3月 252012
 

博士後期課程,社会人博士課程,修士課程,学部の区別なく,学生がジャーナルや国際会議に論文を投稿する際には,指導教員は赤ペン先生になる.特に私は,学生の実力を向上させるために,赤ペン先生をすることが大変有用であると考えているので,相当な時間と労力を費やしている.

論文には書き方がある.論文として成立するための必要条件というものがある.その条件を満たしていないと,査読者の評価が低くなり,ジャーナルや国際会議で発表する価値がないと判断される.つまり,リジェクトされる.あるいは,もっと酷い場合には,査読者に評価してもらうまでもなく,エディター(編集者)の判断でリジェクトされる.

研究内容が優れていることは言うまでもなく重要だ.しかし,研究内容が優れていることは論文が採録される十分条件ではない.必要条件を満たして,査読を通らなければならない.これはベテラン研究者にも新米研究者にも共通するわけだが,新米研究者には経験が不足している.特に,査読経験が不足しているために,どういう観点で論文が評価されるのかが理解できていない恐れがある.これでは,丸腰で戦に臨むようなものだろう.

そこで,論文執筆経験の浅い研究者・学生のために,査読者を擬似体験してもらい,赤ペン先生の負担を減らし,通る論文を書いてもらうために,「査読模擬体験票 」(PDF 1 KB)を作成してみた.

どうぞ,ご自由にお使い下さい.

論文執筆経験の浅い研究者・学生のための『査読模擬体験票』 (PDF 1 KB)

主要アドバイス一覧

勉強,レポート作成/論文執筆,研究発表/プレゼンテーションについて,主に卒業や修了を目指す学生へのアドバイスの一覧

(2015年1月15日リンク追加)

3月 162012
 

廃校と熊本県一の景勝地を訪問した後,環境省の名水百選にも選ばれた白川水源へ.驚くほど綺麗な水が,勢いよく湧き出ている.その湧水量はなんと毎分60トンにもなる.

素晴らしく透明度が高い白川水源@阿蘇
素晴らしく透明度が高い白川水源@阿蘇

ボコボコと水が湧き出るところ@白川水源
ボコボコと水が湧き出るところ@白川水源

多くの人が水を汲む白川水源@阿蘇
多くの人が水を汲む白川水源@阿蘇

水源を見た後,坂をあがったところにあるカフェに行き,コーヒーを注文した.もちろん,白川水源の水を使ったコーヒーで,美味しかった.道の駅阿蘇で売っていたロールケーキを一緒に食べたが,クリームが濃厚で,これも非常に美味しかった.

高台にあるカフェ@白川水源
高台にあるカフェ@白川水源

美味しいコーヒー@白川水源
美味しいコーヒー@白川水源

クリームが凄く美味しいロールケーキ@道の駅阿蘇
クリームが凄く美味しいロールケーキ@道の駅阿蘇

白川水源の最寄り駅は南阿蘇白川水源駅で,今まさに建設中だ.そこへちょうどトロッコ列車がやってきた.素晴らしいタイミングだ.

新しくできる南阿蘇白川水源駅
新しくできる南阿蘇白川水源駅

トロッコ列車@南阿蘇白川水源駅
トロッコ列車@南阿蘇白川水源駅

3月 142012
 

阿蘇神社と一の宮町の水基巡りの道を訪れた後,次に向かったのは,廃校になった上色見小学校.校舎は当時のまま保存されており,地域の活動(カルチャークラブみたいなもの?)に利用されているようだ.

驚いたのは,廃校の駐車場に九州以外から来た車がズラリと並んでいたことだ.もちろん観光客ではない.聞いたところによると,昨年の震災以降に避難してきた方も多いそうだ.

廃校上色見小学校@阿蘇
廃校上色見小学校@阿蘇

玄関を開けて,100円を寄附して中に入る.

私が通っていた小学校はもっと大規模ではあったが,古い木造校舎が残っていたので,なんだか懐かしさを感じる.

懐かしさを感じる廃校の廊下@阿蘇
懐かしさを感じる廃校の廊下@阿蘇

廊下の片側に沿って,調理器具や食器類が残された部屋,絵画や小物を販売している部屋,何かのグループが使っている部屋などがあった.その中の1つに,木製玩具のある教室があって,実際に遊べるようになっていて,壊れているものもあったが,面白かった.

