8月 152014
 

ティラーノは大雨だったが,ベルニナ線をサンモリッツ方面に戻るにつれて,雨は弱まってきた.雨なのでアルプ・グリュムの駅舎で氷河を眺めながらのんびりするか,雨の中でもモルテラッチ氷河へハイキングするかで,車中で激論した結果.折角の機会だからハイキングすることに決定した.

“モルテラッチ氷河(Vadret
モルテラッチ氷河(Vadret da Morteratsch)

ティラーノ(Tirano)駅を12:50に出発した普通車Regioはモルテラッチ(Morteratsch)駅に14:44に到着した.幸い,雨は止んだ.

モルテラッチ駅はホーム1つだけの小さな駅だが,すぐ隣に白いホテル兼レストランがあり,ハイキングやサイクリングを楽しむ人達で賑わっている.

“モルテラッチ駅とベルニナ急行”
モルテラッチ駅とベルニナ急行

標識によるとモルテラッチ駅からモルテラッチ氷河までは片道50分.ハイキングが往復2時間とすると,モルテラッチ駅16:44発の列車でサンモリッツに戻れる.列車は概ね1時間に1本.

“モルテラッチ駅からモルテラッチ氷河まで徒歩50分”
モルテラッチ駅からモルテラッチ氷河まで徒歩50分

モルテラッチ駅からはモルテラッチ氷河の先端部分は全く見えないが,ハイキングコースを少し歩くと,正面に氷河が現れる.

ハイキングコースは往復5kmほどの平坦でよく整備された道で,高低差は114mほどしかないため,ベビーカーを押しながら氷河を目指す家族連れも多く見掛けた.

“モルテラッチ駅からモルテラッチ氷河は見えない”
モルテラッチ駅からモルテラッチ氷河は見えない

大きくえぐられた谷底を茶色い川が流れている.モルテラッチ氷河から流れでた川の両岸には綺麗な花が咲いている.しかし,左右の草木が生えていない崖を見上げると,かつてここまで氷河があったことがわかる.その巨大さには圧倒される.

崖から本流に流れ込んでくる小川を見付けるたびに,子供たちは水を触りに行く.大きな岩に上ったり,花を見たり,歩いているよりも立ち止まっている時間の方が長いくらいで,他のハイカーにゴボウ抜かれ状態だ.

“姿を現したモルテラッチ氷河”
姿を現したモルテラッチ氷河

モルテラッチ駅から1時間弱でモルテラッチ氷河の先端部分に到着した.標識に書かれている時間はかなり余裕をみているようだ.

周囲を見渡すと,氷河が大きく後退してきたことが実感できる.ハイキングコースの途中には,西暦何年の時点でここまで氷河が来ていたという標識が何カ所も設置されている.

“モルテラッチ氷河の最先端に到着”
モルテラッチ氷河の最先端に到着

このハイキングコースの終点では,本当にモルテラッチ氷河の先端まで行って,氷河に触ることができる.遠くから巨大な氷河を眺めるのも素晴らしい体験だが,氷河の上に立って,とんでもなく冷たい空気に晒されながら,氷に触れたり,氷河から流れ出る水に触れたりして,氷河を体験するのも素晴らしい.

あちこちに氷の塊が顔を出しているが,塊は1つの氷の結晶ではなく,手で触ると,ボロボロとはがれる.

“モルテラッチ氷河の氷の塊”
モルテラッチ氷河の氷の塊

周囲も足下も巨大な氷に囲まれているため,空気がとても冷たい.ハイキングコースとは気温が全く異なる.それでも,子供たちも私もキャッキャと騒ぎながら,氷河の最先端を満喫した.

“モルテラッチ氷河から流れ出す川と氷の壁”
モルテラッチ氷河から流れ出す川と氷の壁

モルテラッチ氷河の先端部分には大小多数の岩石があるのだが,積み上げられた石をたくさん見掛けた.荒涼たる岩場に無数の積み上げられた石がある様子は,まるで賽の河原だ.実物を見たことはないので妄想だが...

“モルテラッチ氷河は賽の河原か?”
モルテラッチ氷河は賽の河原か?

その積み上げられた石を子供たちは崩してまわる.お前らは地獄の鬼か.

“積み上げられた石を崩す長女:鬼か?”
積み上げられた石を崩す長女:鬼か?

結局,40分ほどモルテラッチ氷河の先端部分で過ごした.当初は16:44発の列車でサンモリッツへ戻る予定だったが,結局,予定より約1時間遅いモルテラッチ駅17:31発の普通列車に乗り込んだ.

サンモリッツ駅まで戻ったあと,バスでサンモリッツドルフまで行き,ガイドブックに掲載されていた中華料理店へ向かった.リーズナブルな店だと紹介されていた店だが,特にリーズナブルなわけでもなく,サービスも良くなかったので,お勧めはしない.夕食後,バスでアパートメントSkyline Houseに戻った.

8月 152014
 

ティラーノ(Tirano)はかなり激しい雨.傘を差して観光するほどの気合いもないので,ティラーノ駅12:50発の列車で,レーティッシュ鉄道ベルニナ線をサンモリッツ方面に引き返すことにする.

