7月 272012
 

「人生の幅と深さは自分で決める 赤字社員からトップセールスへの道」と題されたインタビュー記事(月刊『致知』2012年8月号)の中で,長谷川千波さんが次のように語っている.

演劇には台本があり、舞台前には何度も稽古をしますよね。我われ営業も一緒で、営業スクリプト(台本)を何度も書き換えるし、仲間同士でロール・プレーイングを繰り返して、自分の営業をつくり込んでいくのです。

いま企業はダントツで「コミュニケーション能力のある人」を求めているといいます。ただ、学生時代に友達がたくさんいて「コミュニケーション能力がある」と自負していて、面接をした人事部も「トリプルA」として採用した人が営業ができるかというと、必ずしもそうではない。むしろ早々に辞めてしまう人が多いんです。

「自分は会話術に長けている」と自信を持って営業に出た新人が、生まれて初めて厳しい拒絶をされて心が折れてしまうケースが多い。逆に少し口下手だったりコミュニケーション能力が高くない方でも、熱心に勉強されて生き残る人もたくさんいます。

だから、どんな人であっても、職業人としての仮面がかぶれるまでに鍛えないといけないということです。

これは芸人さんでも同じだそうですよ。吉本興業で横山やすしさんのマネジャーをされていた大谷由里子さんから教えていただいた話ですが、仲間内で面白い人は「あんた、吉本に行ったらいいんちゃう?」と言われて来るんだけれど、大したことないと。それよりも、素は面白くないけれど懸命に漫才の台本をつくり込んだり、アドリブ用の台本をつくって覚えたり、ビデオで撮って見直して、「ここは削る」「ここは膨らます」と、つくり込んでいく人は生き残っていくそうです。

営業もまったく同じで、お客様の前で何気なくやっていい言動は一つもありません。むしろ、練習していない下手な説明を聞くのは、お客様も苦痛です。どんな職業も、素のままで結果を出せる仕事はないと思います。

セールスパーソンとしての経験から,営業とコミュニケーション能力について語られた内容だが,営業だけでなく芸人でも同じのみならず,研究者でも同じことが言える.例えば最後の文章で,「営業」を「研究発表」に置き換えると,次のようになる.

研究発表や講演もまったく同じで,聴衆の前で何気なくやっていい言動は一つもありません.むしろ,練習していない下手な説明を聞くのは,聴衆も苦痛です.どんな職業も,素のままで結果を出せる仕事はないと思います.

全くこの通りだろう.

国内および海外の学会等で,見てもらう気がまるで感じられないスライド(文字が小さい,手抜きがバレバレ)や,練習不足が明らかなプレゼンを時々見掛けるが,それならやらない方がましじゃないかと思う.

プレゼンについて指導してもらう機会に恵まれなかったのだとしたら可哀想ではあるけれども,次の機会があったとして,その人の発表を聴きに行こうとは思わないし,招待講演などをお願いしようとも思わない.

別の可能性として,以前はしっかりした発表をしていたのだが,年を取って偉くなったと慢心して,「俺の講演を聴かせてやる」という態度になってしまうこともあるのかもしれない.もし大学教授みたいなお山の大将がこうなったら,もう付ける薬はないだろう.

このブログでも繰り返し,研究者にとってのプレゼンテーションの重要性を指摘している.自分のプレゼンが気になった人は,とりあえず「学会発表や卒業研究発表の前に読みたいプレゼンテーション・アドバイス」を読んでみて欲しい.

7月 192012
 

国際会議PSEに参加するため,シンガポールに4泊滞在した.参加を決めたのが遅く,事務局が確保していたホテルは既に満室だったため,自分でホテルを探すことに.

条件は,いつものように,会場に近いこと.以前,サンテックの国際会議場で学会が開催されたときには,マンダリン・オリエンタルに宿泊して大変快適だったので,今回もマンダリン・オリエンタルにしようかと思ったが,宿泊費が予想以上に高いので断念した.

