べてクワガタムシの場合には,昆虫マットを固く敷き詰めるようだ.とりあえず,昆虫マットを固めに敷き詰めることにしよう.

何の根拠もなく,恐らくカブトムシだろうと考えている自分に気付いたが,幼虫をもらったときに椎茸の原木から出てきたという話だったはずだ.もしかして,クワガタムシの幼虫である可能性の方が高かったりして...実際,一匹だけ混じっていた成虫はクワガタムシのメスだった.まあ,いい.後は,なるようになれ!

カブトムシとクワガタムシの飼育情報サイト

カブトムシとクワガタムシの飼育方法について参考にさせていただいたサイトを列挙します.ありがとうございました.

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