12月 222013
 

ムンバイにも数多くのトラックが走っているが,そのトラックをよく見ると,後方に必ず”HORN OK PLEASE”とペイントしてある.「クラクションを鳴らして!」ということだろうが,日本人の感覚からすると,全く謎な表示だ.

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HORN OK PLEASEの表示は義務@ムンバイ

この”HORN OK PLEASE”というマークについて,ホテルから国際空港へ向かう途中,送迎タクシーの運転手に尋ねてみた.すると,トラック後方に”HORN OK PLEASE”をペイントするのは義務だとの答えが返ってきた.

運転手の説明では,トラック運転手は後方から車が接近してきているかどうかがわからないため,クラクションを鳴らして知らせる必要があるとのことだ.

なるほど,そういうことかと納得したが,そもそもこの表示が必要なのは,車線がないからだろう.ただ,そうは言っても,近い将来にムンバイで車が車線を守って走るようになるとは到底思えないので,交通安全にはクラクションが必須だということになる.

うるさいクラクションにも,ちゃんと意味があったわけだ.

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HORN OK PLEASEの表示は義務@ムンバイ

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HORN OK PLEASEの表示は義務@ムンバイ

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HORN OK PLEASEの表示は義務@ムンバイ

12月 222013
 

ムンバイには車線がない.少なくとも,車が車線をキープして走行するという状況は存在しない.空きスペースに突っ込むのみだ.その上,朝夕の渋滞は凄まじい.というか,ずっと渋滞している.

“空港からホテルへの道は大渋滞@ムンバイ”
空港からホテルへの道は大渋滞@ムンバイ

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徒歩でIIT Bombayからホテルへ@ムンバイ

学会の会期中に一度だけ,ランチとディナーに学会が用意してくれるインド料理に飽きたため,セッション終了後にホテルに戻って,イタリアンレストランに行くことにした.ホテルとIIT Bombayは徒歩10分ほどの距離なので,歩いて帰ることにしたが,その計画を練っているときに問題になったのが,果たして大通りを歩いて渡れるのかということだった.

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IIT Bombayのゲート付近の陸橋からの眺め@ムンバイ

観光客も多いインド門周辺には,確かに,横断歩道も歩行者用信号もあった.しかし,IIT Bombayの周辺には,歩行者用信号はおろか,横断歩道すらない.このため,ホテルから近くのスーパーやレストランに行くにも,突っ込んでくる車をかわしながら,車道を横断しなければならない.

“ムンバイに基本的に横断歩道は存在しない”
ムンバイに基本的に横断歩道はない存在しない

最初はルールが全くわからないため,流石にビビッたが,慣れてくると全く問題ない.

ただ,車線も横断歩道もないために,昼夜を問わず,クラクションが鳴り響いていて,うるさい.実に,うるさい.

12月 222013
 

ムンバイに到着した翌日に1日観光をしたが,ホテル Meluha The Fern An Ecotel Hotel Mumbai からインド門まではタクシーしか移動手段がなさそうなので,ホテルでタクシーを呼んでくれるように頼むと,いくつかの料金プランを示された.

インド門までなら片道Rs800(約1600円)という定額制だが,その他に,4時間あるいは8時間で観光地を巡ってくれる定額コースもある.価格は4時間でRs1400くらいだったと思う.

世界遺産に登録されている石窟寺院のあるエレファンタ島に行こうとすると,船での往復だけで2時間かかるので,片道だけ頼むのが良いと判断した.ロビーで待つこと数分.現れたのは,エアコン付きの青いタクシーだ.

“エアコン付きの青色タクシー@ムンバイ”
エアコン付きの青色タクシー@ムンバイ

ホテルからインド門まで行く途中,実に怪しげな道も通った.恐らく抜け道なのだろうが,タクシーで通らなければ決して行かないようなところで,インドでの人々の暮らしを垣間見ることができた.

“エアコン付きの青色タクシー@ムンバイ”
エアコン付きの青色タクシー@ムンバイ

インド門,タージマハールホテル,エレファンタ島の石窟寺院,チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅を見学した後,駅からマハーラクシュミー寺院まで行くのにもタクシーを利用した.駅のタクシー乗り場に並んでいるのは,エアコンのない,黒色と黄色のツートンカラーのタクシーだけだった.運転手に声を掛けられて,我々が乗ったのは,とてつもなく古い車で,衝撃的なボロさだった.

“何十年前のだ?この黒色黄色タクシー@ムンバイ”
何十年前のだ?この黒色黄色タクシー@ムンバイ

タクシーはメーター制と前払い制が混在しているようで,乗車前に「マハーラクシュミー寺院まで,いくら?」と尋ねると,「プリペイドか?だったらRs250」という返事だった.高いか安いか全く判断がつかなかったが,500円なら悪くないと思い,乗ることにした.

“何十年前のだ?この黒色黄色タクシー@ムンバイ”
何十年前のだ?この黒色黄色タクシー@ムンバイ

乗り心地は悪かったが,先進国では決して経験することのないボロさを楽しめた.マハーラクシュミー寺院からホテルまでは,流しの青色タクシーを利用した.この青色タクシーもプリペイドで,Rs550と言われた.駅から寺院までがRs250,寺院からホテルまでがRs550で,合計Rs800.この金額は往路のタクシー料金と一致する.まあ,妥当な金額なのだろう.

ちなみに,青色タクシーよりも,黒色黄色タクシーが圧倒的に多い.

“インド門周辺はタクシーのみ@ムンバイ”
インド門周辺はタクシーのみ@ムンバイ

特にインド門周辺は観光客目当ての黒色黄色タクシーが多かった.そして,インド門周辺にはオートリクシャーが一切走っていない.規制されているとのことだ.一方,IIT Bombayや宿泊したホテルの周辺は,圧倒的にオートリクシャーが多い.オートリクシャーはメーター制だが,タクシーよりも圧倒的に安く,市民の足として大活躍している.

