6月 142015
 

国際会議の発表準備はとても大変だ.6頁程度の論文を執筆しなければならないし,15分程度の発表もしなければならない.そして,数分間の質疑応答にも耐えなければならない.論文執筆と発表準備に費やす時間は並大抵ではない.特に,私の要求水準は非常に高いため,学生には物凄いプレッシャーがかかっているはずだ.そこで,懸命に頑張った学生を慰労するため,国際会議での発表終了後,学生が食べたいものをご馳走することにしている.昨年,アトランタで開催されたAIChE Annual Meetingで学生2名が発表したときは,彼らのリクエストに応えて,地元の最高級ステーキハウスを予約した.今回も,2名の修士課程2回生に尋ねたところ,ステーキを食べたいと即答したので,ウィスラービレッジで有名な高級ステーキハウスHy’s Steak Houseを予約した.通常は発表後に慰労会を開催するが,今回は,学会前夜にウェルカムレセプション,1日目夜にソーシャルツアー,2日目夜にバンケット,3日目夜にアルバータ大学教授の退職記念パーティと予定がビッシリと詰まっているため,学会前々日夜にステーキハウスで食事をすることにした.今回は助教も含めて計4名での食事となった.

“Hy's
Hy’s Steak Houseのテーブルサイドサービス@ウィスラー

ステーキハウスに行けばワインを飲むのに決まっているので,ウィスラービレッジ内のステーキハウスを探したところ,Hy’s Steak Houseの評価が非常に高かったので,ここに決める.当研究室の助教1名と学生2名とを連れて行くため計4名で前日に予約しておいた.

“ウィスラービレッジの有名ステーキハウス
ウィスラービレッジの有名ステーキハウス Hy’s Steak House

流石に高級感のある店構えだ.

窓際のテーブルに案内してもらい,とりあえず,乾杯するためのスパークリングワインを注文する.シャンパンもあったが,折角なので,地元ブリティッシュコロンビア州のスパークリングワインを注文することにした.ワインの良し悪しは全くわからないので,とりあえずお薦めを聞いてみる.すると,地元ワインは2009年が当たり年だとのことで,Blue Mountain Brut Rose 2009を勧められた.ボトルで71CAD(約7100円).これにする.

“地元ブリティッシュコロンビアのスパークリングワイン
地元ブリティッシュコロンビアのスパークリングワイン Blue Mountain Brut Rose 2009 (71CAD) で乾杯@ウィスラー

前菜は,学生1名がシーザーサラダ,その他3名がフレンチオニオンスープ.驚くべきことに,シーザーサラダもテーブルサイドで作ってもらう.手際よく,野菜とドレッシングが混ぜ合わされて,シーザーサラダが出来上がる.

“シーザーサラダもテーブルサイドで作ってもらう@Hy's
シーザーサラダもテーブルサイドで作ってもらう@Hy’s Steak House

“シーザーサラダ@Hy's
シーザーサラダ@Hy’s Steak House

私は,メニューにフレンチオニオンスープがあれば,とりあえず注文するというほどに,フレンチオニオンスープが好きだ.昨年,家族旅行でパリを訪れたときも,長男と一緒に毎日フレンチオニオンスープを食べていた.Hy’s Steak Houseのフレンチオニオンスープも美味しい.

“大好物のフレンチオニオンスープ@Hy's
大好物のフレンチオニオンスープ@Hy’s Steak House

ここで,メインディッシュのステーキに向けて,赤ワインを注文する.やはり,地元ブリティッシュコロンビアの赤ワインにしてみようということで,地元ブリティッシュコロンビアのフルボディの中から勧めて欲しいと伝える.もちろん希望価格帯も伝える必要がある.ワインの味がわかっているわけではなく,芸能人格付けを見る限り,素人にとって値段と味に相関はないことは明らかなので,スパークリングと同じ70CADくらいのものをお願いする.