木製玩具のある教室@阿蘇
木製玩具のある教室@阿蘇

廊下には,廃校になる前からかわらず,「五つのおこない」が張り出されていた.そう言えば,「あいさつ運動」とか「廊下を走らない運動」とか色々あったような気がする.

廃校の五つのおこない@阿蘇
廃校の五つのおこない@阿蘇

校舎内を一通り見学した後,再び外へ出て校庭へ.玄関のそばには,二宮金次郎像がある.こういう凄い人がいたことは肝に銘じておいていい.

廃校の二宮金次郎像@阿蘇
廃校の二宮金次郎像@阿蘇

このように田舎の普通の小学校なのだが,驚くべきものが設置されていた.それは天文台.こんなところで夜空を眺めたら,我々は衝撃を受けるに違いない.京都でもほとんど星なんて見えないから.

廃校の天文台@阿蘇
廃校の天文台@阿蘇

廃校になった上色見小学校を見学した後,そこから遠くはない絶景ポイントへ.

「新くまもと百景」の第一位に選ばれたというだけのことはあって,「神がさずけた熊本県一の景勝地」と名乗るだけのことはあって,その眺望は素晴らしかった.

熊本一の景勝地@阿蘇
熊本一の景勝地@阿蘇

熊本一の景勝地@阿蘇
熊本一の景勝地@阿蘇

その広大な草原には,たくさんの山羊がいた.小さな男の子がレタスか何かを山羊にやろうとしていたのだが,大きい山羊も小さい山羊も一斉に押し寄せてくるものだから,ビビッてレタスをやるどころではなくなっていた.

熊本一の景勝地@阿蘇
熊本一の景勝地@阿蘇

熊本一の景勝地@阿蘇
熊本一の景勝地@阿蘇

3月 142012
 

本日から奈良で開催されている計測自動制御学会(SICE)制御部門大会において,オーガナイズドセッション(OS)「プロセスの計測制御・監視・最適化」を企画している.多くの方々にご協力いただき,合計3セッションで構成することになったのだが,残念なことに,本日16:00-16:20に予定されていた講演1件がキャンセルになったため,急遽,オーガナイザ特別企画として,私が講演「Capability Trap- なぜ改善活動が失敗に終わるのか?」を行うことにした.ハッキリ言って,漫談です!

もちろん,漫談だと言っても,学会でのことだから,真面目にMIT教授陣の研究成果を紹介する.以前,このブログでも紹介した「Capability Trap: 改善活動が効果を発揮できなくなる罠」の詳細バージョンになる.「Capability Trap- なぜ改善活動が失敗に終わるのか?」という題目だと,制御にあまり関係なさそうに聞こえるかもしれないが,むだ時間や逆応答といった話題も含まれるので,制御にも大いに関係がある.

ともかく,上述のような経緯で,緊急企画を実施することになり,そのための講演用スライドを昨晩作成したので,折角だから公開しておこう.興味のある方は見て下さい.PDFファイルです.

Capability Trap - なぜ改善活動が失敗に終わるのか? [PDF 606KB]

3月 132012
 

JR阿蘇駅に隣接する道の駅阿蘇でお土産を購入し,いきなりだんごを食べた後,阿蘇神社へ.

熊本県阿蘇市一の宮町にある阿蘇神社は,延長5年(927年)にまとめられた延喜式神名帳にも記載されている延喜式内社で,肥後国で最も社格の高い一宮とされ,日本全国に約450社ある阿蘇神社の総本社なのだそうだ.祭神は,神武天皇の孫の健磐龍命をはじめとする12柱の阿蘇十二明神を祀っている.

阿蘇神社
阿蘇神社

この阿蘇神社で目立っていたのが,結構太い注連縄と,物凄い水量の手水だ.これまでに数多くの神社を参拝したが,これほど激しく流れている手水を見た記憶はない.さすが,湧水に恵まれた土地だけのことはある.

凄い水量の手水@阿蘇神社
凄い水量の手水@阿蘇神社

境内には,「高砂の松」という縁結びの松があり,男性は左から2回,女性は右から2回まわるとご利益があるらしい.

もう1つ.境内になぜか教育勅語があり,これも目を引いていた.

教育勅語@阿蘇神社
教育勅語@阿蘇神社

阿蘇神社の門前町である一の宮は,町並みを整えることによる町興しの成功事例として有名なのだそうだ.また,豊富な湧水に恵まれており,水基巡りの道が散策道として整備されている.

