3月 252011
 

半年程前から,礼状ネタを結構書いている.

今月初めに「礼状を書ける人達.いや,本当に嬉しい.」で,3回生の工場見学の後に個人的に御礼のメールを送った学生がいることに感心したと書いた.その工場見学では,参加した学生をいくつかのグループに分けて,グループごとにレポートを書くように指導している.お世話になった企業に,そのレポートを送付するつもりで.

問題はそのレポートなのだが,あるグループのレポートが酷い.しかも,その酷さが並大抵ではない.呆れ果てるというか,言語道断というのか,何というのか.言葉で表現しようがないほどだ.しばし絶句した.

学部3回生の工場見学と車内クイズ」に書いたように,今回のJFEスチール株式会社西日本製鉄所の見学では,私は学生と別行動になった.特別に極秘工場を見学させていただき,その後で講演をし,関係者と討議をした.それから改めて学生と合流したのだが,その際,工場見学をした小学生が書いた手紙を見付けた.児童が一人一人書いた手紙を先生が製本して送られたようだ.迫力ある鉄鋼製造設備を見学した興奮が生き生きと描写されている.カラフルに色を塗ったりして,非常に良くできた文集のように仕上がっていた.それを見た後で,学生に言った.「レポートを書いてもらうけど,まさか小学生には負けないよな」と.

冗談で言ったつもりだったが,まさか,本当に小学生以下,いや失礼,小学生未満のレポートした書けない京大生がいたとは...

恐らく,まともに報告書を書けないような学生はこのブログの読者ではないのだろうが,「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」(ティナ・シーリグ,阪急コミュニケーションズ)から,礼状に関する部分を再度引用しておこう.

あなたのために何かしてくれた人に対して感謝の気持ちを示すかどうかで,あなたの印象は大きく変わります.あなたのために何かしてくれたということは,機会費用がかかっているという事実を忘れてはいけません.(中略)お礼状は書いて当たり前で,書かないのはよほどの例外だと思ってください.残念ながら,実際にそうしている人は少ないので,マメにお礼状を書けば目立つこと請け合いです.

正直,かなり気分が悪い.