“地元ブリティッシュコロンビアの赤ワインDesert
地元ブリティッシュコロンビアの赤ワインDesert Hills Mirage 2009@ウィスラー

注文した赤ワインは予想以上に渋みがなく,軽い感じだった.カナダの赤ワインはそういうものなのだろうか.

“ステーキメニュー@Hy's
ステーキメニュー@Hy’s Steak House

さあ,いよいよステーキの登場だ.私は学生1名と共に,HY’S TABLESIDE SERVICEから,2人用シャトーブリアン(Chateaubriand For Two)を注文した.ミーハーなので,テーブルサイドサービスという言葉に惹かれた.

テーブルサイドにガスコンロが設置され,目の前で調理が始まる.

“テーブルサイドでシャトーブリアン(Chateaubriand)の調理開始(2人前99.95CAD)@Hy's
テーブルサイドでシャトーブリアン(Chateaubriand)の調理開始(2人前99.95CAD)@Hy’s Steak House

“カットされるシャトーブリアン(Chateaubriand)と野菜@Hy's
カットされるシャトーブリアン(Chateaubriand)と野菜@Hy’s Steak House

“シャトーブリアンと野菜の盛りつけ@Hy's
シャトーブリアンと野菜の盛りつけ@Hy’s Steak House

アメリカやカナダの普通のレストランでステーキを注文すると,山盛りのポテトと共に巨大なステーキが供される.Hy’s Steak Houseでも,普通にステーキを注文するとそうなる.ところが,HY’S TABLESIDE SERVICEの2人用シャトーブリアン(Chateaubriand For Two)の場合,数種類の野菜がステーキと共に皿に盛り付けられる.これは嬉しい.

“とても美味しそうなシャトーブリアンと野菜@Hy's
とても美味しそうなシャトーブリアンと野菜@Hy’s Steak House

フィレ肉の中でも最高級部位のシャトーブリアンだけに,当然ながら,柔らかくて美味しい.しかも,Hy’s Steak Houseで供されるビーフはカナダを代表するアルバータ牛で,カナダで生産される牛肉のトップ1%のみを使っているとのことだ.

“デザートメニューを頼んで最後までコースを堪能@Hy's
デザートメニューを頼んで最後までコースを堪能@Hy’s Steak House

大きなステーキをいただいた後,これでもうお腹いっぱいではあるけれども,デザートを注文する.学生は大したもので,ステーキを食べた後でも,しっかりとBANANAS FOSTERとCHOCOLATE BOURBON CAKEを注文した.さらに驚くべきことに,そのBANANAS FOSTERもテーブルサイドで調理してもらった.BANANAS FOSTERは,バナナにオレンジやパイナップルのソースをかけたもので,とても美味しかった.CHOCOLATE BOURBON CAKEも濃厚で美味しかった.

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BANANAS FOSTER(14.95CAD)もテーブルサイドで調理@Hy’s Steak House

“とても美味しいBANANAS
とても美味しいBANANAS FOSTER(14.95CAD)@Hy’s Steak House

助教と私はアイスワインを注文した.私が選んだのは,JACKSON TRIGGS “RESERVE” RIESLING ICE WINE 2013.このアイスワインは最高級品で,100点満点の100点を獲得したそうだ.グラスで27.50CADと価格も凄いが,実に美味しい.もちろん,とても甘い.

“豪華なアイスワインリスト@Hy's
豪華なアイスワインリスト@Hy’s Steak House

“最高品質のアイスワイン
最高品質のアイスワイン JACKSON TRIGGS “RESERVE” RIESLING ICE WINE 2013(2oz 27.50CAD)@Hy’s Steak House

大満足のディナーだった.予想通り1人15000円では済まなかったが,みんな十分に満喫してくれたようなので,十分に価値があった.