近隣のホテルを探したところ,クラブインターコンチネンタルのサービスが口コミで好評だったので,やはり高いけれども,インターコンチネンタルホテル(InterContinental Hotel)に決めた.税込みで1泊2万円強.会場まで徒歩約10分.

InterContinental Hotel@シンガポール
InterContinental Hotel@シンガポール

チャンギ空港からは地下鉄MRTを利用するのが便利.インターコンチネンタルホテルは,MRT東西線のブギス駅に直結するショッピングセンター・ブギスジャンクションに隣接している.

InterContinental Hotelの客室@シンガポール
InterContinental Hotelの客室@シンガポール

レセプションはブギス駅の反対側の1階にあるが,クラブインターコンチネンタルの場合,2階のクラブ・ラウンジでチェックインする.スタッフに案内してもらい,ラウンジ入口に近い椅子に腰掛け,ワインを飲みながら,チェックイン.

この他にも,クラブインターコンチネンタルの場合,朝食,アフタヌーンティー,イブニングカクテルといったサービスが無料で提供される.

InterContinental Hotelのクラブラウンジ@シンガポール
InterContinental Hotelのクラブラウンジ@シンガポール

客室に案内されると,窓際のテーブルには,果物がおいてあった.客室の広さも設備も申し分ない.今回は全く利用しなかったが,ジムやプールもある.

カーテンを開けると,窓からは,近くの高層ビル群やマリーナ・ベイ・サンズが見えた.

InterContinental Hotelの客室からの眺望@シンガポール
InterContinental Hotelの客室からの眺望@シンガポール

学会は毎朝8:30開始だったので,シャワーを浴びてから,7時前に2階のクラブ・ラウンジへ.朝食は6:30から10:00まで.

パン,チーズ,ハムの他,ソーセージ,ベーコン,ポテトなどの暖かい食べ物,生野菜,ヨーグルト,フルーツなどの冷たい食べ物,さらに,シリアルや,シューマイ,粥などがある.パンも含めて日替わりのメニューが多い.これらの他に,オムレツを作ってもらえる.

クラブラウンジでの朝食@InterContinental Hotel Singapore
クラブラウンジでの朝食@InterContinental Hotel Singapore

ドリンクは,オレンジジュースやアップルジュースの他に,マンゴージュースやパイナップルジュースといったトロピカル系があり,濃厚なマンゴージュースが特に美味しかった.

コーヒーや紅茶の他,カプチーノなど,欲しいものを言えば持ってきてもらえる.これは朝食だけでなく,いつでも.

クラブラウンジでの朝食@InterContinental Hotel Singapore
クラブラウンジでの朝食@InterContinental Hotel Singapore

ペリエ,ミネラルウォーター,コーラ,ジュースなどは,いつでも自由に飲めるようになっている.

仕事をしたり本を読んだりと,滞在中,このクラブラウンジには大変お世話になった.

クラブラウンジでの朝食@InterContinental Hotel Singapore
クラブラウンジでの朝食@InterContinental Hotel Singapore

今回のインターコンチネンタルホテル滞在中に,折角だからと,アフタヌーンティーとイブニングカクテルの時間帯にもクラブラウンジに行ってみた.

アフタヌーンティーでは,ケーキなどが食べられる.イブニングカクテルでは,ビール,ワイン,カクテルなどのドリンクの他,食べ物も結構充実していて,夕食を軽く済ませるつもりなら,ここだけで十分だろう.

クラブラウンジのイブニングカクテル@InterContinental Hotel Singapore
クラブラウンジのイブニングカクテル@InterContinental Hotel Singapore

1人だけの宿泊で,しかも朝から夕方まで学会会場に缶詰になることが基本なので,元を取れた気は全くしない(というかそもそも無理に決まっている)が,快適な滞在だった.

家族旅行なら,クラブインターコンチネンタルを利用する価値は十分にあるだろう.

