5月 302011
 

中国杭州千島湖畔のリゾートホテルで開催された国際会議ADCONIPの終了後,旅程を変更して浙江大学を訪問した.浙江大学は,中国浙江省杭州市,中国十大風景名所として有名な西湖の近くにある.

朝,浙江大学のXie准教授が,宿泊したホテルまで公用車で迎えに来てくれた.ホテルは浙江大学の目の前にあるのだが,見学後そのまま上海浦東国際空港へ移動するため,スーツケースを公用車に積んでもらう.

公用車VWパサートで送迎@浙江大学
公用車VWパサートで送迎@浙江大学

今回ツアーに参加するのは,Imperial College LondonのNina,東京のM先生,そして私の3名だ.西湖畔のホテルでNinaをひろった後,我々2名を乗せて大学へ.ちなみに,このホテルは浙江大学が運営していて,我々の他にも日本人が宿泊しているようだった.また,2007年にNordic Process Control Awardを受賞したDr. Jacques Richaletも宿泊していた.彼とは,朝食のときと,大学見学後に空港へ向けて出発する間際に校内で話をした.彼は次に日本を訪れる.

大学が運営するホテル@浙江大学
大学が運営するホテル@浙江大学

今回訪問したのは,Institute of Cyber-Systems & Controlという研究所.その前身は,1999年に設立された高度プロセス制御研究所(Institute of Advanced Process Control)だ.現在,14名の教授(full professor),19名の准教授(associate professor),20名の講師(lecturer)やポスドク(postdoctoral fellow),約200名の大学院生から構成されている.その研究分野は次のように説明されている.

The faculty and research associates of CSC perform fundamental and application research in the field of Control Science and Engineering, Pattern Recognition and Intelligent Systems, Detection Technology and Automatic Equipment.

大いに注目してもらいたい.要するに,制御関連の研究を遂行するために,53名の研究スタッフを擁している研究所がCSCだ.そこでは,約200名の大学院生が研究に邁進している.どうやったら日本は太刀打ちできるのだろうか.本気で心配になる.

このCSC研究所を率いているのが,浙江大学副学長のJian Chu教授だ.彼は,国際的に事業を展開しているプロセス制御機器企業SUPCONの創業者で,成功したビジネスエリートでもある.私にとって,Chu教授はプロセスシステム工学研究室の先輩にあたる.今回の浙江大学訪問も,Chu教授に手配していただいた.

1つ補足しておく必要があるだろう.このCSC研究所は,”Department of Control Science & Technology”内の組織にすぎない.制御科学技術学科全体の規模はその3倍にもなるということだ.果たして,日本の大学何個分に相当するだろうか.

CSCが入る建物の1つ@浙江大学
CSCが入る建物の1つ@浙江大学

最初に案内してもらったのは,分散型制御システム(DCS)が設置された演習室だ.企業のオペレーションルームが再現されており,シミュレータを利用して,プラント運転について学ぶことができるようになっている.このような設備を大学が保有していることに驚かされる.

教育用DCS演習室@浙江大学
教育用DCS演習室@浙江大学

学生用の研究室は,明るく快適そうだ.下の写真は,燃料電池の研究を実施しているグループの研究室で,実験室と隣接している.教科書類は予想よりも英語が少なく,中国語の本が多い印象を受けた.

研究室の1つ@浙江大学
研究室の1つ@浙江大学

今回の研究所ツアーは,Xie准教授の引率で,彼のグループに所属している修士課程学生Ms. Gaoがサポートしてくれた.ツアー中に写真を撮ったり,色々な質問に答えてくれたり,ツアー後には撮影した写真のいくつかをメールで送付してくれた.そのメールにはこうある.

I have read many papers of you and I admire your academic attainments enormously. So it is a great pleasure to take a photo with you.

礼儀正しく,お世辞も上手い.だが実際,国際会議ADCONIP参加中も,浙江大学等の学生が「加納教授ですよね.あなたの論文をたくさん読んでいます.ところで,○○の論文について質問があるのですが...」と話しかけてきてくれた.なんとも有り難いことだ.それに,その積極性が偉いと思う.日本の学生にもそのようにあって欲しい.