6月 142015
 

パンパシフィック・ウィスラー・マウンテンサイド(Pan Pacific Whistler Mountainside)1階のパブで朝食を食べた後,この日は,ウィスラー周辺をドライブし,湖でカヌーかカヤックをして,チャカムス湖(Cheakamus Lake)のトレイルでハイキングをしてから,Peak2Peakゴンドラに乗ろうという計画になった.

まずは,ウィスラービレッジからSea to Sky Highway 99をさらに北上して,グリーン湖へ向かう.途中のビューポイントからエメラルドグリーンの湖面を見る.

“グリーン湖@ウィスラー”
グリーン湖@ウィスラー

グリーン湖でもカヌーやカヤックなどができるとのことだったので,湖の近くに行くが,できそうな雰囲気がない.突き当たりにあったロッジの人に尋ねると,この時期(6月上旬)はまだオンシーズンでないため,予約がないと営業しないのではないかとのこと.実際,ウィスラー山では6月7日までスキーをしている.

グリーン湖でのカヌーやカヤックは諦めて,チャカムス湖トレイルを目指す.来た道を引き返し,ウィスラービレッジを通過して,さらに南へ.

“チャカムス湖トレイル出発地点の駐車場まで狭い林道を7kmも進む@ウィスラー”
チャカムス湖トレイル出発地点の駐車場まで狭い林道を7kmも進む@ウィスラー

チャカムス湖トレイル出発地点の駐車場に行くために,「本当にこんな道に入るのか!?」と思うような狭い林道を7kmも進む.本当に大丈夫なのかと心配になる.ところが,駐車場に到着すると,一気に視界が開け,多くの車が駐まっている.ハイキングコースとして人気のようだ.

“Garibaldi
Garibaldi Provincial Parkの駐車場がチャカムス湖トレイルの出発地点@ウィスラー

“チャカムス湖トレイルの出発地点@ウィスラー”
チャカムス湖トレイルの出発地点@ウィスラー

みんな,トイレを済ませて,いよいよハイキング開始だ.チャカムス湖トレイルの出発地点は実に眺めの良いところだが,トレイルを進むと,次々に景色が代わる.草が生い茂っていたり,花が咲き乱れていたり,鬱蒼とした森だったり,大自然に包まれて気分良く歩ける.

“チャカムス湖トレイル(Cheakamus
チャカムス湖トレイル(Cheakamus Lake Trail)@ウィスラー

“チャカムス湖トレイル(Cheakamus
チャカムス湖トレイル(Cheakamus Lake Trail)@ウィスラー

“チャカムス湖トレイル(Cheakamus
チャカムス湖トレイル(Cheakamus Lake Trail)@ウィスラー

“チャカムス湖トレイル(Cheakamus
チャカムス湖トレイル(Cheakamus Lake Trail)@ウィスラー

“チャカムス湖トレイル(Cheakamus
チャカムス湖トレイル(Cheakamus Lake Trail)@ウィスラー

“チャカムス湖トレイル(Cheakamus
チャカムス湖トレイル(Cheakamus Lake Trail)@ウィスラー

“チャカムス湖トレイル(Cheakamus
チャカムス湖トレイル(Cheakamus Lake Trail)@ウィスラー

1時間程歩いて,ようやくチャカムス湖が見えてきた.湖から流れ出る川は綺麗なエメラルドグリーンをしている.湖を眺めながら昼食にする.この日の昼食は,昨日食べきれなかったハムとチーズを使ったサンドウィッチだ.

“遂にチャカムス湖(Cheakamus
遂にチャカムス湖(Cheakamus Lake)に到達@ウィスラー

“遂にチャカムス湖(Cheakamus
遂にチャカムス湖(Cheakamus Lake)に到達@ウィスラー

“美しいチャカムス湖(Cheakamus
美しいチャカムス湖(Cheakamus Lake)@ウィスラー

“美しいチャカムス湖(Cheakamus
美しいチャカムス湖(Cheakamus Lake)@ウィスラー

美しい湖畔でしばらくのんびりとした時間を過ごした後,来た道を戻る.チャカムス湖畔でゆっくりした時間も含めて,往復3時間程度だった.