InterContinental Hotel@シンガポール
InterContinental Hotel@シンガポール

4泊5日のシンガポール滞在を終え,再びMRTでチャンギ空港へ.

7月 182012
 

シンガポールで開催されている国際会議PSEの2日目夜にバンケットがあった.場所は世界最大の観覧車であるシンガポールフライヤーの下.

受付時に,カンファレンスバックと一緒にシンガポールフライヤーのチケットが配布されたので,セッション終了後に学会参加者はバスに乗り込み,シンガポールフライヤーへ.

シンガポールフライヤーからの眺望
シンガポールフライヤーからの眺望

最高地点の高さは120mくらいあるはずだが,残念ながら,マリーナ・ベイ・サンズの屋上プールには敵わないようだ.プールを見下ろすような角度までは上昇しなかった.

シンガポールフライヤーはマリーナ・ベイ・サンズに勝てず
シンガポールフライヤーはマリーナ・ベイ・サンズに勝てず

それでも,360度の眺望は素晴らしく,海側には大量の船舶が停留しているのが見える.壮観だ.

シンガポールフライヤーからの眺望
シンガポールフライヤーからの眺望

シンガポールフライヤーのカプセルは,ロンドンアイと同じ仕組みで,枠に固定されている.つまり,ぶら下がっているわけではない.このため,最高地点に達すると,視界を遮るものは何もなくなる.

シンガポールフライヤーの巨大なカプセル
シンガポールフライヤーの巨大なカプセル

一周は約30分.飽きるほど景色を眺められる.

7月 182012
 

シンガポールで開催されている国際会議PSEの初日夕方,National University of Singapore (NUS)で学位を取得し,現在は東京大学に在籍している元学生の案内で,リトル・インディア方面へ.目指したのは,ペーパーチキンで有名なヒルマンレストラン.

ヒルマンレストランのペーパーチキン@シンガポール
ヒルマンレストランのペーパーチキン@シンガポール

ペーパーチキンというのは,その名の通り,紙に包んで調理した鶏肉で,紙を破って食べる.味付けも日本人好みで美味しい.

ペーパーチキンの他に,タイガービールを飲みながら,ガーリックたっぷりのエビ,何かよくわからない野菜,焼き飯,焼きそばなどを食べたが,いずれも美味しかった.

黒胡椒だらけのカニ(Black Pepper Crab)@シンガポール
黒胡椒だらけのカニ(Black Pepper Crab)@シンガポール

私の我が儘で注文してもらったのは,シンガポールの名物料理であるBlack Pepper Crab.黒胡椒だらけの大きなカニだ.チリクラブの方が有名かもしれないが,チリクラブは既に何人かが食べたとのことだったので,ペッパークラブを注文した.前回のシンガポール訪問時にも食べたが,やはり美味しい.

日本人客だらけのヒルマンレストラン@シンガポール
日本人客だらけのヒルマンレストラン@シンガポール

それにしても,このヒルマンレストランは日本人客ばかりだ.実際,ヒルマンレストランに到着すると,既に1階は満席だったのだが,恐らく全員が日本人.案内された2階席にも我々の後から続々と客が来たが,みんな日本人だったはず.日本語以外は聞こえてこなかった.メニューが日本語なのはもちろん,店員さんも片言の日本語を話す.

ヒルマンレストランの2階@シンガポール
ヒルマンレストランの2階@シンガポール

満腹になった後,お土産を買いにムスタファセンターに向かった.実に怪しげな店だが,とにかく何でもある.お菓子類の種類も凄まじく,しかも安い.地下にはサリーの生地も大量にあった.

ムスタファセンター@シンガポール
ムスタファセンター@シンガポール

見に行かなかったが,金の延べ棒も売っているそうだ.