上海万博に登場したロボット@浙江大学
上海万博に登場したロボット@浙江大学

教育用DCS演習室を見学した後,浙江大学で開発された複数のロボットを見せていただいた.1つは上海万博で活躍したロボットで,37体(だったか?)あるとのことだった.胴体内部にWindows XPのパソコンが設置されており,多言語での案内ができるようにになっている.上海万博で利用した方もいるだろう.

ロボコンに出場したロボット@浙江大学
ロボコンに出場したロボット@浙江大学

ロボコン国際大会に出場した二足歩行ロボットも見学した.この二足歩行ロボットは顔にカメラを搭載しており,自身の位置やボールの位置を把握する.仰向けやうつ伏せの状態から自力で立ち上がることもできる.サッカーをするデモを見せてもらったが,歩行はゆっくりで,バランスを取るためにキック動作はさらに遅くなる.前回のロボコン国際大会では,ドイツチームが優勝したそうだ.そのときのビデオを見ながら,浙江大学チームは移動速度とバランスで劣っていたと解説してくれた.次を目指して着々と進化させているようだ.

サッカーロボット@浙江大学
サッカーロボット@浙江大学

さらに,サッカー専用ロボットも見学した.このロボットは人間型ではなく,4輪で自由自在に動きまわり,物凄いスピードでボールを蹴る(ピストンで押し出す).先述の二足歩行ロボットとは異なり,天井に設置されたカメラで位置を把握し,中央集権的なコンピュータからの指示を無線で受けて動作する.とにかく,ボールのスピードが印象的だった.

サッカーロボット@浙江大学
サッカーロボット@浙江大学

こうして様々な設備を見学させていただいた後,Faculty Club(のようなものだとの説明だった)の個室で中華料理をご馳走になった.これまた凄い品数で,とても美味しく,お腹一杯になった.我々訪問者3名,Xie准教授,ツアーに付き添ってくれた学生のGaoさん,空港まで付き添ってくれた男子学生(名前を覚えておらず問い合わせ中),そして公用車のドライバーの男性の7名での食事だった.

非常に楽しい昼食会で,色々なことを話したが,Xie准教授から時事ネタを1つ質問された.

「日本のロボット技術は大変優秀だ.ところが,福島原発事故では外国のロボットを利用しているという話じゃないか.どうして,日本のロボットを使わないんだ?」

Ninaも学生も「うん,その通り.どうしてなの?」という顔をしている.実に素直な疑問である.世界中の人々がそう思っていることだろう.だから,きちんと答えてきた.

「確かに,日本のロボット技術は優秀だと思う.様々な災害救助用ロボットも開発されている.でもね,日本の原子力発電所は100%安全なんだ.政府や電力会社によると,万が一にも事故なんて起こらないんだ.だから,原発用のロボット開発は認められていない.そんなことは許されていないんだ」

全員,爆笑.

昼食後,朝にホテルから大学まで乗せていただいた公用車VWパサートに再び乗って,上海浦東国際空港まで送っていただいた.浙江大学のある杭州市から上海浦東国際空港までは片道約3時間.M先生は空港近くでもう1泊されるが,私は夕方のフライトに間に合う必要があるので(かどうかは知らないが),かなり高速道路をアグレッシブに運転していただいた.スピードはそれほどでもないのだが,遅い車には容赦せず,路肩も活用して次々と追い抜いていく.もちろん,その度にクラクションだ.なるほど,これが中国流の運転というわけだ.高速道路は空いていて,余裕を持って空港に到着した.

ドライバーの方には浙江大学までさらに3時間ほど運転していただかないといけない.また,同乗してくれた学生さんも3時間かけて浙江大学まで戻らなくてはならない.貴重な時間を我々の訪問のために費やしていただいたことに深く深く感謝しつつ,帰国の途についた.

