7月 152012
 

ギルフォード(Guildford)のサリー大学(University of Surrey)を訪問した翌日,いよいよ日本に向けてイギリスを出国する.清々しい朝,Asperion Hotelでオーガニックな朝食をいただき,ギルフォード駅でロンドンまでの片道切符を購入し,再びロンドン・ウォータールー(Waterloo)駅へ.

夕方遅いフライトのため,午後3時頃まで駆け足でロンドンの観光名所を訪ねてみることにしていた.

空席の目立つ列車で,緑広がる田舎の景色を車窓から眺めること40分,約24時間ぶりにロンドン・ウォータールー駅に戻ってきた.列車から降り,重いスーツケースを引き摺りながら改札を通ると,金曜日とは全く違う光景が眼前に広がっていた.

ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅
ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅

な,なんなんだ,この着飾った上品な方々は!

これが大英帝国の紳士淑女ですか!!

正直,この1週間はずっとイギリスを舐めていた.全般的に食事は美味しくないにしても,オリンピックが開催されるにしても,ロンドンは別に普通の都会というだけじゃないかと.少なくとも,その朝,ウォータールー駅に着くまではそう思っていた.しかし,そこで衝撃を受けた.

ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅
ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅

おびただしい数の着飾った人達がいる鉄道駅を,これまで見たことがない.しかし,これらの着飾った紳士淑女は,金曜日の朝にも,土曜日の午後にも,駅では見掛けなかった.目撃したのは土曜日の朝のみ.何かスペシャルイベントがあったに違いない.

しかし,どのようなイベントがあるのか全くわからない.そこで,困ったときのTwitter頼みというわけで,この状況を写真付きで呟いた.

ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅
ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅

流石はツイッター.すぐに答えが分かった.

ウォータールー駅に結集していた紳士淑女は,ロイヤルアスコットレースミーティング(Royal Ascot Race Meeting)に参加する方々だ.ロイヤルアスコットは,6月にアスコット競馬場でイギリス王室が主催する競馬で,その歴史は1711年にアン女王が開催したことに遡る.開催中にはエリザベス女王自らウィンザー城から馬車に乗って臨席し,優勝トロフィーを贈呈するそうだ.

ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅
ロイヤルアスコットに向かう紳士淑女@ロンドンのウォータールー駅

王室主催の競馬だから,ドレスコードもある.ロイヤルアスコットで,競馬場のロイヤル・エンクロージャーと呼ばれるエリアに入る際のドレスコードは,男性の場合,黒色又はグレーのモーニングとトップハット又は軍服の着用,女性の場合,フォーマルドレス&パンツスーツ,衣服に合う頭が隠れる帽子の着用とのことらしい

紳士淑女の謎は解けた.

7月 152012
 

ロンドンで開催された国際会議ESCAPE終了後,University College LondonImperial College Londonに続いて,University of Surreyを訪問するために,ロンドンからギルフォード(Guildford)へ鉄道でやってきた.

ギルフォードでの宿泊に選んだのが,Asperion Hotelだ.駅から徒歩圏内で,雰囲気も良さそうで,口コミでの評価も高かったというのが理由だ.このAsperion Hotelは落ち着いた雰囲気の住宅街にある.

環境に配慮しているAsperion Hotel@ギルフォード
環境に配慮しているAsperion Hotel@ギルフォード

部屋は広くて,清潔で,快適そのもの.非常にシンプルで,凝ったところはないが,それがいい.環境に徹底して配慮されているのにも好感が持てる.

なお,客室数は非常に少ない.

Asperion Hotelの客室@ギルフォード
Asperion Hotelの客室@ギルフォード

Asperion Hotelの客室@ギルフォード
Asperion Hotelの客室@ギルフォード

食事はオーガニックに拘っているとのことだった.朝食は,いくつかの卵料理から1つを選べるのに加えて,フルーツサラダやヨーグルトなどが取り放題だった.健康的な朝食だ.