7月 152012
 

ギルフォード(Guildford)のサリー大学(University of Surrey)を訪問した翌日,いよいよ日本に向けてイギリスを出国する.清々しい朝,Asperion Hotelでオーガニックな朝食をいただき,ギルフォード駅でロンドンまでの片道切符を購入し,再びロンドン・ウォータールー(Waterloo)駅へ.

夕方遅いフライトのため,午後3時頃まで駆け足でロンドンの観光名所を訪ねてみることにしていた.

空席の目立つ列車で,緑広がる田舎の景色を車窓から眺めること40分,約24時間ぶりにロンドン・ウォータールー駅に戻ってきた.列車から降り,重いスーツケースを引き摺りながら改札を通ると,金曜日とは全く違う光景が眼前に広がっていた.

ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅
ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅

な,なんなんだ,この着飾った上品な方々は!

これが大英帝国の紳士淑女ですか!!

正直,この1週間はずっとイギリスを舐めていた.全般的に食事は美味しくないにしても,オリンピックが開催されるにしても,ロンドンは別に普通の都会というだけじゃないかと.少なくとも,その朝,ウォータールー駅に着くまではそう思っていた.しかし,そこで衝撃を受けた.

ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅
ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅

おびただしい数の着飾った人達がいる鉄道駅を,これまで見たことがない.しかし,これらの着飾った紳士淑女は,金曜日の朝にも,土曜日の午後にも,駅では見掛けなかった.目撃したのは土曜日の朝のみ.何かスペシャルイベントがあったに違いない.

しかし,どのようなイベントがあるのか全くわからない.そこで,困ったときのTwitter頼みというわけで,この状況を写真付きで呟いた.

ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅
ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅

流石はツイッター.すぐに答えが分かった.

ウォータールー駅に結集していた紳士淑女は,ロイヤルアスコットレースミーティング(Royal Ascot Race Meeting)に参加する方々だ.ロイヤルアスコットは,6月にアスコット競馬場でイギリス王室が主催する競馬で,その歴史は1711年にアン女王が開催したことに遡る.開催中にはエリザベス女王自らウィンザー城から馬車に乗って臨席し,優勝トロフィーを贈呈するそうだ.

ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅
ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅

王室主催の競馬だから,ドレスコードもある.ロイヤルアスコットで,競馬場のロイヤル・エンクロージャーと呼ばれるエリアに入る際のドレスコードは,男性の場合,黒色又はグレーのモーニングとトップハット又は軍服の着用,女性の場合,フォーマルドレス&パンツスーツ,衣服に合う頭が隠れる帽子の着用とのことらしい

紳士淑女の謎は解けた.

7月 152012
 

ロンドンで開催された国際会議ESCAPE終了後,University College LondonImperial College Londonに続いて,University of Surreyを訪問するために,ロンドンからギルフォード(Guildford)へ鉄道でやってきた.

ギルフォードでの宿泊に選んだのが,Asperion Hotelだ.駅から徒歩圏内で,雰囲気も良さそうで,口コミでの評価も高かったというのが理由だ.このAsperion Hotelは落ち着いた雰囲気の住宅街にある.

環境に配慮しているAsperion Hotel@ギルフォード
環境に配慮しているAsperion Hotel@ギルフォード

部屋は広くて,清潔で,快適そのもの.非常にシンプルで,凝ったところはないが,それがいい.環境に徹底して配慮されているのにも好感が持てる.

なお,客室数は非常に少ない.

Asperion Hotelの客室@ギルフォード
Asperion Hotelの客室@ギルフォード

Asperion Hotelの客室@ギルフォード
Asperion Hotelの客室@ギルフォード

食事はオーガニックに拘っているとのことだった.朝食は,いくつかの卵料理から1つを選べるのに加えて,フルーツサラダやヨーグルトなどが取り放題だった.健康的な朝食だ.

Asperion Hotelのオーガニックな朝食@ギルフォード
Asperion Hotelのオーガニックな朝食@ギルフォード

一泊100ポンドを超えるので,地元在住の友人研究者夫婦には「えっ,高い!!」と言われたが,お勧めできるホテルだ.