5月 282011
 

旅程を変更して,急遽,学会終了後に訪問することになった浙江大学のある杭州市.ホテルから西湖へ向かう途中で,また西湖畔を散策している間に,非常に目に付くものがある.電気原チャリだ.モーター音のみのため非常に静かで,もちろんクリーンだ.

杭州市街には,ガソリンで動くような汚い原チャリは既にない.そんな旧世代の乗り物を中国人は使わない.みんな,バッテリーを搭載した電気原チャリに乗っている.先進国である日本はどうだろう? もしかして,まだガソリンで原チャリを動かしているの? それは経済合理性があるから? なるほど,賢い日本人はきちんと経済問題を解いたわけだ.地球や人類の未来のことを尋ねるのは無粋というものなのだろう.

田舎の屋根はソーラーパネルだらけ: 中国の太陽エネルギー利用」に書いた通り,千島湖と杭州市を結ぶ高速道路沿いの田舎町では,実に多くの住宅・建物の屋根にソーラーパネルが設置されていた.そして,杭州市では電気原チャリだ.中国は確実に自然エネルギー・再生可能エネルギーを使用する方向に進んでいるのだろう.もちろん,大量にCO2を吐き出す石炭火力発電所が大量に稼働しており,さらに大量に建設されるであろう状態は恐ろしいが,それでも,電気原チャリに乗らなければならないと規定するなど,クリーンな政策を推し進めるという意図が示されている.

翻って日本はどうか?

ちなみに,浙江大学の学生に教えてもらったところ,電気原チャリは2000~3000RMB(中国元)とのこと.

5月 282011
 

杭州市街にある中国十大風景名所の西湖を訪れ,湖畔の老舗杭州料理店「楼外楼」へ向かう.

楼外楼が見えてくると,まず,その巨大さに驚かされる.とにかく大きい.到着する頃には周囲は暗くなり始めており,店の前には乗用車がズラリと並んでいる.アウディが多い.

老舗杭州料理店「楼外楼」@中国杭州西湖
老舗杭州料理店「楼外楼」@中国杭州西湖

店内に入り,受付で「2人で」と告げる.番号の書かれた紙を受け取り,呼び出しがあるまで待つ.

楼外楼の内部@中国杭州西湖
楼外楼の内部@中国杭州西湖

受付の反対側は結婚披露宴で借り切りとなっていた.楼外楼の玄関脇と店内正面には,これまた巨大な結婚祝賀の看板(?)が設置されていた.

結婚披露宴の看板@中国杭州西湖の楼外楼
結婚披露宴の看板@中国杭州西湖の楼外楼

看板の奥には,食品や茶葉などの売店があり,2階席へ続く階段がある.

順番を待っている間に,スーツ姿の日本人グループも見掛けた.我々の前で順番待ちしているのは西洋系の若い男性2人組だった.その2人組が1階席に案内された後,我々は2階席に案内された.

2階の奥の席に通され,メニューをもらう.テーブルについてくれた給仕の女性は英語が苦手な様子だ.とりあえず,ドリンクの注文だろうと叶えて,メニューを指差しながら,西湖の地ビールを2本注文する.

すぐに戻ってきた給仕の女性が,注文したビールはないという.そこで,別の西湖の地ビールを注文した.「西湖緑雨」という名だ.千島湖の地ビールもそうだったが,中国のビールはとにかく薄い.いわゆるライトビールだ.そして,ここでもビールは常温で供される.

西湖のローカルビール@中国杭州西湖の楼外楼
西湖のローカルビール@中国杭州西湖の楼外楼

続けて,料理を注文する.メニューは,中国語の他に,英語と日本語でも書かれているので非常に有り難い.それでも,基本的には写真付きの料理を選ぶ.恐らく,お勧め料理だろうから.2人で注文したのは,豚の角煮,桂魚の甘酢あんかけ,エビとおこげ,そして五目炒飯だ.

美味しい豚の角煮@中国杭州西湖の楼外楼
美味しい豚の角煮@中国杭州西湖の楼外楼

最初に出てきた豚の角煮は素晴らしく美味しかった.そう言えば,千島湖のリゾートホテルで食べた豚の角煮も美味しく,やはり本場の味と言うことだろうか.