出発まで50分もないので,ランチはパンか何かを買って車内で食べようということになった.適当な店を探して駅前をあてもなく歩いていると,CAFE’ DE LA GAREという店を見付けた.店員さんに尋ねると,ピザのテイクアウトもできるということで,マルゲリータとハムのピザを1枚ずつ注文する.

結構大きなサイズのピザで,6ユーロと7ユーロの計13ユーロ.外食が極めて高いスイスだったら値段が倍以上になるはずだ.

“ティラーノで購入したピザの箱”
ティラーノで購入したピザの箱

“マルゲリータ”
マルゲリータ

ティラーノ駅12:50発の列車(レーティッシュ鉄道Regio)でモルテラッチ駅へ.車中でピザを食べる.

とても美味しい!

さすがイタリアだねと家族で絶賛.

“イタリア国旗が掲げられているティラーノ駅”
イタリア国旗が掲げられているティラーノ駅

午前中にベルニナ急行に乗車して来た路線を逆向きに走る.まずはオープンループ橋.

“オープンループ橋をのぼる普通列車Regio”
オープンループ橋をのぼる普通列車Regio

普通列車の窓は,ベルニナ急行パノラマカーの窓のように大きくはないが,開けることができる.このため,車窓風景を写真撮影したいなら,ベルニナ急行よりもむしろ普通列車がお勧めだ.実際,列車内では,乗客が右往左往しながら,デジカメやスマホ,iPadで写真撮影をしていた.

“窓を開けて車窓風景を満喫できる普通列車Regio”
窓を開けて車窓風景を満喫できる普通列車Regio

“乗客全員が写真撮影のために右往左往”
乗客全員が写真撮影のために右往左往

ティラーノは大雨だったが,ベルニナ線をサンモリッツ方面に戻るにつれて,雨は弱まってきた.雨なのでアルプ・グリュムの駅舎で氷河を眺めながらのんびりするか,雨の中でもモルテラッチ氷河へハイキングするかで,車中で激論した結果.折角の機会だからハイキングすることに決定した.

モルテラッチ(Morteratsch)駅には14:44に到着した.ここで途中下車.

8月 152014
 

サンモリッツ(St. Moritz)駅09:29発のベルニナ急行(Bernina Express)に乗車して,イタリアのティラーノ(Tirano)駅を目指す.

ベルニナ線はアルブラ線と共にUNESCO世界遺産に登録されている景勝路線で,ベルニナ線とアルブラ線の全体で122kmある路線に,55のトンネルと196を超える橋がある.ベルニナ急行は,約2時間をかけてサンモリッツ駅とティラーノ駅を結ぶベルニナ線を走るが,その高低差は1824mにも及ぶ.

“ベルニナ急行@サンモリッツ駅”
ベルニナ急行@サンモリッツ駅

ベルニナ急行の指定席は公式ウェブサイトで予約できる.今回の家族旅行では,13号車21,22,23,28番の座席を自分で選択した.ただし,公式ウェブサイトでは進行方向が明示されていなかったため,検索しまくった結果に基づいて,進行方向右側になると予想される座席を選んだ.

結果は大正解で,進行方向右側の座席だった.右側であれば,モルテラッチ氷河,ラーゴ・ビアンコ(白い湖),パリュ氷河,オープンループ橋がよく見える.

“レーティッシュ鉄道の路線図が書かれたテーブル@ベルニナ急行”
レーティッシュ鉄道の路線図が書かれたテーブル@ベルニナ急行

乗車したベルニナ急行の列車はサンモリッツを満席で出発.パノラマカーなので窓が非常に大きい.

“満員のベルニナ急行パノラマカー”
満員のベルニナ急行パノラマカー

標高1775mのサンモリッツ駅を出発したベルニナ急行は,グングンと高度を上げていく.やがて,ラーゴ・ビアンコ(Lago Bianco)が姿を見せる.

“ベルニナ急行から眺めるラーゴ・ビアンコ(白い湖)”
ベルニナ急行から眺めるラーゴ・ビアンコ(白い湖)

ベルニナ急行はさらに高度を上げて,標高2253mの最高地点にあるオスピツィオベルニナ(Ospizio Bernina)駅を目指す.ここを超えると,列車は高度を下げ始め,やがてアルプグリュム(Alp Grüm)駅に到着する.アルプグリュム駅からは,パリュ氷河がよく見える.

“パリュ氷河とアルプグリュム駅”
パリュ氷河とアルプグリュム駅

高度を下げながら進むと,ベルニナ急行はやがてブルージオ(Brusio)駅に到着する.この駅を超えると,いよいよオープンループ橋だ.ここで列車は360°回転して,高度を下げる.

“オープンループ橋の全景”
オープンループ橋の全景

“オープンループ橋を走るベルニナ急行”
オープンループ橋を走るベルニナ急行

“オープンループ橋をくぐるベルニナ急行”
オープンループ橋をくぐるベルニナ急行

イタリアのティラーノ(Tirano)には12:02着.あいにく,かなり激しく雨が降っている.

“ベルニナ急行で雨のティラーノに到着”
ベルニナ急行で雨のティラーノに到着

スイスからイタリアに入るが,パスポートの確認はなかった.