7月 152012
 

国際会議ESCAPEの会場にもなっていたUniversity College London,科学博物館に隣接するImperial College Londonに続いて,いよいよ3つ目の大学University of Surreyを訪問するため,ロンドンからギルフォード(Guildford)へ鉄道で移動した.

ギルフォードに向かう列車は,ロンドン市内のウォータールー駅から出ている.1時間に4本以上はあるような感じで,全く不便は感じない.

ウォータールー駅@ロンドン
ウォータールー駅@ロンドン

自動券売機で片道チケットを11.50ポンドで購入し,改札を通り,プラットフォームへ.案内は行き届いていて,迷うことはなかった.列車の外観は結構派手だが,内部はいかにも欧州の列車という感じ.

ウォータールー駅のプラットフォーム@ロンドン
ウォータールー駅のプラットフォーム@ロンドン

初めての鉄道なので,長いプラットフォームを延々と歩き,前方の2等車へ.途中,自転車を載せられる車両もある.

Waterloo駅からGuildford駅への片道切符
Waterloo駅からGuildford駅への片道切符

ロンドンからギルフォードまでは約30~40分.途中はのどかな田園風景だ.

ロンドンに近く,環境が良いため,ギルフォードはロンドンのベッドタウンとして非常に人気が高いそうだ.もちろんロンドンの一等地ほどではないが,高級住宅街の地価は相当高いらしい.

ギルフォード駅
ギルフォード駅

ギルフォード駅に到着した後,重いスーツケースを引き摺りながら,まずは宿泊するホテルに向かう.まだチェックインはできなかったため,荷物だけ預かってもらい,再びギルフォード駅へ.そこからバスに乗り,サリー大学(University of Surrey)へ.

駅から大学までは歩ける距離だったが,道に迷ってセミナーの開始時刻に遅れるわけにはいかないので,バスを利用した.

サリー大学@ギルフォード
サリー大学@ギルフォード

事前に,友人である研究者の部屋番号を教えてもらっていたので,その部屋を目指す.

“03 BC 02” (BC is the building name)

BCという建物はすぐに見付かった.しかし,そこからが問題で,03と02の意味がわからない.建物の内部は想像以上に複雑で,セミナーを目前に,完全に迷子状態になってしまった.

もう電話するしかないかと途方に暮れていたところ,たまたま女子学生が通りかかったので,「この部屋に行きたいのですが・・・」と場所を尋ねる.彼女もすぐには分からなかったのだが,親切にも,部屋を探しつつ,目的地まで私を連れて行ってくれた.本当に有難い.丁重に御礼を述べて,“03 BC 02”のドアをノックした.

サリー大学の学生寮@ギルフォード
サリー大学の学生寮@ギルフォード

挨拶と世間話を終えた後,セミナーへ.Imperial College Londonでのセミナーと同様,仮想計測技術について講演した.化学工学分野のスタッフが参加してくれて,かなり活発な質疑応答になった.セミナー終了後,ラボツアーをして,ランチを食べにレストランへ.綺麗なレストランで,食事も美味しかった.ゆったりと食事をした後,キャンパス内を案内してもらった.

比較的新しい大学のキャンパス内には,学生寮も点在していた.キャンパス外で部屋を借りるのと比べて,寮費は決して安くはないそうだが,やはり便利なので,人気はあるそうだ.

パブ@ギルフォード
パブ@ギルフォード

夕方,大学から友人研究者の自宅に行き,夕食をご馳走してもらった.夫婦は共に中国人で,数年前にシンガポールからイギリスへ移ってきたのだが,食事に関してはイギリスはダメだとのこと.それから,子供の中国語教育に苦労しているとのことだった.

物凄い豪華な夕食をいただいた後,友人と2人でパブへ行き,ビールを飲んだ.短いギルフォード滞在を満喫して,ホテルへ.

どこに行っても本当に親切にしてもらい,こんなに有難いことはない.