桂魚の甘酢あんかけ@中国杭州西湖の楼外楼
桂魚の甘酢あんかけ@中国杭州西湖の楼外楼

魚メニューの最初に,どんこ(だったか?)の甘酢あんかけの写真がデカデカと掲載されていたので,それを注文しようとした.価格は260RMB(中国元)/500gくらいで,500RMBを超えるアワビやフカヒレなどの高級食材を除くと,魚料理の中ではかなり高額だ.ところが,給仕の女性が別のページを見せて,メニューを指さしながら,熱心に何かを伝えようとしてくれる.よくわからなかったのだが,同じ甘酢あんかけ料理でより安いものを勧めてくれていると解釈し,桂魚の甘酢あんかけを選んだ.こちらは100RMB/500gくらいだった.

エビとおこげ@中国杭州西湖の楼外楼
エビとおこげ@中国杭州西湖の楼外楼

エビとおこげは,テーブルでソースをかけてくれる.おこげがジューッという音をたてて,食欲をそそる.

西湖緑雨を追加注文し,最後は五目炒飯で締めて,料金は計285.20RMB.1人3000円でお釣りが来る.

美味しい杭州料理でお腹も一杯になり,歩いてホテルへ戻る.途中,道に迷いながら...

5月 282011
 

今回の杭州滞在では,千島湖で学会に参加するだけで,中国十大風景名所として有名な西湖には行けないと諦めていたが,浙江大学を副学長の客人として訪問させてもらうことになり,夕方以降のわずかな時間ではあったが,西湖畔を散歩することができた.

学会主催の千島湖ツアーの後,千島湖からバスで杭州市街にある浙江大学へ向かう.途中,車窓からソーラーパネルが設置された家々(アパート?)を眺めつつ,杭州国際空港を経由して,大都市杭州へ.浙江大学に到着したのは夕方5時頃.千島湖から約4時間かかった.

浙江大学のゲートの目の前にある,大学が運営するホテルまで,Xie准教授に連れて行ってもらう.翌朝9時にホテルまで迎えに来てもらうことにして,部屋に荷物を置いて,すぐに出掛けた.

浙江大学から西湖までは杭州植物園の中を通って徒歩10分ほど.路線バスもあるが,バスに乗るほどの距離でもない.

西湖に向かって歩いていると,西湖十景の1つで,蓮の名所として知られる「曲院風荷」の入口があった.とりあえず中に入ってみる.花は咲いていないが,落ち着いた雰囲気が素晴らしい.

曲院風荷@中国杭州西湖
曲院風荷@中国杭州西湖

曲院風荷を散策した後,岳王廟の前を通って,湖畔の遊歩道を歩く.西湖十景の1つ「蘇堤春暁」を過ぎると,視界が開けて,西湖が見渡せる.

対岸には雷峰塔@中国杭州西湖
対岸には雷峰塔@中国杭州西湖

西湖対岸の正面には,光る塔が見える.西湖十景の1つ「雷峰夕照」で知られる雷峰塔だ.

楼外楼へと向かう@中国杭州西湖
楼外楼へと向かう@中国杭州西湖

そのまま湖畔を歩き,西冷印社や浙江省博物館のある島へと向かう.そこにある楼外楼という老舗杭州料理店で食事をしよう.

5月 272011
 

国際会議ADCONIPの国内組織委員会(NOC)委員長を務めたのが浙江大学のJian Chu教授だ.彼が学会会場として,中国杭州千島湖畔のリゾートホテルNew Century Resort Qiandao Lake Hangzhouを選んだ.

今回は,会議にだけ参加して,そのまま帰国する予定だった.ところが,急遽,旅程を変更して,学会終了後に千島湖から杭州市街に移動し,そこで一泊して,翌日に浙江大学を訪問することになった.経緯はこうだ.