6月 142015
 

シンガポールから羽田経由でバンクーバーという実に長いフライトを終えて,午後3時頃にバンクーバーに到着.Hertzでレンタカーを借りて,ウィスラーを目指す.Gold Club会員の場合,専用受付で署名だけしてキーを受け取れば,すぐに車で走り出せるのが有り難い.本当はスポーツカーでカナディアンロッキーを駆け抜けたいところだが,学生2名を含む4名の移動で,各自が大きなスーツケースも引き摺っているので,ミニバンしか選択肢がなかった.

“湖や山を見ながら走る
湖や山を見ながら走る Sea to Sky Highway #99@カナダ

バンクーバーからウィスラーまでは,約120kmで2時間.”Sea to Sky Highway”と呼ばれるHighway 99を走るだけだ.一度Highway 99にのってしまえば,迷いようもない.日中であれば,湖や山を見ながら,快適なドライブを楽しめる.

“バンクーバー市街を飛行機から眺める@カナダ”
バンクーバー市街を飛行機から眺める@カナダ

バンクーバー国際空港はバンクーバー中心部の南西にあり,目的地であるウィスラーはバンクーバーの北にあるため,まずはバンクーバー中心部を縦断する.平日夕方の帰宅ラッシュのためか,郊外へ向かう道路が特に渋滞している.

“橋を渡ってバンクーバー市街へ@カナダ”
橋を渡ってバンクーバー市街へ@カナダ

“平日夕方なので郊外へ向かう道路は渋滞@カナダ”
平日夕方なので郊外へ向かう道路は渋滞@カナダ

バンクーバー中心部を縦断し,スタンレーパークを過ぎると,大きな吊り橋 Lions Gate Bridge が現れる.この橋を越えると,いよいよバンクーバーともお別れだ.と言っても,車で縦断しただけだが.

“吊り橋を渡ってバンクーバーからウィスラーへ@カナダ”
吊り橋を渡ってバンクーバーからウィスラーへ@カナダ

“Sea
Sea to Sky Highway 99でバンクーバーからウィスラーへ@カナダ

バンクーバーからSea to Sky Highway #99をウィスラーへ向かってしばらく走ると,緑色の湖や冠雪した山が見えてくる.いかにもカナダらしい景色だ.

今回借りたミニバンは北米トヨタのSiennaだった.予約時にはDodge Grand Caravanか同等クラスということだったので,日本では乗る機会のないDodgeを期待していたが,Siennaも日本では見ない車なので良しとしよう.

“レンタカーはミニバンTOYOTA
レンタカーはミニバンTOYOTA Sienna@カナダ

“Murrin
Murrin Provincial Parkに立ち寄る@カナダ

“ロッククライミングをする人達@カナダ”
ロッククライミングをする人達@カナダ

途中,Murrin Provincial Parkという公園に立ち寄る.この公園の大きな岩壁ではロッククライミングに興じる人達がいた.また,湖では泳いでいる人達もいた.水は冷たく,この水温で泳ぐのはちょっと信じられない思いだ.

ウィスラーまでの道はまだまだ続く.再び車に乗って,Sea to Sky Highway #99を北上する.

“もうすぐウィスラー@カナダ”
もうすぐウィスラー@カナダ

結局,公園でゆっくり過ごすなどしたため,3時間程かけて,ウィスラーのホテルに到着した.宿泊は,パンパシフィック・ウィスラー・マウンテンサイド(Pan Pacific Whistler Mountainside).ここも豪華ホテルだ.

6月 142015
 

コタキナバルからのフライトでシンガポールに到着し,AMOY by Far East Hospitalityホテルにチェックインした後,National University of Singapore (NUS)の研究者と会う.随分と昔から付き合いのある研究者で,彼がスーパーバイザーを務める学生の学位審査外部委員を引き受けるなど,色々と交流がある.