水基とは・・・

水が出る基(もと)。水飲み場。一の宮町の人々は古くから湧き水に恵まれその豊かな水を生活用水、飲用水として利用してきました。現在、 この美しい水を多くの人に飲んでもらいたいと、十数年前から木や石造りの水基を十四箇所設置し、道往く人々にふるまっています。また、そのほとんどが阿蘇神社参道近くの仲町通りに面しており、散策コースとしても楽しむことができます。この湧き水に惹かれ、汲みに訪れる方が年々増えており、最近テレビや雑誌などでも注目されています。

水基巡りの道@阿蘇一の宮
水基巡りの道@阿蘇一の宮

散策してみると,確かに,あちこちに水基があり,これまた凄い水量で水が流れている.

水基巡りの道@阿蘇一の宮
水基巡りの道@阿蘇一の宮

のんびりと散策するのに良いところだ.

3月 132012
 

阿蘇市内牧の「いまきん食堂」で美味しい赤うし丼を食べた後,九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の阿蘇駅に向かう.

阿蘇駅
阿蘇駅

のどかな良い駅だ.駅長は,噂のクマモンではなく,KUROらしい.何者なのかは知らない.

阿蘇駅の駅長はKURO?
阿蘇駅の駅長はKURO?

JR阿蘇駅に隣接する道の駅阿蘇では,地元の食材を使用したものが色々と売られている.NPO法人のASO田園空間博物館が関わっているようだ.ホテルや空港に比べると,熊本・阿蘇らしいお土産が手頃な価格で買える.今回は,友人宅と自宅用に,ゆず・アップルジャム,ゆずこしょうふりかけ,たかなふりかけ,柚こしょう(粉末)を購入した.

道の駅阿蘇にあるASO田園空間博物館
道の駅阿蘇にあるASO田園空間博物館

あと,100円の「いきなりだんご」を食べた.手作りのまんじゅうみたいなものだが,中にサツマイモが入っている.この甘くて美味しいサツマイモも熊本でとれるそうだ.熊本の食糧自給率は非常に高く,栽培されている野菜や果物の種類も豊富だそうで,しかも美味しい.鎖国できるレベルではないだろうか.素晴らしい.

ちなみに,熊本県の食料自給率については,熊本県地産地消サイトで以下のように説明されている.

熊本県の食料自給率について

我が国の食料自給率(カロリーベース)は、平成10年以降ほぼ40%で推移しており、依然として食料の海外依存が強い状況となっています。このような中、本県の平成20年度の総合食料自給率は、カロリーベースで61%(全国第18位)、生産額ベースで138%(全国第9位)となっています。品目別では、平成20年度は小麦、大豆を除く全ての品目において100%を超えており、特に野菜で272%、牛乳で237%、牛肉で190%、米で156%となっており、本県は食料供給県として重要な位置付けであることが分かります。

3月 122012
 

熊本観光ということで,大観峰から阿蘇カルデラの雄姿を眺めた後,美味しいと評判の赤うしを食べに,阿蘇市内牧の「いまきん食堂」へ.

4人全員で「あか牛丼」を注文.中央の卵を,あか牛の赤身が取り囲んでいる.霜降りではなく,赤身なのだが,物凄く柔らかくて美味しい.これで1200円.

いまきん食堂の赤うし丼@阿蘇
いまきん食堂の赤うし丼@阿蘇

店に到着したのは11:30過ぎだったが,既に店内には結構な数のお客さんがいた.

いまきん食堂@阿蘇
いまきん食堂@阿蘇

案内していただいたのは2階の座敷で,なんとコタツ.コタツがある食堂はほとんどないと思うが,それでも,食堂って感じ.

いまきん食堂の2階は炬燵@阿蘇
いまきん食堂の2階は炬燵@阿蘇

ゆっくりと食事を終え,12時過ぎに店を出ると,長蛇の行列ができていた.周囲は閑散としているのに,この「いまきん食堂」にだけ人集り.人気店ということだろう.

行列ができるいまきん食堂@阿蘇
行列ができるいまきん食堂@阿蘇

ちなみに,今回の滞在中に,放牧されていた赤うしを見掛けた.薄茶色の牛だ.熊本県畜産農業協同組合連合会の「あか牛」チャンネルには,以下のような説明が記載されている.