学会初日の昼前,久しぶりに再会したChu教授と挨拶を交わして話をしていたところ,その場にいた韓国の教授らと一緒にランチを食べようと誘われた.他にも誘いたい人がいたら誰でも連れてきてくれとのこと.Chu教授と縁のある日本人は私だけなので,「日本からは私だけ」と答えた.一方,韓国の親分であるYoon教授は「何人でもいいのか?お金は大丈夫か?」と質問.それに対してChu教授は「何人でもいいよ.費用も心配ない.同僚が全部払うから」と太っ腹だ.

それもそのはず.Chu教授は中国でも精華大学などと並び称される浙江大学の副学長である.しかも,今や事業を国際展開しているプロセス制御機器企業SUPCONの創業者で,成功したビジネスエリートでもある.私なんかとは格が違って,とんでもなく偉い.ちなみに,Yoon教授も超学歴社会韓国のトップに君臨するソウル国立大学(SNU)の大物教授だ.昼前の雑談で一緒だったもう一人のLee教授は,最近,米国のジョージア工科大学(Georgia Tech)から韓国の名門校KAISTに引き抜かれたばかりで,将来,この分野で韓国のリーダーになることは間違いない.

12時に指定された個室に行くと,来ているのはChu教授だけだった.そこで,「会議の翌日に浙江大学を見学させてもらえないか」と尋ねた.Chu教授は「もちろん大歓迎だ」と即答して,電話をかけてから,「バスもホテルもこちらですべて準備するから」と言ってくれた.

ランチには地元の杭州料理をご馳走していただいた.出てくる料理の数が尋常ではなかったが,味付けもマイルドで,非常に美味しかった.

さて,その後.Chu教授のグループに属しているXie准教授が私の訪問の面倒をみてくれることになった.彼は私よりずっと若いが,研究分野が近いこともあって,これまでにも国際会議で何度も顔を合わせている.

最終的に,会議後の千島湖ツアーに参加した後,午後に杭州国際空港経由浙江大学行きのバスで移動し,浙江大学に近いホテルに宿泊することになった.さらに翌日の朝,英国Imperial College LondonのThornhill教授と一緒に浙江大学を見学し,早めの昼食後に上海浦東国際空港まで車で送ってもらうことになった.

5月 272011
 

国際会議ADCONIPに参加し,遊覧船での千島湖ツアーを終えた後,千島湖から杭州市街へとバスで移動した.

そのバスの車窓から風景を眺めていると,深い山々の中に時折,町が現れる.その景色が興味深いのは,多くの家々(アパート?)の屋根にソーラーパネルが設置されていることだ.

千島湖から杭州へ向かうバスから見た田舎町の屋根にはソーラーパネル
千島湖から杭州へ向かうバスから見た田舎町の屋根にはソーラーパネル

千島湖から杭州へ向かうバスから見た田舎町の屋根にはソーラーパネル
千島湖から杭州へ向かうバスから見た田舎町の屋根にはソーラーパネル

千島湖から杭州へ向かうバスから見た田舎町の屋根にはソーラーパネル
千島湖から杭州へ向かうバスから見た田舎町の屋根にはソーラーパネル

高速道路でのバスによる移動には3時間以上かかった.その間,すべての建物とは言わないが,実に多くの建物の屋根にソーラーパネルが設置されていた.日本ではありえない光景だろう.太陽エネルギーの利用に関して,中国の田舎は侮れない.日本は自然エネルギー利用後進国だろう.

いや,そんなことはないと思うなら,例えば,トーマス・フリードマンの「グリーン革命」などに登場する事例を読むといいのではないか.

5月 272011
 

中国杭州千島湖畔のリゾートホテルNew Century Resort Qiandao Lake Hangzhouで開催されてた国際会議ADCONIPの最終日には,千島湖ツアーが催された.天候にも恵まれ,学会参加者の多くが遊覧船での千島湖観光を楽しんだ.