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IIT Bombay周辺はオートリクシャーが多い@ムンバイ

市民の足と言えば,忘れてはならないのがバスだろう.今回の滞在中,公共バスには一度も乗ることはなかったが,路線は多く,縦横無尽に走っているのだろう.

“バスは市民の足@ムンバイ”
バスは市民の足@ムンバイ

夕方には大混雑しているバスをしばしば見掛けた.

“バスは市民の足@ムンバイ”
バスは市民の足@ムンバイ

12月 222013
 

ムンバイのIIT Bombay(インド工科大学ボンベイ校)で開催される2つの国際会議IFAC CABとIFAC DYCOPSに参加するため,会議ウェブサイトのホテルリストにあった中で一番高級なホテルを予約した.それがMeluha The Fern An Ecotel Hotel Mumbaiだ.1泊朝食付き税込みでRs8228(約17千円)なので,物価を考慮すれば,かなりの高級ホテルだろう.

結論から述べると,素晴らしいホテルだ.ハードのみならず,ソフト面でも満足度が高い,レセプションやレストランだけでなく,掃除や守衛の人達も実に礼儀正しく,にこやかで,親切だ.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの外観

このホテルの入口にもセキュリティゲートがあり,金属探知機での検査に加えて,鞄の中も検査される.また,ホテルの敷地内に入る車に対しては,ボンネットとトランクの検査に加えて,車体の下側を鏡で覗くという検査も実施される.ムンバイでの同時多発テロ以降に導入された措置だと思うが,かなり厳重だ.しかし,それほど深刻な様子はない.正面玄関やロビーは完全にクリスマスモードだ.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの正面玄関

今回の滞在ではツインルームをシングル利用したが,客室は十分に広く,清潔かつ綺麗で,設備やアメニティも充実していた.難点をあげるとすれば,靴磨きがなかったことだろう.IIT Bombayのキャンパス内も含めて,埃っぽいムンバイの街を歩くと,すぐに革靴が汚れてしまうので,靴磨きは欲しかった.なお,頼めば,持って来てもらえたのかもしれない.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの客室

客室の設備で興味深いのは,お尻を洗うためのシャワーがトイレに付属していることだ.インドの伝統的なトイレでは,右手に水桶を持って,その水を使って,左手でお尻を洗うそうだ.トイレットペーパーは使わない.そのような伝統的作法を近代化したのが,このトイレということだろう.

さらに近代化を進めるとウォシュレットになると思うのは私だけだろうか.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの客室トイレ

宿泊した客室は6階だったが,部屋からの眺望も良かった.このエリアはここ10年程で開発されたらしく,近代的なビルや高層マンションが建ち並び,外観は白色を基調にしているため,ヨーロッパの都市だと言われても違和感がない.

このホテルMeluha The Fern An Ecotel Hotel Mumbaiは築3年とのことだ.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの客室からの眺望

ホテル1階のダイニングが朝食会場になっており,日曜日から土曜日まで,毎朝7時頃に通った.ビュッフェ形式で,ラッシーやフルーツジュース,ヨーグルト,果物,パンやチーズの他,様々なインド料理を食べることができる.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiのダイニング

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの朝食ビュッフェ

インド料理も美味しく,サービスも良いのだが,残念なことに,メニューがほとんど変化しない.毎日少しずつ変わるものの,私の(日本人の?)感覚からすると,いずれもよく似たインド料理で,1週間も食べているとさすがに飽きてくる.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの朝食

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの朝食

オムレツもオンデマンドで調理してくれる.オムレツに入れる具材は自分で選ぶことができるのだが,種類が多い上に,英語で何というのか知らないので,私は毎朝”Everything!”と言うことにしていた.それでも,毎回味が変わる.コックによって香辛料の入れ具合が変わるからだろう.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの朝食のオムレツ

さて,初めてインドに足を踏み入れ,ムンバイの国際空港に到着した後,ホテルまでは事前に手配しておいたホテルの送迎タクシーを利用した.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiの送迎タクシー

送迎タクシーの助手席に乗り込むと,運転手が冷たいジュースを渡してくれた.数種類のジュースが用意されており,私はマンゴージュースを選んだ.

“空港からホテルへ向かう送迎タクシーでもらったマンゴージュース”
空港からホテルへ向かう送迎タクシーでもらったマンゴージュース

ムンバイには予定より1時間程遅れて到着したこともあり,すっかり夜になっていたが,道路は,バイク,リクシャー,タクシー,バス等々が入り乱れて走る大渋滞で,とても自分で車を運転できるようなところではないと思った.

“空港からホテルMeluha
空港からホテルMeluha The Fern Mumbaiへ

Meluha The Fern An Ecotel Hotel Mumbaiのすぐ近くに,スーパーマーケット,ショッピングモール,レストラン(イタリアンや中華も),カフェなどがあり,滞在中はとても便利だった.IIT Bombayのキャンパスまでは歩いても15分程で,リクシャーに乗れば100円以下ですぐに行けるので,IIT Bombayに用事があるなら,お勧めできるホテルだ.

あと1つ,書くのを忘れていた.滞在中に,ホテルで結婚式(結婚披露宴?)を行う集団に出会った.ホテルのスタッフに「何かのパーティか?」と尋ねると,「ウェディングだ」との返事で,しかも「自由に写真を撮ってもいいよ」とのことなので,数枚撮影させてもらった.親族一同,民族衣装に身を包み,盛大に結婚を祝うのだろう.

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ホテルMeluha The Fern Mumbaiでのウェディング