9月 142010
 

(2014年12月24日追記)

「先生,この問題わからないんですけど〜」

「この問題のどこがわからないの?」

「えっと〜,ここのところです」

「で,どこまではわかっているの?」

「う〜ん,これはこういうことですよね.その次がわかりません」

「そこを,どういうふうに考えてみたの?」

「こう考えたんですけど・・・」

「なるほど.それはね・・・」

以上は講義の後や演習の時にありがちな学生と教員のやりとりでしょう.学生の質問に対して教員の質問が必要なのは,質問が質問としての体を為していないからです.まともな質問の仕方というものを身に付けてこなかったので,こういうことになるのだと思います.

学生と教員の間に限らず,誰かに何かわからないことを尋ねるとき,「〜について教えて下さい」だけでは,本人がどこまで勉強していて,どこまでが理解できていて,どこからが理解できていないのか,具体的に何を答えればいいのかが,質問された方はわかりません.

それに,「この問題わからないんですけど」という質問は,自分で何も考えていなさそうで,とても頭が悪そうに聞こえます.質問するときには注意した方がいいでしょう.

質問するなら,下記3点を明確にしましょう.

  • どこまでが理解できていて,どこからが理解できていないのか.
  • 理解できていない部分について,自分ではどのように考えているのか.
  • わからない事柄について,何を調べてきたのか.

勉強に利用した文献や資料も必要に応じて伝えるといいでしょう.「あ,その資料はダメ!」とか,「じゃあ,この論文はどう?」とか,アドバイスしてもらえるかもしれません.

先に紹介した「大学論─いかに教え、いかに学ぶか」(大塚英志,講談社,2010)に,千葉徳爾が柳田國男との関係を語った文章が引用されています.その中に,質問の仕方について書かれた箇所があります.柳田國男にこれはどういう意味ですかと尋ねても,○○という本を読みたまえとしか返ってこない.そこから,自力で調べることを学び,△△と□□を調べましたが,ここがどうしてもわかりませんと相談するようになる.千葉徳爾がそのように相談すると,柳田國男は示唆に富む返事をする.とまあ,こんな感じです.

このような勉強の仕方,質問の仕方についても,研究室では口うるさく指導がはいります.「これがわかりませ〜ん」なんて質問をすると,ボコボコにされるわけです.「これだけの文献を読んで,自分はこのように考えたのだけれど,ここがどうしても理解できません」という質問をしてもらえると嬉しいですね.

自分が何を理解していて,何を理解していないのかを,自分で把握しておくことは必要です.中途半端な勉強しかしていない人は,そういう能力が身に付いていないかもしれません.学生には良い質問ができるようになってもらいたいと思っています.

主要アドバイス一覧

勉強,レポート作成/論文執筆,研究発表/プレゼンテーションについて,主に卒業や修了を目指す学生へのアドバイスの一覧

(2015年1月15日リンク追加)

9月 142010
 

超久しぶりにIKEAで家具や小物を見る」の後日談.

神戸のIKEAに行った翌日,長男7歳が「パパ〜,もう一回行こう!」と言う.留守中,ママにも何度も言っていたようだ.なぜかIKEAを凄く気に入ったらしい.

「IKEAで何がしたいの?」と尋ねると,パソコンとご飯だという.

パソコンというのは,3D−CADのことだ.IKEAには,部屋の間取りを決めて,ドアや窓を配置して,家具を配置して,色を決めて,といったことができるパソコンが数台設置してある.それを使ってみたのが凄く面白かったようだ.子供が遊ぶために置いてあるのではないのだが...

ご飯は,レストランで食べた昼食のことだ.キッズメニューのスウェーデン風ミートボールをもう一回食べたいらしい.しかし,実は,それよりも,ドリンクバーが嬉しかったのではないかと思う.普段はポップなんて飲ませないので,ペプシやなっちゃんを飲めたのが嬉しくて再度行きたいのではないだろうか.