毎回シンガポールに来るたびに,シーフードレストランに連れて行ってもらっている.ダウンタウンより東のEast Coastにあるシーフードレストランに行くことが多かったが,今回はNUSに近いOld Turf Cityへ.Old Turf Cityはシーフードレストランが密集している建物で,East Coastよりも新鮮なものを安く食べられるというので,最近のお気に入りらしい.ランチにもよく来ると言っていた.

“今日のチリクラブはお前に決めた!@Owens
今日のチリクラブはお前に決めた!@Owens Seafood Restaurant

今回連れて行ってもらったレストランは,Old Turf CityのOwens Seafood Restaurant.最近お気に入りのレストランらしい.たくさんある生け簀から夕食を探す.私では何が何やらサッパリわからないので,すべてNUSの友人にお任せだ.友人が蟹や貝をビシビシ指差していく.すると,店員が次々と生け簀から取り出していく.おぉ−,お前が今日のチリクラブかペッパークラブになるんだな.

“シーフードレストランが集積するOld
シーフードレストランが集積するOld Turf City@シンガポール

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Old Turf CityのOwens Seafood Restaurant@シンガポール

“生け簀には牡蠣,蟹,貝,魚がいっぱい@Owens
生け簀には牡蠣,蟹,貝,魚がいっぱい@Owens Seafood Restaurant

ここでもタイガービールをいただきながら,まずは,牡蠣を食べる.どんな食べ方がいいかと聞かれ,生牡蠣とチーズの2種類を選んだ.生牡蠣はレモンを搾って食べる普通のスタイルだが,牡蠣のチーズ焼きは初めて食べる感じだった.もちろん,ボストンなどアメリカでも様々な種類の焼き牡蠣が食べられる.しかし,このチーズ焼きは初めてだ.チーズが濃厚で,とても美味しかった.

“生牡蠣@Owens
生牡蠣@Owens Seafood Restaurant

“牡蠣のチーズ焼き@Owens
牡蠣のチーズ焼き@Owens Seafood Restaurant

バンブーシェルも非常に美味しかった.後からツイッターで,これは馬刀貝(マテガイ)だと教えてもらった.大きな貝なので,見た目が強烈だが,実に美味しい.友人が言うには,新鮮なバンブーシェルを出せる店は少なく,特にこの味を出せる店はここしかないとのことだった.一度,奥さんが調理に挑戦したが無理だったそうで,それ以来,ここに食べに来るそうだ.

“バンブーシェル(馬刀貝,マテガイ)@Owens
バンブーシェル(馬刀貝,マテガイ)@Owens Seafood Restaurant

“カリカリの海老フライ@Owens
カリカリの海老フライ@Owens Seafood Restaurant

そして,シンガポールのシーフードと言えば,チリクラブとペッパークラブを忘れてはいけない.これを食べずにシンガポールを去るわけにもいかない.もちろん,今回もいただいた.立派な蟹だ.そう,先程,生け簀から取り出された奴だ!

“シンガポールと言えばチリクラブ!@Owens
シンガポールと言えばチリクラブ!@Owens Seafood Restaurant

“これぞペッパークラブ!@Owens
これぞペッパークラブ!@Owens Seafood Restaurant

最後はデザート,巨大なマンゴープリンとフルート盛り合わせ.もうお腹一杯です.大満足です.ありがとうございました.

“巨大なマンゴープリン@Owens
巨大なマンゴープリン@Owens Seafood Restaurant

“フルーツ盛り合わせ@Owens
フルーツ盛り合わせ@Owens Seafood Restaurant

NUSの友人にホテルまで送ってもらい,短いシンガポール滞在は終了.

