6月 292010
 

未来は、えらべる! バシャール 本田健
本田健(著),ダリル・アンカ(著),江藤ちふみ(編),島田真喜子(訳) ,ヴォイス,2010

ある人に勧められて,即刻Amazonで購入して読んでみた.バシャールの本はこれが2冊目.最初に読んだのは,「バシャール x 坂本政道 人類、その起源と未来」だった.この本も非常に有益だったが,本書「未来は、えらべる! バシャール 本田健」も実に多くの気付きをもたらしてくれた.

核となるメッセージにブレはない.

私たちが,豊かさとは,「自分がやりたいときに,やりたいことをやれる能力がある」ことだと定義しているのも,そんな理由からです.自分がやりたいときに,やりたいことをやれる能力があれば,あなたは成功しています.マル.おしまい.それ以上何もありません.

毎瞬,毎瞬,ワクワクすることをやってください.それは,いきなりライフワークや大きなプロジェクトに取り組む選択をするということではありません.「その瞬間瞬間において,自分の選べる選択肢の中で,一番ワクワクするものを選んでください」と言っているのです.

そのように行動すれば,自分が情熱を持てる,より多くの対象やチャンスが引き寄せられてきます.

この世界で何かを実現するということ,いわゆる引き寄せの法則について,バシャールは以下のように述べている.

あなたが「本当に信じていること」が,実現するのです.それがポジティブであろうと,ネガティブであろうと.

物質次元の意識を使って集中する作業は,「受け取る準備」です.高次の意識が,あなたが望んでいることがらの最良の実現方法を知っています.したがって,実現化とは,「集中と忘れること」「(起きるのを)許すこと」の結果だと言えます.

物質次元で何かを実現したかったら,どんなことでも,1回だけ15分集中すれば充分です.もう1回,集中してしまったら,それは忘れていないということですよね.

自分の最大限の能力で,情熱にしたがって行動する.そして,いまこの瞬間に存在する.そうしさえすれば,あなたのハイヤーセルフ(大いなる自己,高次の自分)があなたに一番役立つ形で,数々のことを実現してくれます.

非常に分かりやすく,かつ具体的だ.

さらに,バシャールは,自分が持っているネガティブな観念に気付き,ネガティブな感情を癒すことの重要性を指摘している.

ネガティブな観念は,その観念のいろいろな側面を強化するために,別の観念を利用します.そこにいわゆる悪循環が生まれます.ある観念に気づいたのに,まだその観念を選び続けていること自体は,実はプレゼントです.それは,「あなたにはまだ気づいていない別の観念がありますよ.その観念を見つけなさい」と教えてくれる<贈り物>なのです.

なぜですか? なぜなら,あなたが「それは難しいのだ」と信じているからです.ひとつのネガティブな観念を持っていることにいま気づきましたね.おめでとうございます!

ネガティブな感情は,統合すること,変容することによって癒すことができます.そして,ネガティブな感情は,「真実ではないことを真実だと思い込んでしまうことの副作用なのだ」とわかれば癒せます.感情は,観念が生み出す「副作用」です.また感情は,あなたが「どんな観念を本当だと信じているか」ということを知らせる<警報システム>なのです.ある感情を癒し変化させるためには,その感情が自分の中にあると認めること,そして,その感情が存在するのには,ちゃんと理由があると受け入れることです.そのうえで,その感情の裏にはどのような観念があるのかを見ていきます.

もう一度繰り返します.許しとは,「パーソナルにとらないこと」,そして,「批判をゆるめること」です.だからといって,相手の責任がなくなるわけではなく,その人は自分自身を修復する方法を自分で見つけなければならないのです.

ここに示したのはごく一部であるが,観念と感情に関する質疑応答は,実に多くの気付きをもたらしてくれた.理解が一気に進んだ感じがする.

そして最後は,アセンションについてだ.

覚えておいてほしいのは,あなたが人を変えるのではなく,すでに変わった人々がいる周波数の世界に,自分がシフトしていくのだということです.

すべては,あなたの波動によってつくられたものです.その波動を,より反映している現実に行くのです.けれども,古い波動の現実もまだ存在しています.しかし,あなたがその中でもうプレイしていないというだけです.

覚えておいてください.あなたの現実の中にいるあなた以外の人は,「あなたの宇宙バージョン」のその人なのです.物質次元では,ほかの人を直接体験することはできません.魂次元でなら,集合的意識を通して,ほかの人を直接経験することができます.なぜなら,魂次元に行くと「すべてはひとつ」だからです.でも物質レベルでは,みなさんはさまざまに細分化された「パラレル・リアリティ」を生きています.

残念ながら,アセンションについては,以前に比べれば理解が進んできていると思うものの,まだまだ理解できていない.本書を読んでも理解しきれないことが少なくない.その理由の1つには,言葉の壁があると思う.アセンションというのは,要するに,この三次元の物質世界の後の世界の話であるから,三次元な人類の言葉では表現不可能なのではないかということだ.思考の限界,すなわち言語の限界なるものが存在し,その限界を越えて何かを語ることは決してできないという論考の末に,ウィトゲンシュタインが「およそ語られうることは明晰に語られうる.そして,論じえないことについては,ひとは沈黙せねばならない.」と語ったことが思い起こされる.

では,我々は何をしなければならないのか.

(みなが利益を得られるようになる)その唯一の方法を,お教えしましょう.それは,現在はお金などに限定されている<交換の手段>が,別の形に置き換えられるのだと理解することです.くりかえしますが,現在のみなさんの経済システムは,「全員に行き渡るには充分でない」というコンセプトをもとに構築されています.ですから,いまの状態でお金の流れるグローバル・エコノミーをつくろうとすれば格差が生まれ,豊かさのレベルが地域ごとに変わってしまうのです.また皮肉なことに,グローバル・エコノミーのような新しい経済システムは,政治があっては機能しません.政治の影響がなければ,地域ごとに自然な形で,経済が隆盛と衰退をくりかえすはずです.つまり,それぞれの自然なペースで,ひとつの地域から別の地域へとお金の移動がくりかえされるなら,それぞれの形で全員が利益を得られるのです.

最大限に自分自身を生きること.それが目的です.どのようにしてやるかは,人それぞれです.でも,最大限に自分自身を生きることが,みなさん全員にとって究極の目的なのです.

目次

  • 大好きなことの見つけ方、ワクワクの方法
  • 運命は、変えられる
  • お金と豊かさについて
  • ソウルメイトとコミュニケーションについて
  • 私たちの未来、分離していくリアリティ、2012年

 Leave a Reply

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>