褐毛和種(あかげわしゅ)は熊本系と高知系に分けられ、いずれも起源は韓牛と言われています。現在の「くまもとあか牛」は阿蘇、矢部および球磨地方で飼われていた在来種とシンメンタール種の交配により改良された固有種で、昭和19年に和牛として登録されました。あか牛は、耐寒・耐暑性に優れており、放牧に適し、性格がおとなしく飼育しやすいという特性を持っています。肉質は赤身が多く、適度の脂肪分も含み、うま味とやわらかさ、ヘルシーさを兼ね備えています。

放牧されている赤うし@阿蘇
放牧されている赤うし@阿蘇

いまきん食堂定食・食堂 / 内牧駅
昼総合点★★★★ 4.0

3月 122012
 

週末に熊本を訪れ,地元在住の方に阿蘇を案内していただいた.

280PSの自動車に乗せていただき,ミルクロードを通って,大観峰へ.大観峰は熊本県阿蘇市にある標高935.9mの山で,世界一と言われる阿蘇カルデラの外輪山最高峰である.カルデラ盆地の阿蘇谷や阿蘇五岳を一望できる絶景ポイントとして有名.

大観峰@阿蘇カルデラ
大観峰@阿蘇カルデラ

曇り空だったが,とにかく寒い.九州は南国と思っている人もいるかもしれないが,沖縄はともかく,そんなことはない.大観峰は阿蘇カルデラ外輪山の最高峰なので,周囲に遮るものは何もなく,冷たい風が吹き付けてくる.それでも,この眺めは素晴らしい.

大観峰@阿蘇カルデラ
大観峰@阿蘇カルデラ

大観峰の駐車場付近の店では,お土産などが売られている.ハムやチーズなどもあり,試食させてもらうと,とても美味しかった.ソフトクリームも美味しいとのことで,寒いにもかかわらず,ソフトクリームをいただく.私が注文したのは,あまおうの苺味が半分のミックスソフトクリーム.店内のあちこちに,人気急上昇中のゆるキャラ,クマモンが.

大観峰のお店で売っているジャージーソフトなど@阿蘇
大観峰のお店で売っているジャージーソフトなど@阿蘇

この大観峰を訪れる前に,阿蘇熊本空港で航空機の離着陸を間近に見られる場所に行ったところ,自衛隊の輸送機?が動いていた.

自衛隊機@阿蘇熊本空港
自衛隊機@阿蘇熊本空港

3月 042012
 

3月3日雛祭りの日に,祇園エリアで雰囲気のある新橋通に面した「祗をん八咫」へ.店内も実に雰囲気がよい.2階の落ち着いた座敷に案内していただき,美味しい料理とお酒を堪能した.

祗をん八咫
祗をん八咫

祗をん八咫の店内
祗をん八咫の店内

今回は,私自身が修士課程に進学してからほぼ20年間在籍しつづけたプロセスシステム工学研究室の大先輩にあたる先生方が,私の先輩(2学年上)と後輩(2学年下),そして私自身のプロセスシステム工学研究室卒業生3名が同じタイミングで教授に昇進することになったのをうけて,お祝いの宴席を設けて下さった.

修士課程進学後,助手時代を通して私を鍛え上げて下さり,公私にわたって大変お世話になった恩師,その恩師と共に私を指導(教員2対学生1であったからマンツーマンどころではない英才教育)して下さった,まさに師匠と呼ぶべき先生,昨年にNAISTを退職され,研究科長も務められた先生,わざわざ名古屋から駆けつけて下さった先生,大学院時代から准教授時代まで一貫して私の我が儘を許し,研究および学生指導をしたいようにさせて下さった元ボス,そして,学部生時代から目をかけ,いつも支えて下さり,今回の祝宴の手配もしていただいた先生.これらの先生方からお祝いの言葉をいただき,本当に有難く,心より感謝するばかりだ.

祗をん八咫の2階座敷
祗をん八咫の2階座敷

今回いただいたのは,

  • 先付:飯蛸桜煮と春野菜
  • 椀物:若筍椀
  • 向附:季節の造り
  • 蓋物:白魚の桜蒸し
  • 焼物:鱒西京幽庵焼
  • 小鉢:つまみ湯葉とうるい ポン酢ジュレ
  • 油物:蛍いかと山菜の天ぷら
  • 御飯:八咫謹製 ちりめん山椒御飯,赤出汁,香物
  • 水物:きなこアイスと苺の最中

のコース料理に加えて,お薦めの鯖寿司.お酒はビールと冷酒.お腹一杯になり,大いに満足した.ご馳走様でした.

先生方,ありがとうございました.これから自分が理想とする研究室の実現に向けて,教育に研究に精励恪勤します.

新橋界隈
新橋界隈