6月 142015
 

マレーシアのコタキナバルから,カナダのウィスラーへ向かう途中,シンガポールで一泊した.シンガポールのホテル代は途方もなく高い.1泊1万円程度では並みのホテルに泊まることはできない,このため,どうせそれだけ支払うなら,高級ホテルに宿泊しようと思えてしまう.そういうわけで,これまでの滞在では,インターコンチネンタルホテルやマンダリンオリエンタルホテルに宿泊した.いつも1人なので割高ではあるが,インターコンチネンタルホテルのクラブフロアではカクテルが飲み放題だし,マンダリンオリエンタルホテルの接客も素晴らしい.

今回は1泊だけということもあり,そこそこの価格で,口コミ評価の抜群に高いホテルを選ぶことにした.いろいろ検索していると,空港からホテルまでの無料送迎サービスがついているホテルを見付けた.評価も高い.そのホテルがチャイナタウンに近いAMOY by Far East Hospitalityホテルだ.

“ウェルカムドリンクで迎えてくれるAMOY
ウェルカムドリンクで迎えてくれるAMOY by Far East Hospitality@シンガポール

チャンギ空港のバゲッジクレームを出ると,名前を書いたカードを持った運転手が出迎えてくれた.今回は,学生がチェックイン日を間違えて予約していたため,私が送迎車の手配を依頼したときには4人分を確保できないと言われた.このため,その後の訂正は学生に任せておいたところ,結果的に送迎車の手配が3名分しかできておらず,空港で私が交渉する羽目になった.英語力もさることながら,確認作業を徹底してできないことと,問題の影響を想像できないことが問題点だ.今回の経験が役立つことを願う.

なお,私は送迎車両の運転手に,私がホテルに送付したメールの文面を見せて,「この通り確かに4名分の送迎を依頼してあるので,4人をホテルまで送るように手配してもらいたい」と告げ,運転手はその通りにしてくれた.元々,アウディ1台で来てくれていたところ,メルセデス1台を追加で呼んでくれた.私と学生1名がそのメルセデスでホテルへ向かう.

“空港からホテルへの送迎はメルセデスとアウディの2台@シンガポール”
空港からホテルへの送迎はメルセデスとアウディの2台@シンガポール

AMOY by Far East HospitalityはFAR EAST SQUAREにある.送迎車がFAR EAST SQUAREに到着すると,既にホテルスタッフが道路沿いで待ち構えていて,我々をホテルに案内してくれた.周辺には多くのレストランがあり,MRT駅もすぐ近くにあって,とても便利そうだ.

“FAR
FAR EAST SQUARE@シンガポール

中華風の細長いエントランスを通り,ホテルのロビーに行く.

フロントでは,アルコールフリーの見た目カクテルなウェルカムドリンクを飲みながら,チェックインを行う.担当してくれた女性は,送迎車の手配に齟齬があったことを詫び(こちらにも落ち度があった),ホテルのサービスについて説明した後,観光や食事について色々とアドバイスしてくれた.こちらの質問にも丁寧に答えてくれて,ホテル名の通り,ホスピタリティが行き届いている.

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AMOY by Far East Hospitalityのエントランス@シンガポール

チェックインが済むと,道路まで迎えに来てくれていた男性従業員が,部屋まで案内してくれた.エレベーターを降りると,客室フロアは漢字で溢れていた.各客室の名称も漢字1文字になっている.面白い.

“漢字だらけのホテル内部@AMOY
漢字だらけのホテル内部@AMOY by Far East Hospitality

シングルの客室は,広くはないものの,木の感じが素敵で清潔感がある.設備は十分に整っており,エスプレッソマシンもある.ミニバーのビールやジュース,スナックはすべて無料だ.今回の宿泊ではカールスバーグ1缶だけいただいた.

