3月 092013
 

久しぶりに学生と一緒に学会に参加したので,学会参加について書きてみます.まともに研究していたら,学会に参加する機会があるでしょう.万全の準備をして研究発表に臨むことは当然ですが,いくつか意識しておくべきことがあります.

とにかく参加して聞く

国際会議に参加するとよく分かりますが,自分の発表だけ,あるいは少数の発表だけを聞いて,後は観光に行くというタイプの研究者に,まず一流の人はいません.各分野を代表するような研究者は,どれだけ夜遅くまで酒を飲もうと,学会中にある色々な会議で忙しかろうと,朝から夜まできっちり参加しています.その体力と気力は恐るべきものがあります.

今の研究内容に関係ないから聞かないというのは,ド素人の発想で,全くの分野違いのように思えるところにも,研究のヒントはいくらでもあるわけです.そういう意味でも,とにかく参加して聞くことが大切です.

とにかく質問する

参加しても,漫然と聞いているだけではいけません.すべての発表に対して質問するつもりで,一切聞き漏らさないぞという意気込みで聞くことが必要です.そして,実際に質問しなければなりません.「おっ,あの学生元気だな」と多くの研究者に注目されるくらいでいいわけです.

質疑応答を見れば発表者の能力が分かるのと同様に,質問者の能力も分かります.だから,質問するのが怖いのは分かりますが,逃げていては成長しません.馬鹿な質問ができるのも若いうちです.返り討ちにあったら,勉強したらいいのです.とにかく質問することが大切です.

一緒に酒を飲む

ところで,研究発表会をシンポジウムと言います.このシンポジウム(symposium)は,古代ギリシャの「饗宴」に由来する言葉で,元々は一緒に酒を飲むという意味だそうです.プラトンの作品にも「饗宴」という対話篇があります.

シンポジウムで大切なのは,一緒に酒を飲むことなのです.大事なので繰り返しておきます.

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