6月 192011
 

小雨の中,京都コンサートホールで開催された京都市交響楽団のオーケストラ・ディスカバリー2011「オーケストラの世界!」に行ってきた.このオーケストラ・ディスカバリーは,今年で4年目(だったかな?)になるファミリー向けの人気コンサートで,チケットはかなり早い段階で完売となる.全4回のシリーズになっており,第1回である今回のテーマは「オーケストラ&バレエ」だ.京都市交響楽団によるフルオーケストラの演奏に加えて,バレエも鑑賞できるという優れもの.

指揮は京都市交響楽団常任指揮者の広上淳一氏.バレエは桧垣バレエ団.それに加えて,ナビゲーターとしてガレッジセールの2人も壇上に.実に面白いコンサートだった.「つま先でクルクルクルーッて何回もまわってたねぁ.凄かったねぇ.足痛くないの?目はまわらないの?」と,長男7歳と長女5歳も素晴らしいバレエのダンスに大喜びだった.ただし,「全然意味わからんかった」とのこと.何のダンスかは全くわかっていないようだ.

ちなみに,何のバレエだったかと言えば,曲目は以下の通り.

  • チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」から「花のワルツ」「中国の踊り」「あし笛の踊り」「トレパーク」
  • チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」から「情景」「四羽の白鳥の踊り」「オデットと王子のパ・ド・ドゥ」
  • ドリーブ:バレエ「コッぺリア」(ダイジェスト版)

クラシックを聴かず,バレエなんて観たこともないという私みたいな非文化人でも知っている超有名な楽曲だ.曲名を見てパッとわからなくても,音楽を聴けば,聴いたことがあるのは間違いない.

個人的には,一度観てみたいと思っていた「白鳥の湖」を観られたのが凄く良かった.すべてにおいて,これぞバレエという,素人が想像する通りのバレエで,満足度が高い.

バレエのイメージを覆されたのは,後半の「コッぺリア」.バレエ衣装と言えば,女性の白いチュチュに,男性のタイツという先入観があったが,ラブ・コメディとでもいうのか,「コッぺリア」に登場する人物の衣装は実に様々で,劇を観ているようだった.こんなバレエもあるのだと,驚いたというか,感心したというか,とにかく良い経験をさせてもらった.

もう1つ,凄く勉強になったのが,バレエの特定の動作が特定の意味を持っているということだ.そんなことも知らなかったのかと言われそうだが,全く知らなかった.「くるみ割り人形」の「花のワルツ」が終わったところで,桧垣バレエ団のプリマバレリーナである小西さんから,広上氏とガレッジセールとのトークの中で,バレエの歴史などに加えて,バレエの動作で言葉を伝えていることの紹介があった.

その1つが,「私は美しい(またはイケメンな)貴方を愛しています」という動作だ.

  • 私は: 自分に手を向ける
  • 美しい(またはイケメンな): 手を顔の周りでグルグルまわす
  • 貴方を: 相手に手を向ける
  • 愛しています: 手を胸に当ててバクバクする

そして,この動作が何度も「コッぺリア」の中で登場する.「おぉー,これのことかぁ!確かに,やってる,やってる!」と感激できる.

イタリア語もフランス語もロシア語も全くできないが,これでバレリーナに告白はできる.

次回は「オーケストラ&ミュージカル」.大いに楽しみだ.