7月 122012
 

約1週間のロンドン滞在も終わりが近づいてきた木曜日,Imperial College Londonを訪問した後,閉館間際の科学博物館(Science Museum)を訪れた.

ここも入場料は無料だ.

時間のない観光客が自然史博物館(Natural History Museum)科学博物館(Science Museum)かのいずれかに行くとしたら,恐らく自然史博物館を選ぶのだろう.しかし,私は技術者であるし,しかも制御工学をかじっているので,科学博物館を選択した.

地球とアポロ11号 1969@ロンドン科学博物館
地球とアポロ11号 1969@ロンドン科学博物館

主要な展示物は,大英帝国が誇る産業革命の立役者,蒸気機関だ.その他にも,実に様々な展示物がある.特に,世界初のなんとかというものが多い.その一部をザッと写真で紹介しよう.

世界最古の蒸気機関車 1814@ロンドン科学博物館
世界最古の蒸気機関車 1814@ロンドン科学博物館

なぜか多摩ナンバーの乗用車@ロンドン科学博物館
なぜか多摩ナンバーの乗用車@ロンドン科学博物館

初代Apple I Home Computer 1976@ロンドン科学博物館
初代Apple I Home Computer 1976@ロンドン科学博物館

世界初のビデオレコーダー 1958@ロンドン科学博物館
世界初のビデオレコーダー 1958@ロンドン科学博物館

ワットのエンジン 1810 制御の起源@ロンドン科学博物館
ワットのエンジン 1810 制御の起源@ロンドン科学博物館

子供もいっぱいの科学博物館@ロンドン
子供もいっぱいの科学博物館@ロンドン

1時間ほど見学してから,2階建てバスでホテルへ戻った.

7月 122012
 

約1週間のロンドン滞在中,3日間は国際会議ESCAPEに参加し,その前後に3つの大学を訪問した.1つ目は学会会場にもなっていたUniversity College London,2つ目が今回紹介するImperial College Londonだ.

宿泊したホテルThe Academy Hotelから地下鉄でサウス・ケンジントン駅へ.大学に向かう途中に,自然史博物館(National Museum)と科学博物館(Science Museum)がある.

科学博物館(Science Museum)の隣に,立派なImperial College Londonの建物がある.

Imperial College London訪問@ロンドン
Imperial College London訪問@ロンドン

今回の訪問では,まず,ポルトガルの研究者と共に,真新しいCO2キャプチャープラントを見学させていただいた.欧州は新エネルギーや持続可能性関連の研究開発投資が盛んであるため,その流れにのったものだろう.プラントはすべてABB社が提供しており,見学時はABBの技術者によるコミッショニング中であった.恐らく年内には稼働するのだろう.

教育目的でABBとImperial College Londonが導入したCO2キャプチャープラント@ロンドン
教育目的でABBとImperial College Londonが導入したCO2キャプチャープラント@ロンドン

パンフレットには,以下のような記述がある.

Carbon Capture Pilot Plant (provided by ABB) now under commissioning

  • Part of IC’s 8.9 million GBP ChemEngSpace project
  • For undergraduate teaching (300 students each year)
  • 50 kg/h capture of CO2 with MEA (mono-ethanol amine)
  • ABB control room: System 800xA, Foundation Fieldbus, Profibus DP/PA, Wireless HART, iPad (remote-monitor), over 250 instruments

この設備が学部教育用だというのだから衝撃的だが,Imperial Collegeの化学工学専攻では,このプロジェクトを含む総計8.9百万ポンド(約11億円)のプロジェクト(ChemEngSpace)が動いているというのも凄まじい.

CO2キャプチャープラントの制御室@Imperial College London
CO2キャプチャープラントの制御室@Imperial College London

プラント見学後に,仮想計測技術に関するセミナーをさせていただいた.

午後5時頃に訪問を終えたので,そのまま隣の科学博物館へ.

