3月 302011
 

Who Moved My Cheese?: An Amazing Way to Deal with Change in Your Work and in Your Life
Spencer Johnson,Vermilion,1999

日本語版の「チーズはどこへ消えた?」(スペンサージョンソン,扶桑社)を読んだのは,もう随分と昔のことだ.ふと,もう一回読んでみようと思い,図書館で原作を借りてきた.

「Who Moved My Cheese?」はイソップ物語みたいな感じの寓話で,2匹のネズミと2人の小人が登場する.この2匹と2人は巨大迷路の中でチーズを見付けては食べて暮らしている.あるとき彼らは大きなチーズを見付け,来る日も来る日もそのチーズを食べられる快適な生活を手に入れた.ところが,ある日,そのチーズが消えてなくなってしまう.2匹のネズミがサッサと新しいチーズを求めて出掛けていったのに対して,2人の小人は自分のチーズが取り上げられたと怒り,チーズは戻ってくるべきだとして,そこに立てこもる.チーズは現れない.遂に,一人の小人が意を決して迷路に向かう.不安と戦いながら.しばらくすると,見込みのない場所に固執していた自分が可笑しく思えてくる.迷路を探索する方がずっと気持ちを明るくしてくれることに気付く.そして遂に,新しい美味しいチーズを見付ける.そこには2匹のネズミがもう来ていた.もう1人の小人は快適だった場所から離れることを頑なに拒んだ.彼は新しいチーズを見付けることができるだろうか.

まあ,これだけの話だ.チーズというのが我々を幸せにしてくれる何かということがわかる.それは仕事上のものでも人間関係でも何でも構わない.大切なのは,変化は起きるということ,だから変化に備える必要があり,変化に適応していかなければならないということ.自分が変化すること,そして変化を楽しむことだ.

  • Change Happens
    They Keep Moving The Cheese
  • Anticipate Change
    Get Ready For The Cheese To Move
  • Monitor Change
    Smell The Cheese Often So You Know When It Is Getting Old
  • Adapt To Change Quickly
    The Quicker You Let Go Of Old Cheese, The Sooner You Can Enjoy New Cheese
  • Change
    Move With The Cheese
  • Enjoy Change!
    Savor The Adventure And Enjoy The Taste Of New Cheese!
  • Be Ready To Change Quickly And Enjoy It Again & Again
    They Keep Moving The Cheese

自分が古いチーズにしがみついていないか,時々はチェックしてみるといいだろう.

もし自分が組織のリーダーなら,組織が古いチーズにしがみついていないか,時々はチェックしないとダメだろう.

ウサギとカメの話やアリとキリギリスの話は誰でも知っている.しかし,カメやアリになれる人は多くない.だからこそ,なれる人は強い.

本書「Who Moved My Cheese?」にも同じことが言える.自分が変わらないなら意味はない.

目次

  • Parts of All of Us
  • The Story Behind The Story
  • A Gathering: Chicago
  • Who Moved My Cheese?: The Story
  • A Discussion: Later That Same Day