“清潔感のある機能的な客室@AMOY
清潔感のある機能的な客室@AMOY by Far East Hospitality

“ミニバーのビールやジュース,スナックはすべて無料@AMOY
ミニバーのビールやジュース,スナックはすべて無料@AMOY by Far East Hospitality

朝食は1階ロビー横の日本食レストラン(?)で.入口近くには「佐賀牛」の旗が立てられており,農協も頑張っているようだ.このレストランには寿司メニューもあった.朝食はビュッフェスタイルで,やや中華風といったところか.

“ホテルの朝食レストラン@AMOY
ホテルの朝食レストラン@AMOY by Far East Hospitality

“ホテルの朝食レストラン@AMOY
ホテルの朝食レストラン@AMOY by Far East Hospitality

“やや中華風の朝食@AMOY
やや中華風の朝食@AMOY by Far East Hospitality

チェックインした後,National University of Singapore (NUS)の研究者に会いに行き,シーフードレストランで食事をして戻ってくる間に,ベッドの上にメッセージカードが置かれていた.

“メッセージカード@AMOY
メッセージカード@AMOY by Far East Hospitality

実は,NUSの研究者に会いに行くためにタクシーを捕まえようとしたのだが,夕方のラッシュアワーで外では全く捕まえられず,ホテルに戻ってタクシーを呼んで欲しいと依頼したところ,やはり難しく,チェックイン時に対応してくれた女性と男性が20分ほど電話をかけまくってタクシーを手配してくれた.

タクシーが捕まえられると,そのフロントの女性はホテルの外まで一緒に来てくれて,我々がタクシーに乗るのを見届けてくれた.このように何をするにも精一杯の対応をしてくれているという感じにとても好感を抱いた.このため,チェックアウト後に,ホテルにその女性の名前を挙げて,素晴らしいサービスに満足したとメッセージを送っておいた.

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夜のFAR EAST SQUARE@シンガポール

シンガポールからカナダに向けて出国する朝,朝食の後,大型車で4人を空港まで送ってもらった.

今回シンガポールで宿泊したアモイホテル(AMOY by Far East Hospitality)は朝食込みで3万円超だった.安いホテルではないが,シンガポールでなら無茶苦茶に高いわけでもなく,立地も良く,サービスも素晴らしいので,また泊まりたいと思うホテルだ.

6月 142015
 

コタキナバルでの最後の夜は,人気店で肉骨茶(パクテー,Bak Kut The)を食べることにした.

学会終了後,ステラハーバーリゾートのシャトルバスに乗ってコタキナバル市街へ向かおうとしたが,パシフィックステラホテルからコタキナバル市街に向かうシャトルバスが全然来ない.来ないならタクシーで行っても安いので,コンシェルジェで「いつ来るの?」と尋ねると,どこかに電話をかけて「バスが故障して,今確認しているところだから,どれだけかかるかわからない」と言われた,まさにその時にシャトルバスが来た.この人は,一体,どこの誰と連絡していたのだろうか?と不思議に思いつつも,これが安定の30分遅れマレーシア時間なのだと妙に納得.

“地元客で溢れる肉骨茶(パクテー,Bak
地元客で溢れる肉骨茶(パクテー,Bak Kut The)の店@コタキナバル

肉骨茶(パクテー,Bak Kut The)は,マレーシアの名物料理としてガイドブックに紹介されているが,ぶつ切りにした豚のあばら肉や内臓肉を,漢方薬と醤油で煮込んだ料理のことで,中国人がマレーシアに持ち込んだとされる.「地球の歩き方」と「るるぶ」の両方に行列のできる人気店として紹介されている「シンキーパクテー」という店を目指す.気になるのは,2つのガイドブックに書いてある定休日が異なることだ.いずれかが間違っているに違いない.しかし,今日はそのどちらでもないから大丈夫だろう.