7月 082012
 

初めて訪れたイギリスで,ロンドンの超有名観光地を見てまわったことについては,先に書いた.

ここでは,ロンドン滞在中に経験した日常のことについてメモしておこう.

ロンドンの車と言えば,タクシーや2階建てバスが有名だが,それ以外にも,主に欧州の自動車に混じって,こんな凄い車も見掛けた.黒は黒でも,タクシーとは全然違う.

まさにスーパーカー@ロンドン
まさにスーパーカー@ロンドン

夕方,ロンドン市街を歩いていると,職場から自宅へ帰るのであろう人達を多く目にする.もちろん,バスや地下鉄も凄い人だし,自動車渋滞も酷いのだが,その渋滞をかいくぐって,ロードバイクに乗ったレーサー達が颯爽と駆け抜けてゆく.凄いスピードだ.

自転車レースのような通勤風景@ロンドン
自転車レースのような通勤風景@ロンドン

滞在中に,地下鉄と2階建てバスには何度も乗った.ちょっと遠くへ行くなら地下鉄が便利だが,短距離の移動には路線の多いバスが便利だ.観光客には2階からの眺めも嬉しい.いずれもオイスターカードを利用できる.自動的に値引きなどもしてくれ,いちいち運賃を気にする必要もないので,とりあえず買っておくのがいいだろう.購入時に5ポンドのデポジットが必要.今回,機械から出てきたオイスターカードはオリンピック仕様で,大英博物館でオーディオツアーの機械を借りるときに渡したら,おじさんが「へぇー,今のオイスターはこんなのか!」と驚いていた.

2階建てバスの車内@ロンドン
2階建てバスの車内@ロンドン

タワーブリッジの近くで見掛けたロンドン市警のパトカー.なんか屋台(写真奥)が捕まっている様子だった.

市警のパトカー@ロンドン
市警のパトカー@ロンドン

ロンドン塔近くのアイスクリーム屋さん.この店もそうだが,至る所にユニオンジャックがある.

ロンドン塔近くのアイスクリーム屋@ロンドン
ロンドン塔近くのアイスクリーム屋@ロンドン

さらに,ロンドン名物と言えば,電話ボックスだろう.多くの人がスマートフォンや携帯電話を持つ昨今,電話ボックスを使う人など希だろうが,ロンドンの風景として残してあるようだ.ロイヤルオペラハウスの前には,典型的な赤い電話ボックスが5箱も並んでいた.用途は記念撮影ばかりだろう.

電話ボックス@ロンドン
電話ボックス@ロンドン

色々と風変わりな電話ボックスもある.

電話ボックスにエリザベス女王@ロンドン
電話ボックスにエリザベス女王@ロンドン

ほとんど観光地と言ってもよいのが,高級老舗デパートのハロッズ.今回の買い物ミッションはハロッズのカバンだったので,ここでお土産を大量に購入した.クッキーとかチョコレートとか,子供たちへのお土産もハロッズのカバン.ジジババ宅に遊びに行くときなど喜んで使っている.

ハロッズ@ロンドン
ハロッズ@ロンドン

ハロッズ店内は迷路のようになっていて複雑.そして,あちこちに大きなテディベアが立っている.

ハロッズの等身大テディベア@ロンドン
ハロッズの等身大テディベア@ロンドン

これが最後だが,イギリスと言えば,パブ.5時過ぎにもなると,大勢がパブにやってきて,店の外でビールを飲みながら盛り上がっている.基本,パブでは何も食べず,ひたすらビールを飲むらしい.ロンドン市街を散策していると,綺麗な花で飾り付けられた店舗をあちこちで見掛けるが,その多くはパブだ.

パブの外でビールを飲む人達@ロンドン
パブの外でビールを飲む人達@ロンドン

初めてのロンドン滞在はこんな感じ.

ちなみに,最初の写真は,帰国日(土曜日)にナショナルギャラリー前のイベント会場で撮影したもの.