千島湖は,1959年に中国が初めて設計製造した大型水力発電所「新安江水力発電所」の建造時にできたダム湖だ.今では国務院によって44ヶ所国家レベルの観光地の一つに指定されており,今まで国内では一番大きな国家レベルの森林公園。

学会参加者で賑わう遊覧船@中国杭州千島湖
学会参加者で賑わう遊覧船@中国杭州千島湖

遊覧船で千島湖を観光する場合,本来は,ホテルからバス等でチケット売り場のあるドックまで行き,そこから遊覧船に乗る必要があるらしい.ところが,今回は,ホテルから遊覧船に乗って,そのドックまで行った.ドックには,「国家AAAAA級旅遊景区」という表示がある.千島湖は中国でも最高レベルの観光地というわけだ.

国家AAAAA級旅遊景区@中国杭州千島湖
国家AAAAA級旅遊景区@中国杭州千島湖

ドックで参加者数のチケットを購入した後,梅峰のある島へ向かう.梅峰の頂上からの眺めが素晴らしいようだ.船内では,英語で観光案内をしてくれた.

島に上陸する前に,船内で,ケーブルカーに乗るなら往復で40RMB(中国元)になるというアナウンスがあり,切符が販売された.歩いてどれだけかかるかも知らないので,とりあえず,40RMBで往復切符を購入しておく.

梅峰頂上の展望台へと向かう坂道@中国杭州千島湖
梅峰頂上の展望台へと向かう坂道@中国杭州千島湖

みんなでゾロゾロと歩いて,ケーブルカー乗り場へ.これはケーブルカーではなく,二人乗りのリフトだ.長い行列に並んだ後,乗り場の近くまで来ると,まぜか前に並んでいた

見知らぬ女性と同乗したリフトからの眺望@中国杭州千島湖
見知らぬ女性と同乗したリフトからの眺望@中国杭州千島湖

5月 262011
 

国際会議ADCONIPの会場は,中国杭州千島湖畔の五つ星リゾートホテルNew Century Resort Qiandao Lake Hangzhouだ.千島湖を見下ろす斜面に建設されており,ホテル正面玄関は湖の反対側の5階にある.

湖畔には緑の美しい庭園とプールがある.

New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖
New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖

New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖
New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖

New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖
New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖

湖畔の庭園やベランダには,放し飼いの孔雀がいる.何羽いるのかは定かでないが,時折,けたたましく鳴く.

New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖
New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖

客室はゴージャス.リゾートホテルと呼ぶのに相応しい.

今回宿泊したのはデラックスルームだが,1人で使うには勿体ない.部屋からは,千島湖畔の別荘(のような住宅?)が見える.5百万ドル(4億円)くらいだろうとのことだった.凄い.

New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖
New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖

ベランダからは千島湖が見える.

デスクは小さいが,1人でパソコンを操るには十分.有線LANで接続できるようになっている.

New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖
New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖

洗面台もゴージャスで,鏡の丸い部分が光るようになっている.アメニティ類も不足はない.

New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖
New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖

浴槽とシャワールームが別になっていて,浴槽は窓辺にあった.サンスクリーンを開ければ,開放感あふれる入浴が楽しめるのだろうが,今回の滞在中に実行はしなかった.

New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖
New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖

さて,最後になるが,New Century Resort Qiandao Lake Hangzhouがゴージャスだと感じた最大の理由がこれだ.トイレに花びらが浮かんでいる.

New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖
New Century Resort Qiandao Lake Hangzhou@中国杭州千島湖

5月 262011
 

朝8:30ホテルロビーに集合と言われて,間に合うようにチェックアウトする.それにしても,中国のホテルのデポジットは無茶苦茶に高い.チェックインするときに,宿泊費を遙かに超えるようなデポジットを要求される.恐らく,そうでもしないと,部屋の備品がなくなってしまうのだろう.

バスで上海浦東国際空港から杭州千島湖へ
バスで上海浦東国際空港から杭州千島湖へ

国際会議ADCONIPをホストしている浙江大学が用意してくれたバスに乗り込む.上海浦東国際空港から杭州千島湖のNew Century Resort Qiandao Lake Hangzhouまで,長いバスの旅だ.事前の案内ではおよそ4時間半かかるとのことだった.

