12月 182013
 

ムンバイには世界遺産が2つある.エレファンタ島の石窟寺院群とチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅だ.まずはエレファンタ島に行ってみた.

エレファンタ島の海抜200mの岩山の上に石窟寺院群がある.ヒンドゥー教の僧侶らによって5〜8世紀に建造されたとされ,シヴァ神の彫刻で飾られている.この石窟寺院群は1987年に世界遺産に登録された.

“エレファンタ島へ行く船のチケット”
エレファンタ島へ行く船のチケット

エレファンタ島はインド門から東へ約10kmの沖合にある島で,ポルトガル人が16世紀に上陸し,そこで象の石像を発見したことから,エレファンタ島と名付けられたらしい.行くには船に乗る必要がある.ガイドブックにはチケット売場でチケットを購入せよと書かれていたが,インド門の周囲に売場は見あたらなかった.インド門の海側へ行くと,チケットを売っているおじさんがいるので,そこで買えばいい.いくつか種類があるようだが,我々が乗った船は往復でRs150(約300円)だった.

“エレファンタ島へ行く船”
エレファンタ島へ行く船

“エレファンタ島へ行く船の様子”
エレファンタ島へ行く船の様子

インド門からエレファンタ島までは,船で片道1時間もかかる.往復で2時間.そこに見学の時間を加えると合計3時間程度になる.これだけで半日かかる.

乗船中に,海側からムンバイの港を見ることができる.ここは軍港でもあるらしく,インドの空母をはじめ,複数の軍艦が停泊していた.軍事基地になっているらしい小さな島もあるが,写真撮影は禁止.写真を撮っていると怒られる.が,怒られるだけだ.

“エレファンタ島へようこそ!世界遺産”
エレファンタ島へようこそ!世界遺産

島に到着すると,「エレファンタ島へようこそ!」と書かれた大きな看板が出迎えてくれる.

桟橋を渡って上陸するのだが,歩く代わりに小さな列車に乗ることもできる.往復でRs10と安いが,あまりに距離が短いので歩くことにした.桟橋を渡り終えたところが島の入口で,そこで入島税5ルピーを支払う.

“エレファンタ島の入島税は5ルピー(10円)”
エレファンタ島の入島税は5ルピー(10円)

ここから120段ほどある階段をのぼることになる.歩くのが嫌であれば,御輿に乗って運んでもらうこともできる.が,値段は知らない.小学校高学年か中学校くらいの生徒集団が観光に来ていて,階段の段数を数えながら登っていた.頂上に着いた彼女たちは118段だと口々に言っていたので,恐らくそうなのだろう.

“エレファンタ石窟群の看板”
エレファンタ石窟群の看板

“坂道を運んでくれる御輿@エレファンタ島”
坂道を運んでくれる御輿@エレファンタ島

階段の両側には露天が並び,色々なモノを売っている.もちろん,ほとんどのモノには値札がついていないので,価格は交渉次第ということだろう.

“坂道の左右にひしめく土産物屋@エレファンタ島”
坂道の左右にひしめく土産物屋@エレファンタ島

石段を登り切ったところに石窟寺院群のチケット売場がある.そこには,インド人Rs10,外国人Rs250と書かれている.見学料の内外格差が25倍とは凄まじい.しかし,それでも500円なので,日本人にとっては大した金額ではない.

“外国人料金はインド人の25倍!@エレファンタ石窟群”
外国人料金はインド人の25倍!@エレファンタ石窟群

その25倍の価格差よりも納得できなかったことがある.それはチケットの半券だ.様々な写真が印刷された大きな部分と,文字だけの小さな部分でチケットは構成されている.入場時に半券を切り取られるわけだが,私としては当然,写真が印刷された大きな部分を渡してくれるのだと思っていた.ところが,返されたのは文字だけの小さい紙切れ.えっ,明らかに逆だろ!これでは写真に意味ないだろ!

“なぜか写真のある側を入口で没収されるチケット@エレファンタ石窟群”
なぜか写真のある側を入口で没収されるチケット@エレファンタ石窟群

エレファンタ島の石窟寺院群は,一枚岩をくりぬいて列柱で支える構造になっている.これは古代西インドの建築様式なのだそうだ.残念なことに,第2窟から第7窟まではポルトガル人によって破壊されてしまい見るべきものはほとんど残っていないが,第1窟のみが破壊を免れ,今もかつての姿をとどめている.

“第1窟@エレファンタ石窟群”
第1窟@エレファンタ石窟群

“シヴァ神の三面上半身像(マヘーシュムルティ)@エレファンタ石窟群”
シヴァ神の三面上半身像(マヘーシュムルティ)@エレファンタ石窟群

“踊るシヴァ神(ナタラージャ)@エレファンタ石窟群”
踊るシヴァ神(ナタラージャ)@エレファンタ石窟群

“第1窟内部@エレファンタ石窟群”
第1窟内部@エレファンタ石窟群

第1窟の見学を終えて外に出てみると,猿が器用にストローでジュースを飲んでいた.

“ジュースを飲む猿@エレファンタ石窟群”
ジュースを飲む猿@エレファンタ石窟群

第2窟も見に行ってみたが,見事に破壊されていて,穴ボコがあるだけだった.ガイドブックにも見るべきものはないと書かれてあったので,そこで引き返すことにする.

再び船に乗り,ムンバイの港を目指す.乗船中に気付いたのだが,インドの女性はサンダルを履くのが基本なのだろう.みんなサンダルだった.

“女性はサンダル率が基本@ムンバイ”
女性はサンダル率が基本@ムンバイ

復路は往路よりも軍港に近いルートだったので,空母などをよく見ることができた.港が近づいてくると,威厳のあるインド門とタージマハールホテルが確かにムンバイのシンボルであることが感じられる.

“船から眺めるインド門とタージマハールホテル”
船から眺めるインド門とタージマハールホテル

これで約3時間のエレファンタ島石窟寺院群の見学が終了.お腹も空いてきたので,ランチにする.

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