“ガイドブック推奨の肉骨茶店は閉店@コタキナバル”
ガイドブック推奨の肉骨茶店は閉店@コタキナバル

・・・と考えるのは甘かった.「シンキーパクテー」はシャッターが降りていた.どれだけ役立たずのガイドブックなんだと思いながら,周囲を見渡すと,2軒隣の店の親父が「パクテー?」とか尋ねてきた.その店内を覗いてみると,確かに多くの客がパクテーを食べている.しかも,地元の人達らしい客で店は一杯.満員御礼だ.これは当たりかも,と思い,その店に入る.というか,店内は一杯なので,店外の「シンキーパクテー」の前に置かれたテーブルに座る.ある意味,目的地に来たわけだ.

“肉骨茶など夕食@コタキナバル”
肉骨茶など夕食@コタキナバル

とりあえず,タイガービールを注文する.パクテーにも種類があるのか,スープのとスープじゃないのとがあるという説明だったので,両方を注文する.ガイドブックにはパクテーはスープだと書いてあるので,スープのは外せない.スープじゃないのは一体何なのか.

テーブルに運ばれてきたパクテー2種を食べてみる.スープの方は日本人に合う味で非常に美味しい.スープじゃない方は,黒色でなんだこれって感じだが,辛めの味付けで美味しい.そして何よりビールに合う.両方共に美味しかったので,両方お代わりした.

“しばらくすると行列ができた@コタキナバル”
しばらくすると行列ができた@コタキナバル

パクテーのお代わりを注文する頃には,店の外に行列ができていた.安くて美味しいパクテーの人気店なのだろう.タイガービールもガンガン飲んで,大満足のマレーシア最後の晩餐となった.

この夕食の前に,お土産を探しに,近代的なショッピングモールに立ち寄った.コタキナバルには複数の大型ショッピングモールがあるが,地元庶民向けの雑然とした東南アジアらしいショッピングモールと,アメリカ風の近代的なショッピングモールがあり,外装も内装も雰囲気も全く異なる.

“近代的なショッピングモール@コタキナバル”
近代的なショッピングモール@コタキナバル

巨大な吹き抜けが印象的な,その近代的なショッピングモールの入口近くに出店しているブランド店がCOACHだった.LOUIS VUITTONやGUCCIといった欧州系高級ブランドの店舗はない.アパレルだとMANGOなどはあった.

“ショッピングモール内の巨大空間@コタキナバル”
ショッピングモール内の巨大空間@コタキナバル

とりあえずショッピングモール内を一通り歩いてみる.いくつか興味深い店があったので,紹介しておこう.

1つ目は「REJECT SHOP」だ.研究者の立場からは,凄くインパクトのある名前に衝撃を受ける.”Reject”というのは,学術雑誌(ジャーナル)や国際会議に研究論文を投稿したとき,「この研究論文は出来が悪いので採録できない」と突き返されることを意味する.

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REJECT SHOP@コタキナバル

2つ目は「100¥enショップ」だ.アメリカにも1ドルショップがあるなど,海外でも凄く珍しいわけではないが,店内に入って衝撃を受けたのは,まったく100円ではない商品しかないということだ.一部商品が100円ではないのではなく,100円前後の商品がない.これで店名が「100¥enショップ」とはどういうことだ.適当臭いにも程がある.

“100円の商品なんて存在しない100¥enショップ@コタキナバル”
100円の商品なんて存在しない100¥enショップ@コタキナバル

そんなこんなで,マレーシアのショッピングモールと美味しいパクテーを満喫して,タクシーでパシフィックステラホテルに戻った.タクシー代は15MYR(約500円).

“ロビーラウンジで生演奏と歌を聴きながらカクテルをいただく@ステラハーバーリゾート”
ロビーラウンジで生演奏と歌を聴きながらカクテルをいただく@ステラハーバーリゾート

ステラハーバーリゾートの五ツ星ホテルで寝るのも今夜が最後ということで,ロビーラウンジで生演奏と歌を聴きながら,カクテルをいただく.学生2名がリクエストした曲も歌ってもらい,大満足して部屋へ戻る.パッキングして,いよいよマレーシアを後にする.