Asperion Hotelのオーガニックな朝食@ギルフォード
Asperion Hotelのオーガニックな朝食@ギルフォード

一泊100ポンドを超えるので,地元在住の友人研究者夫婦には「えっ,高い!!」と言われたが,お勧めできるホテルだ.

7月 152012
 

国際会議ESCAPEの会場にもなっていたUniversity College London,科学博物館に隣接するImperial College Londonに続いて,いよいよ3つ目の大学University of Surreyを訪問するため,ロンドンからギルフォード(Guildford)へ鉄道で移動した.

ギルフォードに向かう列車は,ロンドン市内のウォータールー駅から出ている.1時間に4本以上はあるような感じで,全く不便は感じない.

ウォータールー駅@ロンドン
ウォータールー駅@ロンドン

自動券売機で片道チケットを11.50ポンドで購入し,改札を通り,プラットフォームへ.案内は行き届いていて,迷うことはなかった.列車の外観は結構派手だが,内部はいかにも欧州の列車という感じ.

ウォータールー駅のプラットフォーム@ロンドン
ウォータールー駅のプラットフォーム@ロンドン

初めての鉄道なので,長いプラットフォームを延々と歩き,前方の2等車へ.途中,自転車を載せられる車両もある.

Waterloo駅からGuildford駅への片道切符
Waterloo駅からGuildford駅への片道切符

ロンドンからギルフォードまでは約30~40分.途中はのどかな田園風景だ.

ロンドンに近く,環境が良いため,ギルフォードはロンドンのベッドタウンとして非常に人気が高いそうだ.もちろんロンドンの一等地ほどではないが,高級住宅街の地価は相当高いらしい.

ギルフォード駅
ギルフォード駅

ギルフォード駅に到着した後,重いスーツケースを引き摺りながら,まずは宿泊するホテルに向かう.まだチェックインはできなかったため,荷物だけ預かってもらい,再びギルフォード駅へ.そこからバスに乗り,サリー大学(University of Surrey)へ.

駅から大学までは歩ける距離だったが,道に迷ってセミナーの開始時刻に遅れるわけにはいかないので,バスを利用した.

サリー大学@ギルフォード
サリー大学@ギルフォード

事前に,友人である研究者の部屋番号を教えてもらっていたので,その部屋を目指す.

“03 BC 02” (BC is the building name)

BCという建物はすぐに見付かった.しかし,そこからが問題で,03と02の意味がわからない.建物の内部は想像以上に複雑で,セミナーを目前に,完全に迷子状態になってしまった.

もう電話するしかないかと途方に暮れていたところ,たまたま女子学生が通りかかったので,「この部屋に行きたいのですが・・・」と場所を尋ねる.彼女もすぐには分からなかったのだが,親切にも,部屋を探しつつ,目的地まで私を連れて行ってくれた.本当に有難い.丁重に御礼を述べて,“03 BC 02”のドアをノックした.

サリー大学の学生寮@ギルフォード
サリー大学の学生寮@ギルフォード

挨拶と世間話を終えた後,セミナーへ.Imperial College Londonでのセミナーと同様,仮想計測技術について講演した.化学工学分野のスタッフが参加してくれて,かなり活発な質疑応答になった.セミナー終了後,ラボツアーをして,ランチを食べにレストランへ.綺麗なレストランで,食事も美味しかった.ゆったりと食事をした後,キャンパス内を案内してもらった.

比較的新しい大学のキャンパス内には,学生寮も点在していた.キャンパス外で部屋を借りるのと比べて,寮費は決して安くはないそうだが,やはり便利なので,人気はあるそうだ.

パブ@ギルフォード
パブ@ギルフォード

夕方,大学から友人研究者の自宅に行き,夕食をご馳走してもらった.夫婦は共に中国人で,数年前にシンガポールからイギリスへ移ってきたのだが,食事に関してはイギリスはダメだとのこと.それから,子供の中国語教育に苦労しているとのことだった.

物凄い豪華な夕食をいただいた後,友人と2人でパブへ行き,ビールを飲んだ.短いギルフォード滞在を満喫して,ホテルへ.

どこに行っても本当に親切にしてもらい,こんなに有難いことはない.