12月 292013
 

アメリカ独立宣言の起草委員として,トーマス・ジェファーソンらと共に最初に署名した5人の政治家のうちの1人で,「アメリカ建国の父」と呼ばれるベンジャミン・フランクリン.彼の『フランクリン自伝』はアメリカのロング・ベストセラーとなっている.その自伝の中に,1728年頃に思い付いた「道徳的完全に到達する大胆で難儀な計画」を実行するため,自分の信念を十三の徳目にまとめ,毎週一週間を一つの徳目に捧げて,その徳目を身に付けることに集中するという作業を繰り返したと書かれている.

ベンジャミン・フランクリン
ベンジャミン・フランクリン

フランクリンの13徳目

  1. 節制
    飽くほど食うなかれ.酔うまで飲むなかれ.
  2. 沈黙
    自他に益なきことを語るなかれ.駄弁を弄するなかれ.
  3. 規律
    物はすべて所を定めて置くべし.仕事はすべて時を定めてなすべし.
  4. 決断
    なすべきをなさんと決心すべし.決心したることは必ず実行すべし.
  5. 節約
    自他に益なきことに金銭を費やすなかれ.すなわち,浪費するなかれ.
  6. 勤勉
    時間を空費するなかれ.つねに何か益あることに従うべし.無用の行いはすべて断つべし.
  7. 誠実
    詐りを用いて人を害するなかれ.心事は無邪気に公正に保つべし.口に出だすこともまた然るべし.
  8. 正義
    他人の利益を傷つけ,あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず.
  9. 中庸
    極端を避くべし.たとえ不法を受け,憤りに値すと思うとも,激怒を慎むべし.
  10. 清潔
    身体,衣服,住居に不潔を黙認すべからず.
  11. 平静
    小事,日常茶飯事,または避けがたき出来事に平静を失うなかれ.
  12. 純潔
    性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い,これにふけりて頭脳を鈍らせ,身体を弱め,または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず.
  13. 謙譲
    イエスおよびソクラテスに見習うべし.

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