上海から杭州までは高速道路を使うのだが,バスの運転手がとにかくクラクションを鳴らしまくる.安全のためなのだろうが,かなりうるさかった.

途中立ち寄ったサービスエリアの売店
途中立ち寄ったサービスエリアの売店

途中に2回,サービスエリアらしきところに立ち寄った.食べ物の売店は匂いがきつい.トイレは普通.

上海から4時間以上かけて,ようやく千島湖の料金所近くまで来ると,千島湖の宣伝看板が目立つようになる.凄い数だ.

バスで千島湖の料金所に到着
バスで千島湖の料金所に到着

それまでは奥深い山の中を走っているという雰囲気だったのだが,千島湖の料金所を過ぎると,急に街が現れた.ホテルやアパート(?)が林立し,店も多い.シェラトンホテルもある.いかにも繁華街という雰囲気だ.

興味を惹かれたのは,信号機だ.車用の信号機にカウントダウン機能がついている.しかも,青信号でも赤信号でもカウントダウンするようになっている.こうでもしないと,信号が守られないのだろうか.

カウントダウンする信号機
カウントダウンする信号機

この繁華街に近いホテルに宿泊するのかなと思ったのだが,バスはどんどん進んでいく.繁華街は後方に過ぎ去り,ビルはなくなり,店もなくなり,人里離れた感が濃厚になってきたとき,バスは左折して私有地に入っていった.ここがADCONIPの会場にもなるNew Century Resort Qiandao Lake Hangzhouだ.高級リゾートホテル感を醸し出している.

結局,上海浦東国際空港から杭州千島湖のホテルまで,バスで5時間かかった.お腹ペコペコだよ.

5月 262011
 

中国杭州の千島湖で開催される国際会議ADCONIPに参加するため,今,New Century Resort Qiandao Lake Hangzhouという★★★★★ホテルに宿泊している.ここに至るまでの道程を紹介したい.最初は,上海浦東国際空港で利用したホテルだ.

今回,学会事務局が上海浦東国際空港から千島湖のNew Century Resort Qiandao Lake Hangzhouまでバスで送迎してくれるというので,紹介されたShanghai Dazhong Airport Hotelというホテルに宿泊した.このホテルは,上海浦東国際空港のターミナル1とターミナル2の中央に位置している.入国審査を終えて,到着ロビーに出ると,ADCONIPのホストである浙江大学の学生さん達がプレートを持って出迎え,ホテルまで連れて行ってくれた.非常に助かった.感謝.

Shanghai Dazhong Airport Hotel@上海浦東国際空港
Shanghai Dazhong Airport Hotel@上海浦東国際空港

Shanghai Dazhong Airport Hotelは北館と南館に分かれていて,北館は安いモーテル,南館は高いホテルとなっているようだ.本当に寝るだけであるため,今回は安さを追求して,”Motel Standard Room/North Tower”に宿泊した.それでも,一泊¥428(中国元)なので,それほど安いわけでもない.まあ,空港内のホテルだから,そんなものだろう.

Shanghai Dazhong Airport Hotel@上海浦東国際空港
Shanghai Dazhong Airport Hotel@上海浦東国際空港

客室は簡素そのもの.でも,ツインベッドで広さは十分だし,文句はない.アメニティーもある.大きめの液晶テレビも壁に掛かっていた.

驚いたのはデスクだ.有線でインターネット接続できるようになっているのだが,デスクにノートパソコン用のクーラー(中央の黒いの)が置いてある.なぜ?と思うわけだが,ちゃんと理由が書いてあった.曰く,「繊細なデスクを傷めないようにパソコンはクーラーの上で使いなさい」.まじっすか!?

Shanghai Dazhong Airport Hotel@上海浦東国際空港
Shanghai Dazhong Airport Hotel@上海浦東国際空港

ところで,今回の空港ホテルShanghai Dazhong Airport Hotelでの宿泊で最も印象に残ったのは,ホテル従業員,特にフロント係の無愛想さだ.全く愛想がない.愛想の欠片もない.随分と改善されてきたというような話も耳にするが,さすが中国,こんなものか.